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【クチコミ・感想】
2.世界のグローバリゼーション下で、被害者であるアジアとブラジルを通底させる試みの作品だろう。偽ブランド商品が大量に売られるブラジルで、「この安い価格のうしろには20億の奴隷のようなアジア労働者がいる」と。アマゾンのジャングルとアジアのジャングルが連結し、あたらしい再生の磁場となる。 そのストーリーだけでなく、映画表現としてもアジアとブラジルを通底させようとする演出が面白い。つまり、アジア映画の方法とブラジル映画の方法をちりばめる。アジア映画もブラジル映画もあまり観ていないわたしなどにはわからない部分もあるだろうけれども、若干、「ちりばめただけ」という印象は受ける。 今の観客がすぐにわかるブラジル映画といえば「シティ・オブ・ゴッド」だろうし、その影響ももちろんある。日本映画へのパスティーシュももちろん。しかし、ブラジル映画ならグラウベル・ローシャ監督の「アントニオ・ダス・モルテス」(この作品の中で使われていた音楽が、この「プラスティック・シティ」でも使われている!)、アジアならタイの監督アビチャッポン・ウィーラセクタンの「トロピカル・マラディ」(虎と密林)などの映画が容易く観ることの出来ない状態で、いきなりこの作品だけ一般公開されたりDVDリリースされたりしても、この作品の根本の部分は伝わらないのではないのか?と、危惧する(わたしだってわかっちゃいない)。 【keiji】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-17 14:39:32)
1.舞台となる街の無国籍なごちゃまぜ感がいい雰囲気を出していて、オダギリジョーがまたその雰囲気にうまく溶け込んでいていいなと思って見てたんだけど、雰囲気がいいだけでいまひとつノレなかった。妙に浮いたシーンがあって、それは決闘シーンというか、チャンバラシーンなわけなんだけど、それまでの空気を一切排除した独特の世界観でこのチャンバラシーンを描いていて、「他から浮く」ということ自体はすごく好みな展開ではあるんだけど、それが魅力的な「浮き」じゃなく、それどころか「夢」と誤解されかねないヘンテコなシーンとなってしまっている。記憶が定かでないんだけど、スローモーション使ってなかったっけ。そのせいもあると思うんだけど。あと、後半になってくるとシーンごとがぶつ切りで、ストーリーというより「詩」っぽくなってきて、それも悪くないんだけど、最初からストーリーに拘らない寓話性を露呈させるか、もしくは反対に後半の寓話性をもっと色濃くして前半をおもいっきり置いてきぼりにするかしてくれたほうが個人的にはノレたような気がする。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-01-20 15:46:31)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
3人 |
平均点数 |
6.33点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 1 | 33.33% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 2 | 66.67% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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