みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
12.どうも主人公が好きになれず他人事のような印象だったけど、奥さんがいい人だったので、この家族には多少同情できた。 Xboxの件でガツンと来て泣いてしまったんだけど、そのタイミングで主人公にも変化が表れたので、なんだか急に感情移入しちゃって、後半はとても爽やかな気分で観賞できた。 ラストはどっちの道に進むのが正解なのか悩ましい感じもあったけど、向いてないんじゃ仕方ないよね。 仕事が成功するのかどうかはよくわからないけど、苦労したことで以前より良い仕事が出来そうな気はした。 自力で人生を切り開くんじゃなくて、周りの人たちの助けを借りて、なんとか再出発した感じだけど、変なプライドを持ち続けるよりは助けを求めるのも大切なことですね。 【もとや】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-07-06 16:23:03) 11.えらく豪華なキャスティングに期待が高まりますが、味付け自体が全体的にとてつもなく薄味で、そつなくまとめることだけを優先してしまった感じで(それなら、作中で批判している重役陣のやり方と一緒ではないか)、演技がどうこうという場面は特にありません。ただし、唯一光る存在感を見せていたのは、中心の4人ではなく、アフレックの奥さん役のローズマリー・デウィット。この人が登場するたびに、作品が墜落を免れて何とか一本の筋を保っている。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-30 23:18:18) 10.会社を解雇される人たちのお話が並行して描かれます。もちろん解雇されたら誰だってシャレにならないけれど、エリートである程、立場が上である程、その落差も大きくなる。中心的に描かれるのは、真っ先に解雇される中堅社員。演じるはベン・アフレック、冴えない役をやらせたら天下一品ですね。この時点で閉塞感バリバリの実に身につまされる作品が約束されております。奥さんや子供たちがしっかりしているが故に(だからこそ主人公もホントはもっとしっかりしなければならないが故に)切羽詰まった辛さが滲み出てます。中盤、主人公が家中のガラクタを出してきて妻の前で弱音を吐く場面で、ただでさえ曇った主人公の顔にはさらに木陰がかかり、ドヨ~ンとしているのに対し、涙を浮かべて彼の顔を見上げる妻の顔には明るい光が当たっていて、勇気づけられるのですね。いいシーンです。いい奥さんです。で、その後どうなるかってえと、脇役のケヴィン・コスナーが美味しい役柄を持って行っちゃうのですが(笑)。結局のところ、不安の現代に生きる我々、大きな成功を手にせず小さな不安の数々を抱えて生きるか、成功を手にしてひとつの巨大な不安を抱えるか。このラストがハッピーエンドと言えるか否かは、価値観にもよるし、気の持ちようにもよる訳で。そういう意味では、主人公がどんな選択をしようと、ハッピーエンドにでも何にでもなり得る、ということですな。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-30 17:02:09) 9.切実な映画でした。日本では巧く作れないだろうなとも思いました。日本だと、就活生の問題をおしゃれに演出しちゃったり、逆に失業を必要以上に陰惨に演出したりとバランスとれないだろうなあ。登場人物の心境をうまく演出しているのには感心しました。特にベンとトミーリー。ラストはちょっとハリウッド的。意外に良作だったと思いました。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-18 12:05:43) 8.こういうビジネスのシビアな世界を撮らせると、やっぱりアメリカは上手いね。でももうひとひねりあっても良かったか。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-17 23:51:29) 7.不安定な世の中、一抹の不安は誰にもあるのかもしれない、特にリーマンショック後は。ベン・アフレックが演じるところではまだその不安がとても薄かった時期からなので、ショックの度合いやローンがたんまりの家を守ろうと見栄を張るところはとても現実味がありました。ラストは少しは期待もさせておかないと、というところでしょうか。実際はそうもいかない人が大半だったのでは・・・ 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-20 17:11:09) 6.タイトルを直訳すると「会社員」だろうか。リーマンショック後の大不況をモチーフに、職と人生とを照らし合わせた物語。「真剣に仕事する男」が1番凛々しく色っぽいと思っている私にはちょっとホクホクできる作品。用はそれだけプライドを持って仕事しているからなんだろうけど、そのプライドで空回りする姿も映されちと辛い。食べてくために、明日また目を覚ましたら立ち上がるために頑張ろうって、無職夫を怒鳴ることなく一貫し見守り、自分の出来ることをやり続ける主人公の奥さんがステキだ。地味で厳しい現実的な時間のなかに、ほんの少し存在する煌めきを発見できた。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-02 18:08:23) 5.個人のパフォーマンスが芳しくなかったり、業界の景気状況が悪化したりすれば簡単にクビを切られる世界で働く身としては、他人事とは思えない映画でした。MBA持ちで30代にして大企業の部長を務める主人公が、リーマンショックの影響によって呆気なくクビに。主人公に非があったわけではなく、部門の統廃合によって運悪く余剰人員の一人となってしまったという点が同情を誘います。そして、リストラ後に繰り広げられるのはサラリーマンにとっての地獄絵図。「自分にはまともな学歴と職歴があるし、きっとすぐに再就職先が見つかるはずだ」という見当は外れて無職の期間がどんどん長引き、親や子供、親戚やご近所さん達にも自分が無職であることが知れ渡ります。家族には迷惑をかけまいと思っていても月々の支払いは容赦なく迫り、家や車を手放すことに。空気を読んだ子供達が家計に気を使うに至っては、申し訳なさと情けなさで胸が張り裂けそうになります。親戚に頭を下げて仕事をもらっても不慣れな作業にはまったく馴染めず、不甲斐なさと自己嫌悪はさらに増長するのみ。観ている間中、こちらまでが胃の痛むような思いをさせられました。。。 監督のジョン・ウェルズは主にテレビ界で活躍してきた人物であり、中でも『ER』では長年に渡って脚本・監督を務めてきました。テレビで培った構成力やリサーチ力は長編デビュー作である本作においてもいかんなく発揮されており、リストラサラリーマン達の姿は驚くほどにリアルです。さらに、個人の物語をメインとしながらも時事的な大企業批判もうまく織り込んでおり、その構成力の高さには舌を巻きます。本作は非常に上質なドラマだと思います。その一方で映画的な抑揚に欠ける点もあり、悪い意味でもテレビ的な面が出てしまったことが残念です。サラリーマンにとっては身近な話であっても、主婦や学生さん達が本作を観てどの程度感情移入できるのかについては疑問が残ります。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-09 01:19:49) 4.会社で働く人たちの現実を丁寧に突いた佳作です。リストラは日本でもアメリカでもそう変わらないんですね。日本だとハ○ーワークという存在が欠かせませんが…。ただし、ベン・アフレック演じる主人公が優秀な人材だと感じる部分がなくて共感し辛かったです。脇を固める俳優陣はしっかりしているのに、勿体にない。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-11 21:19:06) 3.シリアスで、リアルな演出..良作ですね..でも、アメリカの製造業(軍事以外)は、終焉を迎えたと思ってたけど..あの結末で、明るい未来はあるのか?少し不安です... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-09 12:51:34) 2.身につまされる映画。。。曲がりなりにも会社の中枢にいる自分は、社員の解雇は最後の最後の手段だと思う。ただ自分を含めてそういう状況になった時には、、、くだらないプライドは捨てて、人として胸を張った生き方をしたいものだ。そういう強い自分でありたいです。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-08 02:43:09) 1.豪華俳優陣の群像劇。しかし見た後に感動したり、やる気が満ち溢れるような映画ではありません。ただ、突然のリストラにあった人々の焦燥感がすごく伝わります。プライド、自信、責任、威厳、信頼、そういったものが仕事を失っただけですべてゆらぎはじめる感じ。精神的にタフな人にはぬるすぎる映画かもしれませんが、リストラでなくても何かで挫折したことがある人なら、胸に穴が開くような辛さを覚えるはずです。 【ronronvideo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2011-09-28 08:06:17)(良:1票)
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