みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.2011年公開って、10年前の作品ですか。 観よう観ようと思いなから・・・やっと観ました(笑) これは、なかなか曲者なCGアニメですね。 カメレオンが主人公ながら、けっこう本気のマカロニ・ウエスタン・パロディ。もちろん、ランゴ (Rango)は『続・荒野の用心棒』の主人公 ジャンゴ (Django)のパロディ。マカロニ・ウエスタンって何が面白いの?って人には、たぶんウケない。 時の流れを描きつつも笑いの癖が強くて、シュールと言うか、モンティ・パイソン的な《知性と馬鹿のスープ》のような色があり、唐突なおふざけ、演出のしつこさ、薄汚いキャラデザイン、さらに、精神世界描写、メタ視点を含んだセリフ等々、それを笑えるか否かで評価が分かれるかと。 わたしは「大傑作だ!」と思いました(笑) アニメーション制作は、なんとILM!それっぽい○○戦シーンまであってサービス満点。 脚本のジョン・ローガンは、アカデミー賞に3度ノミネートされた人(グラディエーター、アビエイター、ヒューゴの不思議な発明) 音楽は、ご存知 ハンス・ジマー メイン・キャラの声の出演は ランゴ:ジョニー・デップ(日本語吹替:平田広明) 牧場主ビーンズ:アイラ・フィッシャー(マメータ:東條加那子) 少女プリシラ:アビゲイル・ブレスリン(宇山玲加) 町長:ネッド・ビーティ(玄田哲章) ロードキル(ビー・キルド?):アルフレッド・モリーナ(山路和弘) 死神ジェイク:ビル・ナイ(多田野曜平) 西部の精霊:ティモシー・オリファント(多田野曜平) ↑ ここツボですね。 これはやはり、ストーリーよりもノスタルジー映画と見るべきでしょう。 マカロニに限らず色んな映画のオマージュだらけなので、映画通ならきっと楽しんで観れるはず。 あと、大した事じゃないけど、米アカデミー長編アニメ賞受賞作品でしたね。 【墨石亜乱】さん [DVD(吹替)] 8点(2021-05-12 23:34:00) 5.極端にデフォルメされたキャラクターなのに質感が群を抜いて素晴らしかった。もうこれだけで見る価値ある。コマ送りして見たい。 ただ、ストーリーは、完全にいわゆるハリウッドメソッドの典型のような物語。 それはいいのだが、主人公が最後の試練を乗り越えるきっかけと切り札がいずれも弱く、どんでん返しの意外性もなく、十分なカタルシスが得られない。 見せ場だけでぐいぐい押すのはやはり弱い。 ハリウッドメソッドで行くなら行くで、脚本を徹底的に練るべきだった。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-12 18:06:49) 4.アニメーションと実写の“境界線”はいよいよあやふやになってきている。 砂漠に生息するありとあらゆる生物をデフォルメしたキャラクターたちが、縦横無尽に動き回る明らかにアニメーションでしか表現が出来ない映画世界を観ながら、「ほんとにアニメ?」と圧倒的な映像に唖然とした。 “渇き”と“潤い”、この相反する二つの要素が、この作品における核心で、その表現のクオリティーの高さが圧巻だったと思う。 ストーリーとしては、ある意味真っ当な「西部劇」であり、映像世界の革新さに反して目新しさがあるわけではなかった。 序盤の世界観の説明的なくだりは、やや冗長な感じもあり、全体的にもう少しタイトにまとめてくれた方が観やすかったとは思う。 主人公のカメレオンは、“カメレオン俳優”気質というキャラクター性も含め、声を担当したジョニー・デップそのものだった。 昨今のアニメーションの技術は凄まじいので、声を演じる俳優の“演技”が、そのままアニメのキャラクターに反映されるということを改めて感じた。 監督が、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの監督ということもあり、主人公のキャラクターが“ジャック・スパロウ”と似通い過ぎているとも感じたが、徐々に今作ならではのキャラクターとして成熟していき、魅力的になっていったことは良かった。 充分に面白い娯楽映画に仕上がっていることは認める反面、あと一歩乗り切れない感じが残った。 それは、「西部劇」という映画のジャンルそのものが、アメリカ人の精神に深く根付いているものであり、よほどそのジャンルに精通していなければ異人には完全に理解し難い要素が多分になるのではないかと思えた。 最後にもっとも残念だったのは、“西部の精霊”について。 あれほど“モロ”なキャラクター描写をするならば、何とか「ご本人」の出演を実現させてほしかった。 大きなリスペクトを伴ったパロディなのだから、出演交渉はそれほど難しいことではなかったと思うのだが……。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-25 16:32:47) 3.アニメーションは綺麗だし、 視覚的にはそこそこ面白い。けど、ストーリーが凡庸で、盛り上げ方や、キャラクターの使い方がうまくない。そもそも吹替で見るのは邪道だったか。ちょいちょい関西弁が入ってきて、シュールさを無理やりだしてくるのも寒い感じになってたし。 【すべから】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-06-16 15:43:12) 2.これはいい西部劇ですね。 序盤は意味不明な展開でどうなることかと思ったけど、ヒロインが登場した辺りから面白くなってきた。 リアル系のキャラにちょっとグロテスクな印象を受けたけど、慣れてしまうと意外といいキャラに思えてきます。 ストーリーとしては平凡なのかも知れないけど、コミカルな台詞と派手なアクションで飽きさせませんね。 それにしても、最近のCGアニメのクオリティの高さにはほんと驚かされます。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-04-30 19:08:21) 1.主役は水槽育ちのカメレオン。カメレオンだけあって、七変化というか場に応じたキャラに変化したり軽妙なやり取りが割と面白かったです、デップもジャック・スパロウのような声色変化が見事。エモーション・キャプチャーで演じた俳優の動きを取り込んで作られたそうですが、役者が実際に演じているトコも見てみたいかな。 色んな動物が住み着いている町もキャラが立ってていい感じで、酒場はスターウォーズのようだった。これくらいのリアルな質感を持った映像でCGアニメを作られちゃうと、もはや何でもできるんだろうなぁ、と思います。音楽からキャラまで歴代西部劇作品への愛を感じましたね。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-11-20 22:01:45)
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