みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.単純にモテる男が女性を取っ替え引っ換えするラブストーリーだと思うなかれ。 一見軽いタッチでゆったり進んで行くが、そこには残酷なほどの悲しさと孤独が潜んでおり、なんとも独特の世界観であった。 普通ならこんなにモテてイケメンな主人公ユキヒコは嫌味に感じるかもしれないが、全然そういった感じを受けないのも不思議である。その要因の一つは、どこか捉えどころのないユキヒコの性格にあると言える。元カノが家に来てるというのに、現在付き合い始めた彼女を家にあげて自ら修羅場を作ったり、いつの間にかマンションの隣の部屋の人と恋に落ちたり。なかなか通常では理解しがたい行動が多く、目が離せない。本人は普通の結婚を望んでいるが、女の子の方から去って行ってしまう。彼女達にとってユキヒコは自分を満たしてくれる都合のいい存在でしかないのだろう。だからユキヒコは常に愛に飢えている。例え幽霊になっても・・・。 とにかく、役者達の演技も皆素晴らしく世界観も独特なのでオススメです。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-08-24 21:43:42)(良:1票) 2.正直言って中身は無いに等しいけど、これだけいい女優を揃えられてしまうと低い点数は付けられない。 それぞれの可愛い仕草を見てるだけで幸せな気分になれる。 竹野内豊の嫌味の無いキャラも良かったと思う。 常時モテキ状態も納得のいい男でした。 あと、猫も可愛かった。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-01-22 18:09:46) 1.パンフレットにも裏話として書かれているが、竹野内豊が中村ゆりかの前に現れる シーンの庭を渡る風は偶然のものらしい。その特長的なロングテイクの中に奇跡的に 吹き渡る風のざわつきの感覚が非常にいい。 ショットの中に立ち現れる、作り手も予期しなかっただろう風物・生物のアクション、リアクション。それら偶然の産物が映画を充実させている。 中村ゆりかの飼っている犬、成海璃子らが飼っている猫のユニークな動作とタイミング の絶妙なことといったらない。 楽団の演奏の何ともとぼけた感じと、それを手前で聞いている中村の緩い反応なども ユーモラスだ。 一方で構図取りは非常に厳格である。 マンションのエレベーターやオフィス玄関の自動ドアや階段の昇降。 そこでの人物の出し入れが巧い。 求心的な構図から一転、ビスタサイズを目一杯使って二者、三者をフレーム両端まで配置してみせたりもするので、見る側も気合が入る。 その上でのラストのクロースアップと涙はただただ清らかだ。 劇中の映画ネタ、ご当地ネタはご愛嬌。坂道の数々や堤防越しの水平線がよく撮れている。 投稿後、『群像』の映画時評を確認。真似たわけではないので。念のため。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 8点(2014-02-19 23:48:47)
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