みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.映像化不可能とされていた綾辻行人の「十角館の殺人」がドラマ化されるということで話題になっているらしい。 近年の日本のミステリーは叙述トリックを使用したものが多いので、基本的に映像化は困難なところをあえて映像化にチャレンジする映画人も結構いるようです。 そんな作品を観てみると、やはりこれは本当に映像化不可能だったんだなって感想になることがほとんどです。 イニシエーションラブは映像化に成功した希有な例とも言えるのではないでしょうか。 しかもその映像化を可能にしたテクニックというのが、たった一言、「俺あっちゃんのために痩せるよ(実際は、あっちゃんのところは役名)」を追加することだけだというのには目から鱗が落ちる思いでした。 やはり頭がいい人はいるものだなあ。 原作はこの作者さんの奇跡の一作ともいえる超傑作ミステリで、一時期書店やヴィレッジヴァンガードに行くたび平積みにされているのを目にしたもの。 つけられたポップには「最後の一行で全く違う物語になる」と書かれ、ぼくはそれに非常に興味をそそられて読みました。 実は原作の結末は考えオチと言えるもので、直感的に理解しにくいんです。 「最後の一行で全く違う物語になる」と聞かされて読んだはいいものの、その最後の一行の意味が理解できず検証サイトなどを探してやっと合点がいったという読者も多いでしょう。 スッキリと気持ちよく読み終われる小説ではなかったわけですね。 映画ではここのところを非常にわかりやすく直感的に受け入れやすく作られています。 しかも原作と違って爽快感のあるラストとなっています。 これも映画ならではの変更点で、映画と小説という違った二つの表現方法に見事に対応できた作品と言えるでしょう。 人が死なないミステリ(胎児を人であると解釈するならば別ですが)であり、さらに言えば犯罪が起きないミステリという点で非常に珍しい他に例を見ない作品と言えます。 2部になった構成を、原作ではカセットテープのA面B面になぞらえていて、これは作品のトリックを暗示していると同時に、カセットテープが全盛だった時代を想起させるノスタルジア文学の体裁を可能にしています。 映画もそんな時代感を出せていれば、もっと訴求力があったと思います。 自作のカセットを作ってウォークマンで聞いたりドライブの時にカーステレオでかけていたことを懐かしく思うかたも多いですから。 キャスティングについては、ぼくは文句はありませんが、違和感を感じる人がいるのも理解できます。 アイドルにはアンチのかたもいますからね。 原作を読んで意味がわからなかったというかたは、観てみてはいかがでしょうか。 【かずくん】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-04-02 14:18:50) 9.ネタバレなしで感想書くのが難しい映画。 途中であやしいところはあるが、スルーしてしまい、そのおかげで最後の納得感が高まる。オチのためだけに観る作品だが、その価値はある...騙されるなら。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-08-10 21:18:58) 8.映像化不可能と言われている傑作小説は沢山あります。 代表的なものは日本ミステリ界に「綾辻以前綾辻以後」という言葉を作った傑作「十角館の殺人」でしょう。 これはいまだに映像化されてません。そりゃそうです。無理だもの。 他にも「ハサミ男」とかこの映画の原作の「イニシエーションラブ」とか映像化不可能と言われている小説は沢山ありますが、これらに共通するのは「文章だから可能なトリック」を用いている事です。 「文章だから可能」つまり「映像では不可能」なのです。 そりゃ映画化されるわけありません。 ところが驚いた事に「ハサミ男」と「イニシエーションラブ」は映画化されてしまいました。 「え、どうすんの?」 原作を知ってる人は映画化を知ったときに皆そう思った事でしょう。私も思いました。 結果「ハサミ男」は無茶した事で悲惨な結果となり、一方この「イニシエーションラブ」はとんでもないウルトラCを用いる事で映像化に成功したのです さて、このイニシエーションラブですが、原作を読んだことがある人とない人ではまず映画の別の部分で驚愕するはずです笑 原作知ってる人なら「そんな強引な…失笑」です。 しかしその強引なウルトラCを用いる事であの原作を映像化したわけですから堤幸彦はほんとに天才なのかもしれません。 で、映画化されたこの作品ですが、ほんとにがんばってると思います。 80年代の雰囲気がプンプンであの原作をきちんと映像化したその努力にとにかく8点差し上げます。 が、しかし残念ながら原作の限界がこの映画にもはっきりと出ているわけで… 原作は「何も知らないで読むとびっくりする」小説で、逆に「何かある」と予想して読むと非常に完全にネタが予想できてしまう小説です。 有田がテレビで「すごいミステリ」と宣伝したおかげでそれ以降読む人は誰でも「これはなんかすごいトリックあるんだな」と身構えてして読む事になります。 そして身構えて読まれちゃうとこの原作のネタは非常にわかりやすいのです。感が良ければ本当に誰でもSideAの数ページでネタが予想できてしまう…そういう構成なのです。 実際に私も初読の時点で後半はただの整合性チェックになってましたし。 でオチを予想しながら読むとこれはもうただのパズルであって恋愛話としては「普通」なんですよね。 まぁ1つのネタにすべてをかけたストーリーなんてみんなそんなもんなんですが。 この映画版も原作小説と同じ弱点を抱えていて多分勘が良ければ初見でも序盤でネタバレします。 そしてそうなると、映画のおもしろさとしては…これどうなんでしょうね? まぁそれでも世代的にこの映画の主人公達と2,3歳しか違わないほぼ同世代の自分としては、この時代の恋愛模様や時代背景は面白く観ることができたんですが、そうでない世代の人でしかもネタが序盤で読めちゃった人はどう感じるのか… とりあえず素直にびっくりできた人はおめでとうございます! 【あばれて万歳】さん [インターネット(邦画)] 8点(2020-03-16 20:20:46) 7.面白いかったけど、2度観るような作品ではない。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-08-20 14:05:13) 6.これは、普通に楽しめました。 懐かしい歌謡曲(←)の数々。 おっちゃんおばちゃん世代にとっては、昔のトレンディドラマでも見ているかのような感覚ですね。 ラストも、「あ?あ、あ、あ~っ!」って感じで気持ち良く騙されたようなニンマリしちゃう そんな映画でした。 【あきちゃ】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-03-09 09:41:09) 5.ラスト5分でどうなるんだろう?あれこれ考えながら観ていましたが、見事にやられました。やられ方が想像の範囲を超えていました。この展開には、素直に拍手したいです。ただし、この作品は最後5分を知っていたら、面白さが半減です。これから見る人は、どうかネタバレは見ない事を強く願います。80年代サウンドが懐かしい点と、前田敦子さんの演技が可愛らしい点も良かったです。見て良かったな〜、と思える作品です(^-^)v 【ぽぽ☆ぽんた (^-^)v】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-05-02 04:23:48) 4.「ラストの5分、全てが覆る..ミステリー..」って触れ込みの本作、「ハードル上げすぎでしょう~」って思いながら(ラストを楽しみに)鑑賞.. う~ん、、やられた..突然のオチに やられた..(無警戒だった..) 脚本の 井上テテさん、堤監督、脱帽です! 物語は、“夏”、「デブ」で「ダサい」 主人公と、合コンをきっかけに、そのデブに好意を持つ女(前田敦子)が、繰り広げる..ゆる~い 恋愛ドラマで始まる..(なるほど、主人公が最後 ダマされるんやね..と思いつつ..) “冬”、(彼女に促され) なんと そのデブが..ダイエットに成功! 痩せて シュっ としたイケメン(松田翔太)に大変身..(ほぉ~ そうきたか..) 2人の関係は順調に進み、“春”、主人公は大学を卒業、彼女のために地元に就職する..ところが、東京へ転勤..彼女とは遠距離恋愛に..その後、東京で..同期でイイ感じの都会の女(木村文乃)が..主人公に想いを寄せ..徐々に、そしてさりげなく、グイグイ迫ってくる..(この辺りから、感情移入してしまい、普通に物語に入り込んでしまった..この時点で観ている方の 負け!です) あれよ、あれよという間に、“夏~秋”、絵に描いたような 「恋愛ドラマ」 が展開..そして クライマックス、「オイオイ、どうなるんだ!?」 って思った瞬間、真っ逆さまに(あぁ~れぇぇ~).. 主要キャストの人選が、絶妙でしたね~ 映画としての完成度の高さは、これに尽きると思います..それから、80年代という時代設定と、都会の女(木村文乃)の人物設定(演出)が、作品の中で、とてもよく効いています..「イニシエーション ラブ」という言葉を、あのシチュエーションで、あの台詞で使うとは..上手い! の一言..男なら 誰しも..折れてしまう.. 映画として、変化球ではありますが、秀作です! 参りました! 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-01-29 20:46:02)(良:1票) 3.頭空っぽの状態で観たせいか、私は素直に騙されました。前田敦子の設定が、憎たらしいほどしてやられたりでした。男と女の恋愛に対する接し方の違いを、ラストの笑顔で叩きつけられたみたいで、単なる騙しだけでない点も評価したいです。ただ2度は観ないですが(笑) 【Dream kerokero】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-12-05 22:34:58) 2.「騙されるなよ」と大風呂敷を広げながら、おそらく多くの人を騙せないという珍しい作品。携帯電話がない時代背景や80年代のヒット曲が頻繁に流れ、当事を知る人は懐かしさに胸がキュンとなるのではないでしょうか。本作はイケメン男性に懲りた女性はノンイケメンに心変わりする、という恋愛あるあるを描いたトリッキーな作品だと自分では解釈します。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-06-17 15:22:21) 1.原作既読。本作のネタバレは絶対にやってはいかん類だと思うのでネタバレなしで書きます。 原作は小説である事をいかした稀に見る傑作なので、映像化してはいかんと思ってます。その気持ちは見終わった今でも変わりません。 ラストが変わっていると称して原作既読の人も映画に誘っていますが、別にプロットが変わったわけではないです。むしろ最後の長々と入る種明かし映像こそが蛇足の極みでした。これは原作を読んで、もう一度見返して読者が自分の目で確かめる事にこそ意義がある。その意味で「2度読む」は間違いないが「2度見る」ことはあり得ない。その中では前田敦子は意外なくらいの好演でした。 【ぴのづか】さん [映画館(邦画)] 3点(2015-06-10 16:04:25)
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