みんなのシネマレビュー

キャロル(2015)

Carol
2015年【米・英・仏】 上映時間:118分
ラブストーリー同性愛もの小説の映画化
[キャロル]
新規登録(2016-01-15)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2019-12-16)【HRM36】さん
公開開始日(2016-02-11)


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監督トッド・ヘインズ
キャストケイト・ブランシェット(女優)キャロル・エアード
ルーニー・マーラ(女優)テレーズ・ベリベット
サラ・ポールソン(女優)アビー・ゲーハード
カイル・チャンドラー(男優)ハージ・エアード
ジェイク・レイシー(男優)
原作パトリシア・ハイスミス「ザ・プライス・オブ・ソルト」(のちに「キャロル」と改題)
音楽カーター・バーウェル
編曲カーター・バーウェル
撮影エドワード・ラックマン
製作スティーヴン・ウーリー
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
ケイト・ブランシェット
配給ファントム・フィルム
衣装サンディ・パウエル
編集アフォンソ・ゴンサウヴェス
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【クチコミ・感想】

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14.序盤はちょっと退屈。物語が大きく動いてくると面白くなってくる。ケイトのファンだけど、この映画の彼女にはあまり魅力を感じない。それよりもルーニーの瑞々しさがよい。ただ、ラストのケイトは流石。 nojiさん [インターネット(字幕)] 6点(2019-11-30 00:13:04)

13.様々な切り口で論評できる作品だが、ラストのケイト・ブランシェットの表情が特に印象的だった。
まさに大女優の一世一代の演技だろう。

何も語りはしない、しかし妖艶とも悠然とも言えるあの表情の中に、様々な感情やメッセージが込められており、圧巻だった。
皆さまは彼女のあの表情からどのような思いを読み取るだろうか? nakashiさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-11-23 13:17:29)

12.ルーニー・マーラはやっぱり演技が素晴らしい。
でも同性愛は惹かれない。わからないから感情の移入ができません。 mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-14 23:37:22)

11.二人の内面がとてもよく表現されていて非常に深い映画です。オープニングとラストではテーブルで向かい合っている二人の見え方が全く違うのも、なかなか趣があって素晴らしいです。(リリーのすべて も同じようなオープニングとエンディングでしたね)

しかし、自分が若い時に若い側の気持ちで見たい映画でした。私は年齢的に大人なのでキャロルの側として感情移入しながら見た訳ですが、正直ちょっと計算が見えてしまって微妙な印象も受けました。大人なりの行動原理や説明は見られるものの、やはりあざとさも感じられる流れです。結局は年下の側を傷つけただけのように見えつつ、ラストのあの展開をズルいと考えるか真剣と考えるかで賛否ありそうですね。(映画の流れとしては純粋なものとして描かれているようですが・・)

そもそも、同性愛がタブーとされていた時代なので全体的に暗くてうんざりするほど重い空気が終始流れているのが疲れます。あえて絶望感を狙っているのかもしれませんが、できればもう少し若くポップで明るい雰囲気作りでもあれば、エンタメとしてもっと見やすかったように感じます。近年まれにみる非常に良い映画ですがとにかく受け取り方一つで評価が大きく分かれそうな映画です。まずは主演二人の演技目当てで見てみるのもアリかもしれませんね。 アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-06-18 18:19:04)

10.二人の女優の演技がとても印象的です。特ににケイト・ブランシェットじゃなかったらこの役は成り立っていなかったと思います。ルーニーマーラももちろん魅力的ですが。この二人のシーンを見ているだけで娯楽としての映画を堪能できました。 珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-12-30 09:02:43)

9.まぁ、興味を引くストーリー展開ではない。が、ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの演技はすごい。特にエンディングはね。 あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 6点(2017-07-31 00:04:41)

8.まるでヨーロッパ映画のような、独特な雰囲気を持った作品。クリスマスに向けて、丁度寒くなり始める今くらいの季節に観るのにぴったりな映画ではないか。しかしルーニー・マーラが「ドラゴンタトゥーの女」のリスベットだったとはなぁ、全然気づかなかった。このルーニーの50s'ファッションもとても可愛い。作品の世界観にぴったりハマっていて、その魅力を増幅させる事に成功しているカーター・バーウェルのスコアが素晴らしい。さて、「キャロル」のサントラを聴きながらコーヒーでもいれよう。 rain on meさん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-15 10:09:09)

7.許されない恋に没入していく二人の女性が、強烈に惹かれ合い、惑い、激しく揺れ動く。
惹かれ合うほどに、喪失と決別を繰り返す二人がついに辿り着く真の「恍惚」。
ラスト、大女優の甘美な微笑は、この映画を彩る悦びも哀しみも、美しさも醜さすらも、その総てを呑み込み、支配するようだった。
エンドロールに画面が切り替わった瞬間、思わず「すごい」と、声が漏れた。

1950年代のNYを舞台にしたあまりにも堂々たる恋愛映画だった。
パトリシア・ハイスミスの原作は、1952年に“別名義”で出版され、1990年になって初めて実名義が公にされたらしい。2000年代に入ってようやく映画化の企画が進み始めたことからも、この物語がいかに「時代」に対する苦悩とともに生み出され、翻弄されてきたかが伝わってくる。

そして、紆余曲折を経て今この映画が完成に至ったことに、奇跡的な「運命」を感じずにはいられない。
「時代」そのものが、この映画を受け入れるに相応しい状態にようやく追いついたことは勿論だが、それよりも何よりも、この映画に相応しい「女優」が、この時代に存在したことに奇跡と運命を感じる。
言うまでもなく、“キャロル”を演じたケイト・ブランシェットが物凄いということ。

冒頭に記した通り、この大女優のラストの表情が無ければ、この映画は成立しなかっただろう。
もう一人の主人公“テレーズ”を演じたルーニー・マーラも本当に素晴らしかったが、彼女の存在だけでは今作は「傑作」止まりだっただろう。
ケイト・ブランシェットという現役最強最高の女優が存在したからこそ、この映画は「名作」と呼ぶに相応しい佇まいを得ている。
随分前から名女優ではあったのだけれど、この数年の彼女の女優としての存在感は、文字通り神々しく、他を圧倒している。

マレーネ・ディートリッヒ、キャサリン・ヘプバーン、イングリッド・バーグマンら往年の大女優の存在感は、どれだけ時が経とうとも色褪せないが、将来その系譜に確実に名を連ねるであろう大女優の現在進行系のフィルモグラフィーをタイムリーに追えることに、改めて幸福感を覚える。


今作では、冒頭と終盤に同じシーンが視点を変えて繰り返される。
男から声をかけられる寸前のキャロルの唇の動き。冒頭シーンでは遠目に映し出されて何を発されているかは分からない。
逃れられない恍惚と共に、その言葉の“正体”に辿り着いたとき、テレーズと同様、総ての観客は、彼女の「虜」になっている。 鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 10点(2016-10-10 23:27:07)(良:2票)

6.いい映画、だと思うのですが、個人的にはとても苦手なテーマでして。。。平均点を下げてすみません。50半ばのオヤジが観る映画ではないのでしょうかね。反省。 kaaazさん [インターネット(字幕)] 6点(2016-09-30 23:31:43)

5.とても2015年の映画には思えなかった。1990年代の映画みたい。
ストーリーもいたって普通でそこまで絶賛される内容には感じられなかった。 aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 5点(2016-09-22 15:14:04)

4.久々に味わう、感動的な恋愛映画でした。ほかの方も仰っていますが、二人の目の演技が素晴らしい。ルーニー・マーラが、『ソーシャル・ネットワーク』や『ドラゴン・タトゥーの女』にも出ていたとは、後から知ってびっくり。女性版ジョニー・デップと言ってもいいくらいのカメレオン女優さんですねー! 次回作は「マグダラのマリア」役とか。ぜひ早く見たいものです。あーそれにしても。元から見たいと思っていたこの作品。たまたま行った大型ショッピングセンターで上映中と知り、入りました。大きな映画館で、平日の昼間でしたので、ガラガラ。そんな中、2列前くらいのはじで、ずーっと身を乗り出して見てたおじさん(と言ってもたぶん私よりは若い人だと思うけど…爆)、1時間くらいたったとき、いなくなってしまいました。トイレかな?…戻ってきませんでした。ハハーン、あなた、ゲスな期待で来ていたのね。残念でしたねー、期待外れの高貴な恋愛映画で。 おばちゃんさん [映画館(字幕)] 9点(2016-04-27 10:12:48)

3.神々しい写真でした。テレーズの目を通してみたキャロルはまさに女神のよう。演技がすばらしい女優ふたり、とくにルーニーの今後が楽しみです。ドラゴン・・と同じ人と思えない! HRM36さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-03-29 15:00:35)

2.主役2人が結ばれてからの展開が好きです。同性愛の経験はありませんが、2人の言動は理解できます。まるで初恋の映画のようでした。 shoukanさん [映画館(字幕)] 7点(2016-02-25 20:28:06)

1.女性同士の恋愛を描いた作品。この手の映画はどうしても「同性愛者として生きていくことの難しさ」というテーマのもとに制作されて、最終的に社会派ドラマになりがちな印象があるのですが、本作は最後まで純粋なラブストーリーでした。そこが良かった。「同性愛者」という単語も変ですよね、よくよく考えると。まるで同性しか好きにならない生き物、同性しか好きになってはいけない存在だと勝手に決めつけられているみたいで。キャロルには夫がいたし、テレーズにもボーイフレンドがいた。「相手が女だったから好きになった」とか「男だったから好きなった」とかそういうことじゃないですもんね、恋愛って。

本作は衣装やヘアメイクも含めてプロダクション・デザインがたいへん良かった!1950年代のニューヨークが舞台らしいですが、平成生まれのジャパニーズな自分にとって何の縁もない時代と場所なはずなのに、観ていてノスタルジックな良い気分になれた。 Y-300さん [映画館(字幕)] 8点(2016-02-22 00:09:13)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 7.28点
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100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5412.50% line
6515.62% line
7928.12% line
8721.88% line
9618.75% line
1013.12% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 3.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
主演女優賞ケイト・ブランシェット候補(ノミネート) 
助演女優賞ルーニー・マーラ候補(ノミネート) 
撮影賞エドワード・ラックマン候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)カーター・バーウェル候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞サンディ・パウエル候補(ノミネート) 
脚色賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ケイト・ブランシェット候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ルーニー・マーラ候補(ノミネート) 
監督賞トッド・ヘインズ候補(ノミネート) 
作曲賞カーター・バーウェル候補(ノミネート) 

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