みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
17.前半はテンポがイマイチで、途中でやめようかと思うほど。でも、そうしないでよかったという展開。 後半人物背景がわかってくると、やっぱケンさんかこいい・・という結果になる。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-02 21:49:02) 16.「義理と人情」をアメリカ視点で描いたヤクザ映画。刀を鞘に入れる音は意外な新鮮さ。日本刀、花札、パチンコ、庭園、鳥居などJAPAN記号のオンパレード。尺八や五木の子守唄等、音楽も含めオリエンタル趣味たっぷりだが悪くない。虚無僧が突然現れるところは苦笑するばかり。 殴り込みのシーンは東映ヤクザ映画風でよかった。特にタナー襲撃シーンのカット割りがいい。 ラストの日米二人の指詰めは(健は五郎への、ハリーは健への)義理の精神に沿ったものだと思うが、こだわりすぎの感があり、あまり美学は感じない。 R・ミッチャムと高倉健の演技もさることながら、待田“月曜日”京介のヤクザぶりや「GO!GO!トリトン」ヒデ夕樹の貴重な映像がうれしい。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-20 20:19:44) 15.よくある、時代錯誤まるだし勘違い日本的映画かと思いきや、かなりまともでした。というか、ロバートミッチャムを特別ゲストに迎えた昭和残侠伝と言ってもいいくらいの、コテコテの任侠映画ですよ、この映画は。願わくば兄役は鶴田浩二にしてほしかったのですが、高倉健と岸恵子で日本人俳優に払うギャラ枠を使いきったのでしょう。アメリカ映画においても、健さんを健さんとして撮ってくれて、監督さんに感謝です。 【la_spagna】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-11 23:42:09) 14.R・ミッチャムのやる気のなさそうな目つき(これがこの人のウリらしいのですが)とトロい動きが、高倉健の精悍さと対照的。自宅にでかい提灯がぶら下がっていたり、鎧や刀を飾っていたり、銭湯に水槽があったりするのも妙。まあそれはいいとして、あれだけ派手に大量の人を殺しておきながら、まったくお上の裁きがないというのはどうなんでしょうねぇ。よっぽど野蛮・未開の国と思われていたんでしょうか…。昨今も「13%云々」が話題になりましたが、けっこう由々しき問題ではないかと。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-11-20 07:20:00) 13.高倉健とロバート・ミッチャム以外は存在感が希薄で寂しい。日本人の描写にぎこちなさを感じるのはやむを得ないとしても、アメリカ人が「義理」を理解できないというのはどうなんだろう?欧米の映画でもそれに似た感情表現や行為を見かけるが。最後に自責の念から主役二人が自ら指を詰めるが、その行為を賛美しているかのような感性にも違和感を覚えてしまう。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-11-07 23:46:07) 12.2014年11月10日。日本映画史上最高の大巨星墜つ。 映画俳優高倉健の死に対し、喪失感は大きすぎる。ただ、彼が遺した205本の映画の殆どを、僕はまだ観られていない。 まだまだ高倉健の映画を観られることを、映画ファンとして幸福に思いたい。 高倉健のアメリカ映画出演作といえば、リドリー・スコット監督の「ブラック・レイン」の印象が強くその筆頭となりがちだが、それよりも15年も前に出演した今作のインパクトも中々のものだった。 「ザ・ヤクザ」というタイトルから、米国人が日本のヤクザ世界をモチーフに適当に作った“トンデモ映画”なんだろうと高を括っていたが、その認識は全くの間違いだったと言っていい。 確かに、日本人として少々呆気にとられる描写は多々ある。しかし、それらは製作者陣が決して適当に作っているものではなかったと思う。 日本の文化、その中でも取り分け“任侠映画”という文化に対しての多大な“憧れ”と“尊敬”の念が、全編に渡って匂い立つように強く伝わってくる。(待田京介の起用とか、分かりすぎている!) 結果的に映し出されていたものは、紛れも無い米国産の「仁侠映画」だった。 ラスト、高倉健演じる時代遅れの侠客が、仁義を貫くために“陰腹”を切ろうとする描写に驚いた。まさかアメリカ映画でそんな描写が観られるとは。 他にも“指詰め”に対する執拗な掘り下げなど、日本人でも少々引いてしまうある種マニアックな描写が続く。 それらを指して、リアリティがない等と言うことは、あまりにお門違いだ。 実際にそれが妄想であっても、ファンタジーであっても、それが欧米人が憧れ追求してくれた「仁侠映画」であれば、尊重されるべきだ。 描写が多少おかしかろうが、「仁侠映画」と「高倉健」、かつて日本中が愛した文化を、同様に愛しリスペクトしてくれているこの作品を、この国の映画ファンとして否定できるはずがない。 米国映画だろうとなんだろうと、あくまで「高倉健」のままで存在する俳優の立ち振舞に惚れ惚れする。 今でこそ、世界で活躍する日本人俳優は多いけれど、スター俳優としての存在感そのままで通用した俳優は、やはりこの人しかいない。 高倉健という俳優が、この国に存在したということを、改めて誇りに思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-22 01:33:36) 11.古い映画なので、古くささは隠せないが、なかなか面白い。東映が協力しているだけあって、あんまりにも間違った日本表現をしていないし、殺陣も日本の映画を見ているような錯覚をする。ストーリーが結構、無茶な話ではあるのだが。登場する日本人で、健さんが飛び抜けてかっこいいのは、やはりスターの証か。外国映画だからしょうがないのだが、英語がネイティブな日本人の日本語がひどすぎる。字幕が日本語にも必要だ。こういうのを見ると、現在アメリカで頑張っている日本人の英語も外人にとってはこの程度に聞こえているんだろうなあ。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2014-09-10 11:55:50) 10.ガチガチのヤクザ映画ではなく、"義理と人情"を題材にした人間ドラマに近い作品。 いろいろと複雑な事情が絡んでいて、それがテーマを描く伏線にはなっているのだが、同時にやや重苦しい雰囲気の仕上がりに。映像がやや暗いせいもあるのかも……。 日米合作ということで、きょとんとするシーンもあるけど、とりあえず健さんはカッコよく、見せ場もちゃんと用意されてます。 ロバートも渋くて、やっぱり主演二人の存在感が印象的な作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-03-21 03:14:22) 9.映画中出てくる、無名のヤクザたちは、いかにもザ・オッサンなのに対し、健さんだけはカッコよく、光ってました。健さんに日本刀は似合いますねえ。ヤクザ役限定やけど。 【ケンジ】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-06-14 15:10:12) 8.ハリウッドが作った日本のヤクザ映画、な感じで監督が日本通なためおもくそ間違った描写ってのはないんですが妙にツッコミどころがあるのはしゃあない。だけどもそれはヤクザの世界を表現するわけで決して間違ってはない(英語ペラペラを除く)とは思うし健さんを主演に持ってきて相手がフィリップ・マーロウのコンビ渋いどころか二人とも寡黙な男で不器用だから展開にハマりすぎておなかいっぱい。ハリウッド製作でも東映が絡んでるから殺陣にもちゃんとした迫力っていうのがあるしカメラワークも素晴らしい。「ブラックレイン」のように日本の雰囲気っていうのはチャイナタウンのようなとこで撮影しても出るわけがなく日本に来て日本で撮影して初めて伝わるんですよね。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-23 11:09:54) 7.この頃のシドニーポラックは乗りに乗って、面白い作品を次々監督していたので、観てみました。伝説の任侠映画の健さんを初めて観た気がする。自分らは「幸福の黄色いハンカチ」位からの健さんしか知らなかったから。岸恵子もきれいだわぁ。最後、乗り込んでいく場面では、やはり日本家屋は外人には狭すぎるようで。ドタドタ動くミッチャムが隙だらけのように感じました。それにしてもあの銭湯。女性風呂もすりガラス越しに見えちゃうサービス満点です!色んな国の映画を観ましたが、あんなん風呂ははじめて見た。当時の日本にモデルになった銭湯があったのかな? 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-12-17 00:28:39) 6.健さんの相手役にロバート・ミッチャムをもってきたキャスティングが絶妙。全編に亘り二人が醸し出す「不器用さ」に何とも言えない味わいを感じるのです。唯一の不満は、賭場への殴り込み。片手にショットガン、片手に拳銃のミッチャムの姿にクラクラ~ッときたのに、長ドスの健さんの活躍ばかりが目だった点です。別れ際にタラップ上でお辞儀をするミッチャムに、これはアメリカ人には解るまいと中学生の私が思った作品です。 【The Grey Heron】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-11-12 00:22:54) 5.“ギリ(義理)”とは何ぞや。外国人にわかるように外国語に置き換えた時点で、ウソ臭くなっちゃう。言葉にできない感覚的な部分、それを無理に他の言葉に置き換える「説明」を行うと、どうしても違和感が生じるもの。それは映画でも同じで、米映画で“日本”を描こうとすれば、どうしても日本人には違和感が生じる。そこには必ず、過度の「説明」なり「強調」なりが発生するから。日本人が見たらややオーバーに感じるくらいの描写があってこそ、伝えることが可能な「日本」ってのもあるわけで、まあ、やむを得ないところもあるのでしょう。この映画にもそういう部分はありますが(風呂に鯉の巨大水槽が!水族館じゃあるまいし)、比較的うまく処理されていて好感がもてます。銃で武装したロバート・ミッチャムと日本刀を携えた健さんが敵地に乗り込むクライマックス、敵に背中を切りつけられつつもチャンチャンバラバラ死闘をくりひろげる健さんが、服を脱ぎ捨てるる。するとその背中には、紅蓮の炎に包まれた不動明王の刺青。その上に縦にバッサリ刀傷が走り、鮮血に濡れている。そのカッチョよさ。こういう部分って、まさに言葉にできない感覚的なもの、この瞬間、日本人とアメリカ人がどこかで感覚を共有したような。ヨタヨタと戦うミッチャムもいい味出してて、何だか、ジョン・ウェインの魂が乗り移ったかのような(当時まだ生きてたけど)。映画はこの後、一見付け足しのようなエピソードが続くのだけど、この部分こそ、「ニッポンの事って、うまく説明できないけど、要するにきっとこういうコトなんでしょ」、みたいな、言葉を超越した部分があって、頭を下げるミッチャムの姿に、ホロリときてしまうのでした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-03-01 09:49:30) 4.外人が描く「義理」の世界。これは「追憶」の翌年製作ですね。自分大好きの自由奔放な女性を描いた反動なのか、義理に縛られる抑制の効いた寡黙な日本男児をそれなりに上手く描いている。義理の訳語は「obligation」となっているが、やはり外人には理解しがたいのか???外人が描く日本映画としては許される範囲でなんとか踏ん張っている。討ち入りシーンも違和感無い。が、最後の双方の指詰めでぶち壊し。なんとかならなかったのか・・・。それにしても高倉健はカッコイイヨ。 【東京50km圏道路地図】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-10 23:52:15) 3.刀でやりあうシーンでの迫力がっていうか、音響がリアルって言うか、ある意味しっくり来なかった!異様に気になった…タイトルもザ・ヤクザって(笑)任侠というか男気というか~ブラックレインかぶるな~~もっと毒々しくても良かった!日本人の対米意識みたいなもの描いて欲しかった!イイ子ちゃんじゃなくて! 【レスマッキャン・KSK】さん 4点(2004-08-02 04:58:22) 2.日本の誇り高き役者 健さん クール。人情味あふれてるね。ハジキで立ち向かうのもいいけど、日本刀の健さんもいい。 【四次元大介】さん 6点(2001-10-06 09:05:35) 1.世界の高倉 【正洋(まさひろ)】さん 10点(2001-07-30 15:34:00)
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