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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
4.機関車の映像に合わせて立体的に文字が流れていくオープニングクレジットからイカしてますねえ。犯罪者の5人組以上に庶民の方がしたたかでえげつないという皮肉な視点で描かれているところがキモですね。銭湯の主人(菅井一郎)がいいキャラしています。「人は冷とう、湯は熱い方がええねん」名言ですな。ポン・ジュノに一番似ている日本の監督は今村昌平だと思っているんですが、この映画は特に雰囲気が似ているかもしれません。地上と地下を対比させた演出なんてまさにそうですよね。スタンリー・キューブリックの現金に体を張れから2年後、そしてジャック・ベッケルの穴の2年前にここまで日本の風土に適ったケイパーものを成立させているのは大したものです。この映画を見ると今村昌平監督はもしかしたら黒澤明監督に並ぶかそれ以上に世界に通用するエンターテインメント監督として名を揚げられたのではないかと思えてきます。純粋なブラックコメディと言えるのはこの作品ぐらいで後は日本の性や土俗的な問題を描く方に関心が向いていってしまったのが残念に感じられるぐらいです。 【Сакурай Тосио】さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-08-24 23:17:15)
3.50年代に作られたとは思えないほど、内容・テンポとも古さを感じさせない。最後まで展開に驚きがあり、楽しめる。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-05-19 00:16:44)
2.恐い映画だ!男の欲望と女の欲望とがぶつかりあうことで生まれるただならぬ不気味さと緊張の間でどことなく悲しくて哀れな結末に今村昌平監督の持っている人間観察とでも言うのか?男も女も同じ生きもの、同じ人間であると言わんばかりの何とも痛々しい話である。渡辺実佐子に迫られおどおどする長門裕之の強張った顔つきがとても悲しく思える。今村昌平監督の女性像とは何だろう?ある意味、これは世の男ども全員に対する警告なのか?それとも女とはいかに恐ろしい生きものなのか?と、とにかくドロドロした雰囲気と不気味な音楽がより恐ろしく強烈な印象を与える。 【青観】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-06-09 22:08:35)
1.戦時中に埋設したモルヒネのドラム缶を掘り起こし一攫千金をたくらむ五人組のお話。連帯と抜け駆けの駆け引きに笑わされますが、まぁ見事に“欲”がフィルムに露呈しております。この五人が絡むショットは薄暗い地下においてもほぼパンフォーカスで、彼らのありのままの欲をありのままに表しています。地上と地下を上下に分断したショットの対比のおもしろさ、揺れる裸電球に呼応した微かな光の揺らめき、夜どしゃ降りの雨の中を逃げまどう渡辺美佐子などかなりきめ細かに撮影されていますね~。ストーリィもカメラも楽しい傑作です。 【彦馬】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-04 12:57:44)
マーク説明 |
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
7人 |
平均点数 |
7.43点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 14.29% |
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7 | 3 | 42.86% |
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8 | 2 | 28.57% |
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9 | 1 | 14.29% |
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10 | 0 | 0.00% |
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