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火宅の人

1986年【日】 上映時間:132分
ドラマ伝記ものロマンス小説の映画化
[カタクノヒト]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-04-20)【イニシャルK】さん


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監督深作欣二
キャスト緒形拳(男優)桂一雄
いしだあゆみ(女優)ヨリ子
原田美枝子(女優)矢島恵子
松坂慶子(女優)葉子
真田広之(男優)中原中也
岡田裕介(男優)太宰治
石橋蓮司(男優)桂一雄の父
檀ふみ(女優)桂一雄の母(特別出演)
井川比佐志(男優)菅野
荒井注(男優)苅田
山谷初男(男優)葉子の養父
下元勉(男優)病院の主事
蟹江敬三(男優)主任
野口貴史(男優)幹事
下條アトム(男優)中島
谷口高史(男優)
宮城幸生(男優)刑事
相馬剛三(男優)
丸平峰子(女優)
原作檀一雄「火宅の人」
脚本神波史男
深作欣二
音楽井上堯之
高桑忠男(音楽プロデューサー)
作詞阿久悠「火宅の人」
作曲井上堯之「火宅の人」
編曲川村栄二「火宅の人」
撮影木村大作
清久素延(撮影助手)
企画高岩淡
佐藤雅夫
配給東映
美術佐野義和
編集市田勇
録音荒川輝彦(整音)
照明増田悦章
その他IMAGICA(現像)
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【クチコミ・感想】

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11.1986年の日本アカデミー賞は、作品賞のみならず、主演男優、主演女優、助演女優、監督賞、脚本賞、それに撮影賞と7部門をこの「火宅の人」が受賞した。良きも悪しきも人間をあからさまにして、かつ情感深く描く人間ドラマが私は大好きであるが、それにまさしくぴったりの映画。緒方拳の名優ぶりは定評がある所だが、主人公を取り巻く女性陣がすごい。いしだあゆみと原田美枝子は甲乙付けがたいが、さとづめ本妻と愛人の差か。松坂慶子だって枠がもう一つあれば入ったのではと思うほど。
映画は檀一雄の代表作「火宅の人」を映像化したもの、悪く言えばでたらめな彼自身の生活を綴ったものと言えるかもしれないが、それだけで片付けてほしくない文学大賞作品だ。 ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 9点(2012-05-16 17:42:31)

10.特別何が面白いってわけじゃないけど、一人の人間の生き様としては、
こういう生き方もあるのかなと。あまりにもいい加減すぎて、主人公には共感しづらいし、
何を描きたかったのかはよくわからないが。とりあえず、緒形拳はいい役者さんだと思う。
あとは奥さん役のいしだあゆみが印象に残っているくらい。鑑賞後は何も残らない作品だった。 MAHITOさん [DVD(邦画)] 4点(2012-02-21 06:38:18)

9.長いし、音楽が邪魔だし、私小説をそのまんま丸々映像化してどーすんのさ。
ダメな人がダメダメなことで振り回されるお話って私自身は非常に好みなんですが、3人の女性の描き方も類型的でイマイチ魅力に欠けるし、主人公に至っては単なる無責任で気弱なおっさん(作家としての側面はほぼセリフで語られるのみ)。
映画的でもなけりゃ文学的でもありゃしない。
でも、まぁ、若く美しい原田美枝子の大胆な濡れ場はなかなか見せてくれます。
それだけでも、観て得したと思う人は多いかも。 poppoさん [地上波(邦画)] 4点(2011-08-07 16:12:06)(良:1票)

8.一番良かったところは、警察署でいしだあゆみが原田美枝子のおでこを叩くとこ。頬を引っぱたかないで、「めっ」って感じなの。フトコロが深いという表現でありながら、変に悟った感じを伴わず、滑稽さで対象化しちゃってるっていうか。ラストの「あなたのすることはみんな分かってんのよ」なんてとこは、そのセンスに欠けて、もひとつ鮮度が落ちてしまう。もちっと時代がプンプン匂う映画を期待したが、流行歌も出ず、そういう趣向の作品ではなかった(音楽は最悪だった)。あたりにどれだけ迷惑をかけても、そのことを自覚していればそれだけで許してもらえるんじゃないか、という甘えた男の話なんだけど、でもこれ、日本文化の一つの型なんだろうな。上方歌舞伎に出てくる放蕩息子の末裔って感じで。放浪って言っても厳しいものじゃなく、遊山の変形みたいなもので、金がなくなりゃ帰ってこられる家がある。それをただ甘えと否定してしまわず、そういう弱さを認め合ってしまうような土壌(本当はそれをこそ否定しなくちゃいけないのかも知れないが)、そういう文化の風土が描かれている。それはただの男尊女卑になってしまうこととは、微妙な差があるようなんだけど。夫婦の間での丁寧な言葉づかい、冷え切った感じを出すのではなく、ちょっとゲームみたいな感じを出していて、いい。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2011-01-28 10:19:28)

7.自由奔放な行動の主人公に振り回される、周囲の人達(特に女性)。
皆それぞれが地獄を背負いながらも人間としてしっかりした土台の上で前向きに生きているのが、「誰でも良かった」殺人が溢れる現代から見るとうらやましくも思える。 amickyさん [インターネット(字幕)] 6点(2009-01-20 21:25:47)

6.困った、困った、長くて困った。 KYPAさん [DVD(邦画)] 5点(2007-02-24 20:22:16)

5.主人公をいったいどういう人格設定にしているのかがさっぱり見えず、ただ単にストーリーを追っているようにしか見えなかった。いしだあゆみや松坂慶子も期待したほどの存在感がなく、やや拍子抜け。原田美枝子は良かったけど。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2005-02-19 12:49:09)

4.深作監督作品の中でははっきり言って嫌いな方だ。それは壇一雄の自伝的同名小説が原作だからかもしれないが、わたしが深作監督に求めているものがこの作品にはあまり無かったからだ。しかし、太宰治役の岡田裕介の演技がなんとなく好きだし、当時は原田美枝子のファンだったので点数はやや高め。これでも。 カズゥー柔術さん 4点(2003-11-17 12:09:07)

3.今の僕にはまだ深作監督の映画の良さがイマイチ分からんかった。歳をもう少し重ねる必要があるのかな?とはいえ、すごくいろいろな意味で説得力のある話だと思いました。近親相姦といった社会問題が出ている所がいいと思いました。ただ全体的に映画の雰囲気が暗いのがちょっと嫌ですね。あと【キャスト】がすごく豪華なので見て損はしませんでした。主演の緒形拳の存在感がすごかったですね(オーラがすごく出てました)。あと脇を固める・いしだあゆみ・若い真田広之も良かった。 ピルグリムさん 4点(2003-11-15 10:38:58)

2. 虎尾さん 6点(2003-10-19 17:44:49)

1.深作監督が撮ると、恋愛も一種の「闘争劇」になる。ただ、役者たちも豪華な顔ぶれが揃って楽しく見られるものの、映像がすべてにおいて大袈裟。木村大作ってキャメラマンの手にかかると、どんな題材もスペクタクルな一大パノラマになっちゃうんだよなあ…。あと、中原中也を演じる真田広之はいいんだけど、いきなり彼が「汚れちまった悲しみにぃ~」と朗唱するのにゃ、赤面しちまっただ。 やましんの巻さん 5点(2003-07-23 16:59:24)

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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 4.59点
015.88% line
115.88% line
215.88% line
300.00% line
4423.53% line
5529.41% line
6317.65% line
715.88% line
800.00% line
915.88% line
1000.00% line

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