みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.巨匠ニコラス・レイ作、異色のウエスタンです。 冒頭から、30分以上は時間がかけられたか。作品は酒場から全く出ようとしない。 下の酒場にいる男たちに対し一歩も引かない、2階から彼らを見下ろす酒場の女主人。 これがなかなかの迫力。演じるジョーン・クロフォードが男前すぎる。 そして1人の男、ガンではなくギターを持った西部の渡り鳥。 クロフォードと対立するもう1人の女、マーセデス・マッケンブリッジが憎悪の火花を散らす。 このハードなテンションが緩まず、ラストまで見る者を引き付ける力強さがある西部開拓の地の人間ドラマ。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-24 17:53:51) 4.これは「リンチ」の映画ですねー。リンチはコワい、コワいから映画になる。 思えばロメロのゾンビ映画だって突き詰めりゃ、そういう作品の一種なんでしょう、自分とは相いれない連中なんてのはもはや、人間ソックリだけど人間ではない「何か」だという・・・。 映画の中でどえらく貫録を示し、どういう訳だかコスプレを披露しまくるジョーン・クロフォードの存在感、スゴいんです。ジョニー・ギターの正体がスゴ腕ガンマンだろうが何だろうが、彼女の方がよほど強そうで、リンチの矛先を一身に受け止めてみせる。魔女狩りみたいなオハナシですが(酒場の火災など、まさにそんな雰囲気)、何だか、魔女狩りの犠牲者が、実は魔女より強かった、みたいな感じで。 チンピラ役として、ボーグナインと大仁田を足して2で割ったような男(要するにボーグナイン本人なんだけど)が登場し、なかなかいい「ヤラレっぷり」を見せてくれます。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-04-27 03:18:27) 3.ジェームズ・ディーンの「理由なき反抗」やフィルム・ノワールの大傑作「夜の人々」で知られるレイの異色作。 レオーネが「ウエスタン」を作る際に参考にした傑作の一つ・・・らしい。 本作は歌の西部劇。 とにかく五月蠅い。 ギターと酒場が大惨事。 主題歌の「ジャニー・ギター」の戦慄は美しい。 ラストの意外な決闘にはビックリしたよ。 それにしてもこれほどヒロインがうっとおしいと思った映画は無いわ(泣) 「ミルドレット・ピアース」や「ユーモレスク」「雨(ルイス・マイルストン)」で美しかったジョーン・クロフォードも、本作はカラーの色合いもあってか年増でケバい。 「オール・ザ・キングス・メン」や「去年の夏突然に」で印象的だったマーセデス・マッケンブリッジも今作は顔が怖い。 鑑賞の際は是非ともクライテリオン版のDVDで。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-05-12 18:44:50) 2.う~ん、個人的には男勝りなジョーン・クロフォードに今イチ魅力が感じられなかった。むしろ憎らしいまでの悪役を好演したマーセデス・マッケンブリッジ(観賞後、「エクソシスト」の悪魔の声をやっている人だと知って驚いた)の方がキャラが美しいような気が・・・。僕は西部の酒場を舞台にしたメロドラマだと思っていたらかなりアクションも入っていたので意外だった。 主題歌だけ聴けばヨシ! 【チャールストン】さん 4点(2004-01-07 16:50:16) 1. 痛快なガンファイトを楽しみたい!と仰る方にはオススメ致しかねる怪作ウェスタン。例によって「カイエ・デュ・シネマ」の面々はニコラス・レイ演出を高評価しているが…。ジョーン・クロフォードとマーセデス・マッケンブリッジという強烈な姉御二人が火花を散らし、主役のスターリング・ヘイドンは一体どこに?的なハズした展開は如何なものか。確かに異色かもしれんが、面白くなかったら本末転倒だろう?と個人的には思うのだが。ペギー・リーの主題歌「ジョニー・ギター」だけが一人歩きしている感が深い本作には…悪いが5点で精一杯(笑)。好きな人がいたら(…いるのか?)ゴメン。 【へちょちょ】さん 5点(2003-07-06 03:03:52)
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