みんなのシネマレビュー

名もなきアフリカの地で

Nowhere in Africa
(Nirgendwo In Afrika)
2001年【独】 上映時間:141分
ドラマ戦争もの実話もの小説の映画化
[ナモナキアフリカノチデ]
新規登録(2003-09-08)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-09-02)【イニシャルK】さん
公開開始日(2003-08-09)


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監督カロリーネ・リンク
キャストユリアーネ・ケーラー(女優)イエッテル・レドリッヒ
メラーブ・ニニッゼ(男優)ヴァルター・レドリッヒ
カロリーネ・エケルツ(女優)レギーナ
レア・クルカ(女優)幼い頃のレギーナ
シデーデ・オンユーロ(男優)オウア
マティアス・ハービッヒ(男優)ジュスキント
高島雅羅イエッテル・レドリッヒ(日本語吹き替え版)
堀内賢雄ヴァルター・レドリッヒ(日本語吹き替え版)
今野宏美レギーナ(日本語吹き替え版)
金田朋子幼い頃のレギーナ(日本語吹き替え版)
小林勝彦ジュスキント(日本語吹き替え版)
塚田正昭(日本語吹き替え版)
小林由美子(日本語吹き替え版)
原作シュテファニー・ツヴァイク「名もなきアフリカの地で」(愛育社)
脚本カロリーネ・リンク
音楽ニキ・ライザー
撮影ゲルノット・ロール
製作ベルント・アイヒンガー(共同製作)
配給ギャガ・コミュニケーションズ
字幕翻訳松浦美奈
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【クチコミ・感想】

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20.ナチスのユダヤ人迫害を扱った名画は多数あるが、これもまた秀作だと思う。この映画には生々しい迫害の映像はなく、ドイツから脱出したユダヤ人家族が描かれているだけ、舞台はアフリカの広大な自然である。そして物語は静かに流れていく。
とは言っても平穏無事と言うわけではない。生活習慣や考え方の違いで対立したり、戦争勃発によって敵国民として扱われたり・・。戸惑っていたアフリカの土地にも少しずつなじんでいく。そういった人間関係や心の表現がきめ細かで、人間ドラマとしてもすばらしい。国家(祖国)とは何か、夫婦(家族)とは何かなど、私たちに問いかけてくれる映画だろう。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-14 20:59:34)

19.ドキュメンタリーのようで見ごたえがありました。ただ、アイディア先行型のようで、少し物足りない気もしました。もう少しアフリカならではの映像にこだわって欲しかったかな…なんて。母親の描き方はツボを突いていてよかったと思います。逆にもう少し娘と料理人にも何かが欲しかったです。こういう素朴な生活はいいと思います。私にはきっと無理でしょうけど…。 色鉛筆さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-11-24 20:00:10)

18.レギーナ役の2人が良かった マーガレット81さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-28 16:16:07)

17.不毛の荒野に降り立った混乱から、徐々に大地に根を下ろしていく主人公たちを追っていった前半はなかなかでしたが、後半がえらく適当というか、何が言いたいのかよく分からない感じがしました。結局、このアフリカの生活は、誰に、何を残したのかという部分が不明確なので、年月の重みを感じないのです。邦題に+1点。 Oliasさん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-26 01:06:56)

16.国の争い、人種差別について考えさせられました。
オウアが素晴らしい。
イエッテル(母)のキャラクターは日本人には共感しにくいかも?と思いました。
成長してからのレギーナにもっと語らせて欲しかった。
たんぽぽさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-15 13:13:17)

15.大戦に呑み込まれ..翻弄されるユダヤ人一家..実際、当事者にとっては、本作で描かれている通りなんだろうな~と、感心させられます..淡々と進むヒューマンドラマ..良作です... コナンが一番さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-22 12:24:15)

14.私たちは幸せな生活をしてるんだな、と改めて思った。世の中の人種差別が無くなるのはいつなんだろうか。オウア良いですね。でも、なんか別れがあっけなかった気がする。 アンナさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-15 21:15:29)

13.ドイツ映画だけあって、単純なナチスによるユダヤ人迫害映画ではなく、祖国を持たないユダヤ人のアイデンティティを巡る物語になっている。アフリカに逃れた一家族だけの「さすらいの航海」って感じでしょうか。妻はドイツという国家ではなく、ドイツでの暮らしを懐かしむ。だから戦後は、ユダヤ人を徹底して弾圧したドイツに一切の未練は無い。しかし夫は、自分達の祖国はドイツしかないことを知っている。帰る場所など他には無いのです。テーマの盛り込み過ぎが本サイトでの不評の一因だと思いますが、一番の失敗は、物語の視点を妻と娘の二人に分けてしまったことだと思う。これをどちらかに統一すれば、自動的にいくつかのテーマは削除されたし、時間もここまで長くならなかった筈です。そんなことで、惜しくも5点献上。 sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-13 00:10:52)

12.最初はかっこよくて、いいシーンもあって、「おもしろいな」と思わせてくれた。しかし、「監督が途中から撮るのが嫌になってきたんじゃないか」と思ってしまうくらいだんだんつまらなくなっていった。力をどんどん抜いていってるような、そんな感じがした。ストーリーの流れも後半あたりからつかめなくなってよくわからなくなった。時間も無駄に長かった。 Syuheiさん 2点(2005-01-02 03:00:28)

11.始めのヒステリックで身勝手な母親の姿は後半の習慣も価値観も考え方も違うアフリカという大地で、誰もが同じだと思うことは愚かなことで、違いを理解し、尊重し合うことが大切なんだということを学んでいくことへの伏線なので、そこはいいとしてもそれ以外の全然関係ない部分で少し母親に嫌悪感を抱きますね。しかし、レギーナが見知らぬ大地でそういった価値観の違う人たちと触れ合い、成長していく姿はとても感動したし、黒人料理人のオウアの存在もすごく良かった。今まで見たユダヤ映画とは一味違う映画です。気になったのは必要以上に長いベッドシーンはいらないんじゃないかな~と言うこと。それにしてもレギーナいい子だなぁ(/ヘ ̄、)グスン。 A.O.Dさん 6点(2004-10-21 17:15:33)

10.父親がどれほど迫害されても自分の生まれ育った町に帰りたいという気持ちは分かる。母親も人間の弱さが見られて良かった。 ユダヤ人という民族は祖国がないものが多いからこのような悲劇はたくさんあるのかもしれない。 ドイツに住もうがアフリカに住もうがどうせ祖国なんて私にはないのだからどこでも暮せるわという娘はユダヤ人らしいかもしれない。 花守湖さん 7点(2004-09-05 14:42:20)

9.序盤は、イマイチかなあと思ってたけど、後半になってじわじわと感じられる作品。
アフリカの地で自分の居場所、存在理由を見出せない父親と最初嫌がっていたが逆に自分の居場所を見出していく母親、そして誰よりも早くアフリカに順応していき、父と母の間に揺れる娘という主人公三人とその周囲の人々の気持ちが観るものに伝わって来る。
そして、広大で野性的なアフリカの地で「違うこと」を尊重することの大切さも感じ取れる。
更に、ドイツだから作れたようないつもとは違う視点からのユダヤの宿命も描けている。
他の作品が良かったからアカデミー賞外国語映画賞受賞は手放しで納得というわけでもないけど、こういう作品に賞を与えられるのもなかなかやるなあと思いましたね。 六本木ソルジャーさん 7点(2004-06-25 15:28:13)

8.オウアが良かった。時代背景はあまり感じなかった。 MjBさん 6点(2004-05-23 18:28:29)

7.「ビヨンド・サイレンス」もそうだったけれど、カロリーネ・リンクの作品は登場人物をある程度突き放して描いているので(例えば、登場人物の嫌な面とかも淡々と映している)、ある意味感情移入しにくいし、いわゆる「泣かせ」の映画にはならない。ただ、そこで描かれる人間たちは単なる善人・悪人と色分けできない陰影・繊細さと魅力がある。「ビヨンド~」が単なる「障害者モノ」でなかったように、第二次大戦下のユダヤ人家族を主人公にした本作も、その歴史的事実よりも「人間」に焦点が置かれていて、結局この人が描きたいのは、極限的状況に置かれた夫婦の姿とか、家族の「絆」とか、そういう「人間(達)」の生み出すドラマなんだなあ、と思う。個人的にはアフリカの地でたくましく成長する少女が「ビヨンド~」の少女の姿と重なって好感が持てた。蛇足だけど、この監督の作品って裸とかベッドシーンとか出てきても、あんましイヤらしくならないのが面白い。 ぐるぐるさん 8点(2004-05-22 19:50:53)

6.ちょっと焦点がボケ気味だったかな。感動させるような話になるような前兆はいくつかあるが,あまり終盤に生きてこないのは残念。一番最悪だったのは母親のキャラ。夫以上にこっちが「現実を見つめて大人になれよ」って言いたくなった。 北狐さん 6点(2004-03-16 13:31:16)

5.感動するようなことが書いてあってんで見にいったのですが、それほどでもありませんでした。ちょっとストーリーが長く、間延びしてしまう感じ。あのヒステリックな母親があまり好きではありません。だけど、現地の人と仲良くなるシーンは感動。アフリカの大きさを見せ付けられました。 T橋.COMさん 5点(2004-01-19 22:05:59)

4.料理人オウアとの交流や地元の少年との友情など、両親の身勝手さに振り回されることなくアフリカの地で成長する少女の物語としてはよく出来てる。でも母親を話のメインにもってくるといきなりつまんない絵空事になる映画。10年以上仕えてくれた使用人と愛犬をそんなにあっさり捨てていいんでしょうか? mimiさん 5点(2003-10-18 19:19:59)

3.アフリカの乾いた景色が良かった。母親の心情は見ていると理解できないが、リアルに描かれていると思う。料理人かなりいい。 いざ、ベガスさん 6点(2003-09-28 02:02:26)

2.第二次大戦時のユダヤ人迫害を、遠くアフリカまで逃れ生き延びた話を知らなかった。これはそんなユダヤ人一家の少女が主人公のお話。少女レギーナとケニアの料理人オウアの長い友情と信頼関係が感動的に描かれている。この二人がとても素敵です。他にも異文化になじめない母がアフリカになじんで逞しく成長する姿や、その母の不倫、父の生き方・考え方、遠くアフリカから見たナチの仕打ちなどがアフリカを舞台に描かれる。いろんなエピソードがそれぞれ興味深いが、異文化をこだわりなく受け入れなじんで、逞しく生きていく少女の姿が感動的。見た後いつまでも暖かく心に残るような作品です。 キリコさん 8点(2003-09-20 21:13:36)

1.ナチスによる「ユダヤ人迫害」が始まったドイツから、アフリカに逃げ移る出だしは良い。アフリカで生活を始めても、ラジオを聞く事で、「大戦の状況」を知り、「暗い時代」である事を忘れさせない演出も良い。しかし、問題は、母親である・・・。父親は、常に家族の事を考え、先を見据えた行動をとる「素晴しい父親」で、娘は素直で、自分のやるべき事を理解し、両親を見守る「素敵な子」で、アフリカ人は優しく、広い心で家族に接する・・・。なのに、母親は、目に映るものに捕われ、自分勝手で、わがまま。さらに、浮気までする・・・。作品自体が母親に同情した作りで、嫌悪感を感じました・・・。少女とアフリカ人の友情は感動的なのですが・・・。 sirou92さん 2点(2003-09-08 23:53:49)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 5.74点
000.00% line
100.00% line
2311.11% line
300.00% line
413.70% line
5414.81% line
61140.74% line
7518.52% line
8311.11% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
外国語映画賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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