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【クチコミ・感想】
2.フランソワ・オゾン監督のリメイク版があったので見てみましたが、リメイク版ですら現代の映画としては素朴すぎる内容と感じたものですからやっぱりオリジナル版を見ても印象は変わりませんね。冒頭はいいですね、戦争が既に忘れ去られつつある社会の描写、しかしそれ以降は戯曲が原作なためかほとんど舞台劇のように登場人物も少なくなり演出も演技も大袈裟に感じられるばかりです。ドイツ人だからベートーベンにビールって…この時代には説得力があったのかもしれませんが今だとコメディのようにも見えてしまう描写です。物語としては主人公が勝手に自己完結していて他人にちゃんと向き合っているように見えません。せっかく許しを与えてくれた神父に逆ギレする一方、ドイツ人の家族へは許しを求めるなんて自分勝手すぎではないですか。周りはみんな許してくれるのに自分が自分を許せないだけなんてずいぶん贅沢な悩みですね。この主人公で説得力のあるストーリーを構築するならもっと社会の厳しい目を描く必要があると思います。フランス人とドイツ人の対立というテーマは第二次大戦以降ではほぼどうでもいいものになってしまいました。対等な者同士が殺し合えたある意味幸せな時代の産物です。本当の戦争の悪とは不平等にこそあるのでしょうから、この作品はどうしてもおとぎ話のように感じてしまいます。 【Сакурай Тосио】さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-15 22:59:29)
1.異色のルビッチ作品、さてどうなるものかの不安もなんのその、参った!何がってラスト3分ですよ。このシーンは映画史上燦然と輝くルビッチの3分クッキングですよ。用意する材料は役者とバイオリンとピアノ。青年にバイオリンを渡してしまえば、台詞は一切なし。手を握り合うバリモアとカーターの老夫妻、閉ざされたピアノに息吹を与えるキャロル。彼らの表情を見るだけで、わたしゃーこれから幸せですよ。ルビッチ様、あなたはいったい、Who are you! 【彦馬】さん 10点(2004-05-04 20:48:39)(良:2票)
マーク説明 |
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《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
4人 |
平均点数 |
7.50点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 25.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 1 | 25.00% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 1 | 25.00% |
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10 | 1 | 25.00% |
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【その他点数情報】
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