みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.リードによるサスペンスの佳作。 相変わらず白黒画面の美しさは抜群だが、やや哲学臭く説教臭い内容には辟易してしまう。 しかし、必死に逃げる逃亡犯に手を貸す者や拒む者等それぞれの思惑が交錯するストーリーは悪くない。 前半の逃走劇、後半の心理劇・・・見て損はしない作品だ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-05 18:18:44) 8.安易に通報出来ない市民と恋は盲目状態の彼女が醸し出す緊迫感を単に役立たずでヨタヨタしているのみの主役がかき消しています。虚無感漂う良質な映像や音楽に生煮えなストーリーが応えていない所が非常に残念です。 2018.10.15再見 ジェームズ・メイソンに対して大それた物言いをしていた自分に驚きます。言い方は改めるとしても感じた事は前回同様でした。ただ、ジョニーのする事をも含めて一途に愛したキャスリーン最期のシーンの切なさ極まる演出にプラス1点。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-23 03:48:54) 7.う~ん 期待ほどでは・・・ 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-01 22:38:41) 6.痺れるばかりのサスペンスシーンの連続で、こういう映画は見ていて疲れます。内容については「死ぬまでに観たい映画1001本」に載っているだけあって完成度は高いと思いますが、個人的にはラストシーンも含めて切ない映画で頻繁に見たいと思いません。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-25 10:53:06)(良:1票) 5.もう既に皆さん、書かれていますが、何と言っても監督があの映画史に残る大傑作「第三の男」のキャロル・リード監督で撮影も同じロバート・クラスカーとくれば、そりゃあ、映像の凄さ、素晴らしさときたら完璧です。どのシーン一つ一つとっても美しく、本当に観ていて圧倒させられます。ただ個人的に作品の完成度、面白さという点で「第三の男」の方が上です。それでも間違いなく面白い映画ではあるわけで、私もあのラストは結構、しびれました。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-19 22:29:32)(良:1票) 4.予備知識もなく、たまたまテレビでみたもんで「うわ、カッコいい!『第三の男』みたい!」と思ってたら、「第三の男」の監督さんだったんですね(笑)。皆様の御意見が素晴らしいのでワタクシなんぞが付け加えることはないのですが、光と影の演出がワイルドセクシーで硬派な作品でした。あのラストシーンはシビレちゃいますよね、やっぱ。 【ぐるぐる】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-19 20:35:55)(良:1票) 3.皆様がおっしゃるように『第三の男』に通ずるモノクロの画面における光と闇のコントラストが絶品。キャロル・リードというよりも『第三の男』でも組んだカメラマン、ロバート・クラスカーの技ということでしょうか。ノワール的な色合いを見せながらも、描かれるのは犯罪でも逃亡でもなく、そこに関わる様々な人々の様々な思惑。ベルファストという特異な地域ゆえの逃亡者との関わりが丁寧に描かれてゆきます。人を計画外に殺めてしまうくだりの描写にチープ感を拭えませんが、その後の人物描写の巧みさを堪能できればあまり気になりません。追跡者、協力者、密告者、英雄視する民、仲間、裏切り者、神に委ねる者、賞金を狙う者、芸術のモデルにしようとする者、それぞれの思いが交錯するドラマを最後には愛に殉じる女が締めくくる。脚本もうまいってことです。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-17 12:20:33)(良:1票) 2.夕刻の工場襲撃から真夜中の時計台までの脈絡の隙のなさ・・・一人の男の逃避行を軸に、周りを彩る連中の心理劇を見せます。ベルファストのモノクロの濃淡は「第三の男」のウィーンにも劣りません。真冬の夜は雨から雪に変わり、レンガの壁や石畳や汽車の煙が暗闇に浮び上がり、二階建てのバスや馬車が行き交う美しさ、そしてその町に鐘の音が刻々と響く時限的なスリルも秀逸です。立ち上がるメイソンをローポジションから斜めに捉えるロバート・クラスカーのカメラはまさに「第三の男」。ラストシーンは掻き鳴らされるチターが聞こえてきそうです。映画的な設計図の緻密さが逆にマイナスに見えてしまう作品でありました。 【彦馬】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-09 13:21:22)(良:2票) 1.もちろんこの映画には主人公がいるけれど、他の登場人物の描写もポイントが押さえられていて、群像劇としても観れる。一体、個々にみると暖かいものをもった人間同士が、なぜに争わねばならないのか。この映画はそんな悲しい問いかけをしている。この監督は何気ない緊張感を描くことに長けていて、瀕死の主人公を巡る人々の姿がとても緊迫した美しさの中で捉えられている。タイトルからサスペンスと想像できるが、僕はあくまでドラマとしてみたほうがこの映画に合っていると感じた。第3の男に比べて印象が薄い感はあるものの、切ないラストなどの味わいは捨て難い。 【wunderlich】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-03 12:09:56)(良:2票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS