みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.子供の頃に見た時は題名が印象的で重厚な作品だなあという感想を持った記憶があるが、大人になってから見るとクーデターとしては準備不足で稚拙だし、オマケに作戦が早々にバレてしまうし、殆どがさっさと鎮圧されてしまってこんな小さな話だったっけ?という印象に変化。まあ、自身の成長?は感じられたかな。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-08-26 01:36:44) 8.ものすごく豪華キャストなんだけど、ものすごく幼稚なお話。要するに、左寄り思想の方々が政権中枢や自衛隊を露悪的に描いただけという感じ。しかし残念ながら、「革命」のために警官や車掌を平気で射殺するとか、意に沿わない者を毒殺するとか、多くの乗客を戦闘の巻き添えにしても構わんというのは、歴史的に見れば左寄りの活動家たちが得意とした戦法じゃないかと。つまり自分たちがやりかねない犯罪行為を、無理やり政権中枢や自衛隊におっかぶせて批判するという、なんとも自己矛盾的な作品に仕上がっている気がします。ちょっと発想が貧困なんじゃないですかねぇ。 ついでに言えば、吉永小百合がとてつもなくダイコンでした。 まあ顔見世興行的な作品として、それなりに楽しませてもらいましたが。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-08-21 02:11:45) 7.主人公がテロリストとまでは言わないものの義憤に駆られた憂国の士に見えない。一般客と共に列車での移動に現実味が感じられない。ドラマ性を持たせる為とはいえ三角関係は皆が青臭くて辟易する。馬鹿馬鹿しくなるのを佐分利信、滝沢修、三國連太郎が救ってくれました。怪物と妖怪の勝負、鬼と仏の顔を持つ元憲兵。キラ星の役者陣の中で別格の三人に、存在感というものを考えさせてもらえました。趣がある題名が活かされていれば良かったのですが。 【The Grey Heron】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-10-13 04:04:29) 6.参ったなあ。何かもうねえ、主役であるはずの渡瀬恒彦やヒロイン、マドンナ的役割の吉永小百合よりもどうして脇を固める俳優陣に目が行ってしまう。渥美清に宇野重吉、大滝秀次、大地喜和子、岡田嘉子にってもう寅さんじゃないかよ。作品そのもののテーマが面白いだけにファンには申し訳ない吉永小百合が邪魔です。彼女が出てくると緊張感が感じられないのは毎回そうだが今回もそれを強く感じてしまう。三人のドロドロした恋愛模様もどうせならもっと悪女を演じれる女優、脇役でありながら素晴らしい存在感の大地喜和子がこの吉永小百合が演じた役を演じさせたらどうなっていたかなあ?社会派映画としての一応の基準、面白さは感じられただけにしつこく言うけど吉永小百合が悪女としての魅力が感じられなくて残念。あの役に一番適してる若尾文子を抜擢し、監督増村保造なら凄い作品になってた気がしてならない。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-24 20:49:44)(良:1票) 5.骨太な社会派作品を数多く世に送り出した山本薩夫監督の映画だけあってさすがである。これは単なるアクション・サスペンスではない。戦後警察予備隊として発足し、憲法論議を醸し出した「自衛隊」の存在の是非を問う映画でもある。 今日自衛隊はその地位を確立したと思われるが、この映画が生まれた70年代後半は安保闘争や大学紛争の跡が見られた頃でもあった。 そしてちょうどその頃起こったのが「三島事件」と呼ばれるものであった。右翼の小説家三島由紀夫は、自衛隊の決起とクーデターを呼びかけ失敗した。そして割腹自殺を遂げたのである。この映画がその三島事件をヒントに作られたのは言うまでもない。 「自衛隊」というものは本当に日本の国を守るために存在するのだろうか。日米安保を背景に大きくなった「自衛隊」はもはや軍隊ではないだろうか。この三島事件と重なるのは戦前の5.15事件や2.26事件である。その頃の日本はそれらの事件を経て急速に大東亜戦争へと突き進んでいったのではなかったか。これらの諸事件を思い起こしながら映画を見ないと、単におもしろかった、格好良かったの低次元のレベルになってしまう。 戦争は惨たらしいもの、あってはならないものである。戦争を知らない世代がほとんどとなった今だからこそ、この映画の価値があるというもの。自衛隊を右翼のテロリストや腐敗した政治家が握れば再び戦争となるだろう。 今日の竹島や尖閣の領土問題などで紛糾する時代だからこそ、世界に平和を呼びかける日本の存在があるというもの。 前置きがずいぶん長くなってしまったが、この映画の渡瀬恒彦、吉永小百合、山本圭らは見事にその役柄を演じている。実に見応えのある映画だと思う。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-04-28 00:53:12) 4.バ~ッカじゃないの?人質を射殺し、「多少の犠牲は必要」の言葉にダメだこりゃと思った。本来守るべき一般国民の命を軽んずる軍人の言い分(美しい日本だとか抽象的だし)に、みんなが耳を貸すと考える神経を疑う。自分らのちんけなプライドのために、戦時中一億玉砕を主張した軍部と同じじゃないか。渡瀬以下の人々は完全に自業自得。 鑑賞中、半端ない不快感があった。-10点くらいつけたいが、無理なので0点に。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 0点(2010-10-16 22:29:01) 3.話の素材は面白い。ただ、この類の事件は緊迫感がうまく描けないと作品の質に致命傷をを負う。現在の社会情勢で作られると一段と面白くなるだろうが。 【monteprince】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-11-25 00:14:53) 2.この頃の日本映画はまだ活力が残っていた気がします。自衛隊のクーデターというと、例の”三矢研究”を想い出します。列車を乗っ取ってというのは、実際にはどうなんだろうなあという疑問がありますが、映画的な手法として、到着時間が決まっている列車という動く密室というのはよく利用される設定ですよね。また、計画の現実性としても、無理があると思うのですが、捨て石とされた渡瀬恒彦たちの人間ドラマを観ると思えばいいのかな。印象的なシーンは、仲間を射殺して敬礼するシーンですね。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-01 22:08:24) 1.憲法改正が事実上不可能であるため自衛隊がクーデターを起こし、クーデター軍が寝台特急さくらで東京に向かってくるというポリティカルアクション。いつの間にか憲法改正派が多数を占める世の中に変貌を遂げ、自衛隊は海外にも派兵される世の中。まあ私も戦争反対ではあるが憲法改正賛成かな。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-11-23 18:04:27)
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