みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.西部劇においてリアリズムを追求した監督は誰か? もちろん「真昼の決闘」なんてつまんねえ西部劇を撮ったフレッド・ジンネマン何ぞではない。 オールラウンダーな職人アンソニー・マンだ。 リアルタッチの演出はもちろん、独特な人間ドラマや風景の美しさ。失敗作も少なくないマンだが、反面全盛期の傑作群は今の時代にこそ再評価されるべき作品ばかりだ。 ヒューマンドラマ「グレン・ミラー物語」はもちろん、突出した戦争映画「最前線」や「雷鳴の湾」等優れた傑作が多い。 あの「スパルタカス」だって最初はマンが撮ってた。アレを全部マンが撮っていたらどうなっていたのだろうか。キューブリックに及ばないのか、それともそれに並ぶかそれ以上の作品になっていたのか。気になるぜ。 そんなマンが最も多く手掛けたのが西部劇。 本作「ウィンチェスター銃'73」はそんなマンの傑作の1つだし、保安官もの「胸に輝く星」やインディアンを友好的に描いた「流血の谷」といった諸作と共にもっと知られるべき代表作でもある。 この作品を見て“古臭い”なんて思う奴はこの映画の何を見たんだろうか。いや何も見てないね。 ストーリーは千丁に一丁と言われる名銃「ウィンチェスターM1873」を巡って様々な人間ドラマが交錯する。まるで山中貞雄の「丹下左膳 百萬両の壺」だ。 だがストーリーはシリアス一色、名銃探しはやがて奪い合い、殺し合い、そして壮絶な事件へと膨張していく。 たった一つの優れた“道具”が万の人間の命を奪える“人殺しの道具”になる過程。西部を征服した銃が今度は人の心を狂わせていく。怖い話だぜ。 どうでもいいけど、マンの映画って大抵主人公が“伏せる”よな。ステュアートどんだけ伏せんだよ。 馬上で睨みを効かせるステュアートも印象的。面白い作品でした。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-02 00:33:44) 2.そうとう面白くない。期待はずれ。 序盤の射撃コンテストは良かったものの、そこからの追いつ追われつの逃走劇はドタバタしていてよくストーリーが分からなかったし、第一誰にも感情移入できなかったのはどうしたことか。 苦手なウエスタンで、しかも最後までむやみやたらに派手な銃声ばかりでイヤになった。 時間が長く感じた。2点に近い3点。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-09-24 18:37:32) 1.ジェームズ・スチュワートは『スミス都へ行く』『素晴らしき哉!人生』のような心温まる現代劇の主人公というイメージがありますが、本格西部劇でもなかなかいい味出してます。『リバティ・バランスを撃った男』では予想通りちょっと頼りない西部男でしたが、本作の役どころは珍しいことに、ちゃんとまぁまぁ強い男でした(笑)。いわく因縁のある名銃ウィンチェスターを巡って展開されるストーリーは、『運命の饗宴』や『黄色いロールスロイス』とちょっぴり似てる、と言えないこともないかな??? 【Pewter All】さん 6点(2003-11-10 03:02:38)
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