みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
32.噂には聞いていましたが、たしかに見ているとだんだん辛くなります。岩下志麻とか緒形拳とかも、さぞかし演じていて辛かったんじゃないかと思います。 特に中盤以降、緒形拳は〝解決〟に向けてある意味で一直線に突っ走るわけですが、他に方法があったんじゃないかと誰もが思うところでしょう。クソマジメな言い方をすると、経済的貧困もさることながら、知識の貧困・情報の貧困も悲劇を招くということで。前者はどうしようもない部分がありますが、後者なら自助があれば共助・公助で救われるはず。そうオトシマエをつけることが、この陰惨な物語を自分なりに浄化する唯一の手段かなと。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-05-24 23:18:01) 31.多くの要素が詰まった映画。当時のドラマ的な雰囲気が満載だし、最後はちょっと思うところがある、という作品。 こうして、様々な人にいろんな時代が過ぎていったんだろうな、とか思う。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-08-22 20:21:21) 30.いやー、凄いお話ですね。実話に基づくものだと聞いて本当に”鬼畜“だなと思います。映画としての感想としては、シナリオは抜群に面白い。怖いのと可哀想なのと、「元はといえば全部旦那のせいだろ!」とツッコミながら観てしまいました。あと東京タワーで置き去りにされた良子の行方が気になります。いい人に拾ってもらいたい。演者も緒形拳、岩下志麻、小川真由美皆さん迫真の演技。特に岩下志麻と小川真由美の罵しりあうシーンは凄かったですね。緒形拳の情けない感じも上手い。子役の利一と良子が酷かったというか、皆さんのおっしゃるとおり棒読みですね。この子達が現代の子役くらい上手かったらもっとよくなったでしょうね。ちょっと酷かったのでそこだけが残念です。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 9点(2016-09-25 12:01:37) 29.遥か昔、週末の深夜の娯楽としてテレビで映画が放送されていた頃に観たものを思い出してのレビューなのですが、まぎれもない秀作映画です。作り手が何を描き表現したかったかは受け手の感じ方次第でしょうけれど、【人間】そのものへの警告と受け取りました。自分の命以外はオモチャ同然に踏みにじる事件が増加する昨今こそ、誰もがこの作品を観て欲しいものです。人間の業があまりにも鮮明に描かれている恐ろしい作品です。結婚を意識している人。子供を作れる立場の人。是非ごらんになってください。 【役者の魂】さん [地上波(邦画)] 10点(2015-06-14 14:12:29) 28.当時観た時は幼かったのでとにかく怖かった。緒形拳さんの顔も怖かった。でも大人になってから観ると岩下志麻さんが超怖い。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2015-03-05 01:58:20) 27.子役の演技がもう少しマシだったら全然違ったろうに。 岩下志麻の愛人に対する怨恨と緒方拳のダメ親父っぷりが見事な演技だけに余計にそう思える。 昔の日本映画は子役のレベルが低いのかも。 子供への虐待を描いた『トガニ 幼き瞳の告発』の子役と比べると雲泥の差。 あのレベルの子役で本作を見てみたかった。 今は邦画も上手な子役がいっぱい出てきているので、それだけにもったいないような気がする。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2013-08-09 00:08:19) 26.名前のインパクトと岩下志麻出てるーってだけで観て見たら、結構古い映画で見る自信なくしたけれど、なかなかだった。数名で観賞後、話したくなかったのか皆そそくさと帰っていった映画。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-11-25 03:39:33) 25.うわぁぁ・・・すごい映画でしたね。「鬼畜」、まさにこれ以上ないピッタリのタイトルです!あの気の抜けるような音楽が、かえって話のコワさを引き立てていました。あまりにもこわすぎるので、2度と観ません。 【ramo】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-07-23 01:48:26) 24.見ていて目を背けたくなるような人の醜さが描き出されていました。原作未読ですが、じゅうぶん楽しめました。 【K】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-01-10 18:15:58) 23.たいした原作ではないが、それを3流映画監督と、どうしようもない子役のせいで、5流映画にしている。ミッドナイト・エクスプレスやディア・ハンターが放映された年にこんな映画作っているのだから、日本映画のどうしようもなさが悲しいし、砂の器もう一度みたいな作りがかえっていやらしい。それでも、昭和32年の日本の貧しさを知らない人には、この原作もこの映画も評することは控えていただいたほうがよいと思う。 【みんな嫌い】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-01-01 23:21:56)(笑:1票) 22.過去に同じような内容の裁判の傍聴をしたことがあるので、その時の内容とラップする部分が在りましたのでかなり真剣に鑑賞してしまいました。岩下さんの演技が本当に鬼に見えましたしまたしまた、演出もなにも無いのに恐がらせる脚本には脱帽です。でも真実はこれ以上に恐ろしい内容だと思います。 【SAT】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-26 22:13:49) 21.だいぶ前のことだけれど、TVのトーク番組か何かで岩下志麻さんがこの映画でのエピソードを語っていました。例の庄二の口に食べ物を突っ込むシーンですが、あの後、あのお子さんが志麻さんを遠くで見つけても泣き叫ぶようになったとか。志麻さんがどんなに変装していても見破り泣き出してしまったと。志麻さんが「今、思い出しても辛い」と言っていたのが印象的でした。並の精神レベルの女なら、火の車の印刷工場抱えて甲斐性なしの夫がいきなり3人も隠し子連れ込んだら、子どもに当たりたくもなりますよ。子どもに罪はないと言っても、そこで子どもに優しく出来る女性が世間に一体どれくらいいるのかしら。私なら、殺しはできないかも知れないが、罪がないからこそ子どもにイライラし、辛く当たるだろうなあ、と思いますね。原作未読なので、清張氏が何を指して「鬼畜」と書いたのか分かりませんが、お梅を「鬼畜」と言うのなら、それは違うと言っておきたいです。そういう状況に追い込んだ宗吉と菊代こそが「鬼畜」なのだと。「鬼畜」とは鬼と畜生のこと、「畜生」とは動物など人間以外の生き物の総称だが、宗吉みたいなバカ男の子どもを安易に3人も産んだ上に、そうすればどうなるか容易に分かるのにそれでも宗吉とお梅の所へ捨てた菊代は、畜生にも劣るまさに「鬼」でしょう。良子のその後が気になり、切ないです。 【すねこすり】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-18 16:54:42)(良:1票) 20. 『砂の器』と比べると、話と舞台のスケールがなんとも狭苦しいのだけれど、映画の完成度としては、こちらのほうが上なんじゃないだろうか。しかし、主演が緒方拳でなかったとしたら、はたしてどうだったろう。地をはうように世俗的な欲望に生きる人間像は、原作の松本清張のお得意の世界だ。松本清張には、人間精神の高貴さとか高尚さとか尊厳などというのは、卑近な欲望の嘘くさい変形にすぎない。正直言って、私はこんな松本清張の世界は好きじゃない。だから、この映画も好きじゃない。芥川也寸志の音楽も、いつものように泣かせの意図がまるみえで、安っぽい。ただ、緒方拳へのオマージュと、野村芳太郎の清張ものの最良作として、7点はつけておきましょう。 【goro】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-12-21 07:06:55) 19.まあまあといったところでしょうか。 どうも小説の粗筋をそのまま映画にした、みたいな作りが苦手です。 川越の古い町並みを観ることができたのは思わぬ収穫でしたけどね。 岩下志麻は相変わらず綺麗でしたね! 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-15 19:32:27) 18.私は志麻が怖い。志麻を初めて意識したのは、NHK大河ドラマ「草燃える」の北条政子役だった。かなり無理矢理感があった娘時代から、息子頼家や実朝を叱咤する尼将軍時代まで一貫して怖かった。今に至るまで一度抱いてしまったイメージは不変。さて、志麻は一体いつの頃からこんな低音ドスの効いた、鬼畜生キャラを好んで演じるようになったのか?デビュー当時の『秋刀魚の味』での、小津好みの清純可憐な役からこの『鬼畜』まで、私の志麻鑑賞歴インターバルが空きすぎてて把握が難しい。『紀ノ川』あたりまでは袴姿がよく似合うおきゃんな女学生役だったのに。まさかある日突然豹変した訳でもあるまい。当レビュー登録の志麻のフィルモグラフィー中だと、タイトル的に「影の車」あたりで何事か、志麻の身の上に演技派への意欲を掻き立てる何かがあったと見るが如何。敢えて子供の日のプライムタイムに思いきってこの映画を放映する勇気あるテレビ局は・・・ないだろうな、やっぱ。親に自覚持たせる絶好の機会だと思うが。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-05-05 14:50:01)(良:2票) 17.なんといっても子供を虐待する岩下志麻が演技とは思えぬほどに狂気に満ちていて恐ろしい。「愛を乞うひと」の原田美枝子もすごかったが、ここまでではなかったと思う。緒形拳はそんな岩下志麻の尻に敷かれたダメ亭主という感じなのだが、東京タワーで娘に「自分の名前言えるか。」とか質問する姿に気持ちがすごく伝わってきてやりきれない気分になった。ラストシーンの解釈はいろいろあるみたいだが、どっちにしても悲しすぎるラストシーンだ。見終わってこんな凹んだ映画も久しぶりだが、映画製作当時よりも児童虐待が社会問題化している現代においてもう一度、再評価されるべき映画だと思う。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-04-26 15:36:30) 16.パンを無理やり口の中に押し込めらて「食べろ!」って言われても、苦しくて余計食べれんがな。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-10-02 21:42:41) 15.ラストで原作にはないエピソードが追加されていて、より切なさ倍増(;;)。原作より面白い映画を久々に見ました。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-05 09:41:07) 14.結婚して所帯を持つまでは今ひとつピンとこなかったが,子の親になった後で観ると一気にくる,私にとってはある種の時限爆弾的映画。緒方拳扮するダメ親父の行為は許し難いとはいえ,父性を確立できなかったその弱さに同情心をかき立てられるのも,父親の目線で観ているからだと色々な意味で思う。他の方が書いておられるように,私も東京タワーに置き去りにされた少女の行く末を案じている。娘を置いて立ち去った父親が夕暮れの街中でふと振り向くと,夕空に浮かび上がる東京タワーに照明が灯るシーン。はっと胸を衝かれた。野村芳太郎の演出は残酷で美しい。8点献上です。 【Roxy】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-07 09:53:16) 13.豊かな現代にのほほんと暮らしていると、本作品の時代背景や描写にぴんと来づらいものはあるが、それでも最後まで釘付けにさせる緊張感はさすが。 【じゃん++】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-17 12:22:16)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS