みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.今から68年前の映画にしてはすごい。 ほとんどの役者さんは鬼籍に入ってぃると思われるけど、みんなイキイキしてますね。 今、シン地球防衛軍を作るとしたら、盆踊り大会はダンシングヒーローを踊って 多国籍なんでしょうな。 間抜けなモゲラは、変形して。 パラボラは電子化しているのかな。 と、現在にリメイクしてほしい作品だけど、今の時代 当たらないでしょーー 女性をさらう俳優は結構いるのでは。 【SHOGO】さん [インターネット(邦画)] 6点(2025-01-18 15:25:32) 9.東宝特撮映画が大好きで、その第一人者である本多猪四郎監督の作品はほぼ観てきた。 特技監督の円谷英二と組んだ数々の特撮映画作品は、時代を超えてクリエイティブの真髄を僕たちに見せてくれ、世界中のクリエイターたちに今なお影響を与えて続けている。 本多猪四郎の最後の特撮映画作品は、1975年の「メカゴジラの逆襲」なので、1981年生まれの僕には劇場のスクリーンで観る機会は無かった。 そんな折、古今東西の名画を映画館でリバイバル上映する企画「午前十時の映画祭」で、「地球防衛軍」が上映されるという情報を得て、これは観に行かなければと数ヶ月前から心に決めていた。 「地球防衛軍」は、本多猪四郎監督作の中で数少ない未鑑賞作品だったので、これを逃す手は無かった。 普段は選択しないが、シアター内の前方席を予約し、やや見上げ気味の体勢で東宝特撮を堪能することにした。角度的にやや見辛かったことは否めないが、稀代の特撮映画を見上げながら味わうことも、この機会ならではだと思えたし、多少の観心地の悪さは、本作が公開された当時の映画館の環境を擬似的に味わえているようにも感じた。(途中聞こえてきた男性の寝息に対する不快感もまた一興) 冒頭、幾度も見てきた「東宝」のオープニングロゴに続き、「本多猪四郎」、「円谷英二」とクレジットが大写しになった時点で、感慨深さを覚えた。 モゲラによって倒壊する山村、伊福部昭の劇伴にと共に出動する自衛隊の兵機、それらの描写は、これまでも東宝特撮映画をつぶさに観てきた者にとって決して目新しいものではなく、幾度も鑑賞してきた光景ではあったけれど、劇場のスクリーンに映し出されているということが、やはり感動的だった。 映画のストーリーテリング自体は、極めてチープで大雑把なものだが、この味わいこそが特撮映画の妙味でもあるので、終始微笑ましく鑑賞することができた。 本作は、自分が想定したよりも東宝特撮映画としても、本多猪四郎監督作としても初期の作品だったようで、平田昭彦、佐原健二、志村喬ら、常連俳優たちの若々しい姿も新鮮だった。 東宝特撮映画に限らず、往年の名作、大作を、今の時代に改めて劇場鑑賞できる機会は、極めて重要に思える。地方でもこういう機会が増えることを望む。 翌日、起床した途端に首から背中がやたら痛く身動きが不自由になっていた。寝違えたのかと思ったが、このレビューを書きながら、「ああ、前方席で無理な角度で映画を観たからだ」と気づいて、激しく後悔した。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 6点(2023-08-19 14:25:20) 8.こういう映画を劇場で見て思うのは現代の設備の整った映画館で見るには画質の方は何とかなっても音響面が結構きついということです。冒頭の東宝マークに流れる伊福部昭の音楽からして音割れしているような印象すら受けます、家で見た時の方がずっと印象がいいです。皮肉な話ですが音響という面から考えると日本映画黄金時代の作品は現代では映画館の大画面で鑑賞する価値が薄れてしまっている側面があります。とはいえやはり4Kリマスターの恩恵は十分にあったとは思いました。特撮場面はこの時代にしてはという但し書き付きではありますがかなり丁寧に作られていることがよくわかります。序盤の自衛隊によるモゲラの火炎放射器攻撃場面ではカメラをパンさせたように編集することでワンカットで両者を捉えるように見せているところが努力を感じさせます。物語の面では平田昭彦演ずる白石は劇中の描写だけだとああいう行動に至った動機がよくわかりません。兄妹・婚約者設定も物語上特に活かされていないので不必要に感じます。無理難題を押し付ける怪異が若い娘を差し出せと要求する姿はSFというより土俗的な民話を思わせます。やや危ういと感じたのは放射能によって身体に異常が生じたミステリアンが地球人との結婚を求めそれを拒絶されるのは現実の被爆者の婚姻差別を連想させるところです。まあその辺を深く考えずおおらかな時代のSF戦記を楽しめばよいのでしょうが、その場合でも戦闘シーンが結構単調ですね。伊福部昭の音楽を垂れ流しにして画面のリズムを意識することなくミサイルや砲撃が淡々と繰り返されるだけです。まあ伊福部昭の音楽自体が同じモチーフを何度も繰り返す傾向があるので合っているといえば合ってるのでしょうが。マーカライトファープがなぜミステリアンに有効なのかもよくわかりませんね、無粋ながら脚を狙えば終わりではないかと(笑)。 【Сакурай Тосио】さん [映画館(邦画)] 5点(2023-08-05 19:50:41) 7.東宝の特撮シリーズの中ではNo.1ですね!子供の頃は熱中して観てました・・・ 特に最後の攻防シーンは伊福部昭のBGMが場面を盛り上げてましたね、モゲラのデザインも 良かったです、ただ本当はモゲラとマーカライトの攻防が見たかったですね。 【マロウ】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-11-29 02:49:31) 6.延々と流れる伊福部昭のマーチやモゲラ対自衛隊の描写は、特撮映画ファンとしては高揚感たっぷりで楽しめたが、幼い頃から植えつけられていた本作の高評価神話に期待しすぎたのか、それ以上のものは感じられなかった。何より「ゴジラ」に比べて光学合成の処理に詰めの甘さを感じてしまったのが一番の原因だと思う。だが、地球防衛軍の主要兵器「マーカライト・ファープ」は最高にカッコイイ。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-08-13 14:58:19) 5.「 童心を くすぐるフォルムの メカモゲラ 案外脆くて あら腰砕け 」 詠み人 素来夢無人・朝 【スライムナイトのアーサー】さん [地上波(字幕)] 4点(2005-12-30 19:09:54) 4.山陽道O県O市T町には「地球防衛軍」という名の風俗店がある(実話)。考えてみれば、嫁さんのいない、精力を持て余した男たちのいくところだ。職員たちも、ある意味、地球を守っていると言える(性犯罪から)。そう思うと、彼女らを応援せずにはいられない。今宵も頑張れ!地球防衛軍!! 【伯抄】さん [映画館(字幕)] 3点(2005-09-04 01:24:29) 3.この映画は日本のSF特撮の歴史を説明するときかならず出てくるし、色々なところで深読みもされてて結構気になり、最近観てみました。普通に今の感覚で観れば、お馬鹿で荒唐無稽そのものな感じ。特撮はおもちゃ丸出し、宇宙人は全然脅威に見えない変な被り物した怪しい集団、ドラマ部分は人の心情がわかりにくく、最後の攻防は単調。人によったら寝てしまうかもしれません。ただ、これが童心にかえり昔の特撮や古きよき空想SFを余裕を持って楽しんで観れば、とたんにおもしろくなります。ロボット怪獣モゲラが登場するシーンとかはその機械音とか巨大ロボットが暴れるという雰囲気がでてて楽しいし、それなりに迫力もあります。宇宙人の洪水攻撃もしかり。自衛隊がちゃんと出てきて、応戦したり、外人もちゃんとでてきて、なんとなくグローバルな感じもするし。それに宇宙人との攻防も、なんかおもちゃで遊んでる感じで(昔のサンダーバードを見てるような)男の子だからか、なんか燃えます。さらに地球をねらう宇宙人が、地球のちっぽけな国の日本にやってきて、半径3キロの土地と女を都合してくれとゆう(しかも名前指定)せこすぎる要求。それに対して問答無用な日本人。なんか微笑ましい。荒唐無稽すぎても映画としてはコミカル路線にはしらず、真面目に描いてるあたりが、逆におもしろい。モゲラがちっと弱すぎで、最初から宇宙人が弱いのにいばってる悲壮な集団にしか見えず、モゲラ二号機が地下から頭だけ出現してモグラ叩きのよーに叩かれ沈んでく様も、この映画のノリではアリな感じがします。とにかく、全編、楽しい空想と突っ込みのあらし。全然退屈しませんでした。これ、もっと若い時に映画館で観たかったな~。 【なにわ君】さん 7点(2004-10-15 13:26:49) 2.SF映画が空想科学映画と呼ばれていた時代の、これは日本が生んだ特撮映画の中でも特にエンターテインメント性の強い作品で、本格的な侵略SF映画としても、後の世界のフィルム・メーカーたちに多大な影響を及ぼした記念碑的作品である。映画は、圧倒的な科学力で地球侵略を企むミステリアンと、やはり最先端科学を結集した地球防衛軍との大攻防戦が、極めて日本的景観の富士の裾野を舞台に展開されていく。それはまさに音と光の一大ページェントといった趣であり、シネマスコープの横長の画面が実に効果的。山火事や地崩れそして大洪水といったスペクタクル・シーンも用意されてはいるが、やはり卓抜なアイデアを駆使して製作された科学戦を演出する様々なメカの活躍ぶりが楽しい。夕暮れの蒼さにひときわ白く輝くミステリアンの円盤は、エイをデザイン化したようなユニークなボディで、ゆったりと飛行する姿は優美ですらある。山の斜面の一角が崩れて登場するモゲラは、鼻と背中にあるドリルで地中を掘り進むモグラ型ロボット。ゆったりといかにも重量感溢れる動きは恐怖感たっぷりだが、その鈍重さが唯一の欠点でもある。目からはあらゆる物を溶かしてしまう強力な怪光線を発するのに対し、防戦一方の自衛隊員の武器には火炎放射器というのが、この頃の時代色がよく出ている。モゲラが暴れまわる前半から一気に富士をバックにしたバトルが開始されるが、地球側からは熱戦砲を装備したα号とβ号の空中戦艦が登場。このシャープなデザインの攻撃型スーパー・メカと実際の戦闘機を並列に合成して、その巨大感を演出するところなどは円谷特撮の真骨頂であり、噴射口から黒煙を吐きながら進行するシーンなどはもはやアートと言ってもいい。最終兵器のマーカライト・ファープは、後の東宝特撮映画に欠かせないパラボラ型兵器の原型である。輸送型ロケットのマーカライトジャイロが上空で真っ二つに分かれたカプセルから出現、敵の熱線を反射・吸収するパラボラを上にして、逆噴射で地上に降りてくるというアイデアは画期的で、ドーム包囲網の画面構成が実に素晴らしい効果を挙げている。このように単純かつ荒唐無稽な娯楽作品ではあるが、1時間半足らずの上映時間には息をもつかせない面白さが凝縮され、円谷特撮では最も密度の濃い作品だったと言える。今でも様々なシーンが明瞭に甦るほど思い出深く私にとってはまさにエバーグリーンなのである。 【ドラえもん】さん [映画館(邦画)] 10点(2004-08-11 00:47:50)(良:4票) 1.これも日本ミニチュア特撮映画草分けの一本、なんでしょうが、子供の頃に観たので事前に何の知識もありゃしない。山崩れとともにロボット怪獣が現れ、コイツが暴れる怪獣映画かと思いきや、橋にバクダンしかけて、早々にやっつけちゃう。これが衝撃的でした。テレビのヒーロー物と違って、超人的ヒーローは助けに来てくれず、人間が直接、怪獣を倒す、この事に随分興奮したものです。しかも真の敵は高度な科学を誇る宇宙人。強い! しかしその後がどうも。宇宙人の基地からの怪光線に立ち向かうため、「怪光線を跳ね返す兵器」なんてのが登場(名前忘れた)、子供心にも「何だか都合いいなあ」と。まあ、この兵器では結局倒せないんですけども、さらに進んでクライマックス、今度は妙に人間臭い話になってしまい、う~む、正面からのガチンコ勝負を期待していたのにやや空振りか。とは言え、やっぱりワクワクさせられた映画には違いないし、今観たら別の楽しみ方ができるんじゃないかな、という気も。 【鱗歌】さん 7点(2004-02-08 00:28:28)
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