みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.阿婆擦れを描かせたらピカイチの増村保造の名に恥じぬ圭子(野川由美子)、野心ギラギラの三下前田(成田三樹夫)、善良そうな小料理屋の店主/凄腕殺し屋塩沢(市川雷蔵)。それぞれ際立った個性に惹かれるものの、三人が絡んで進んでゆくストーリーが拙くて盛り上がれないの歯痒かった。 【The Grey Heron】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-06-20 14:42:31) 7.ストーリー自体は特にどうとも思わないが、主人公・塩沢の仕事っぷりはかっこいい。この2年後に亡くなる市川雷蔵のクールな存在感によって平凡な脚本もそれなりに面白くなると。さすがスター。成田三樹夫、野川由美子、小池朝雄も良かった。小林幸子は座頭市シリーズで見かけたんで、今回は驚かずに済んだ。時系列ずらしだけは少し注意してご覧になった方がいいかも。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-06-10 17:34:10) 6.こういった映画が苦手な私ですら格好良いと思うのだから、好きな人にはたまらないだろうと思う。それほど、渋く、クールで格好良い。ラストの成田三樹夫の台詞には笑った。「色と仕事の・・・」は、雷蔵の受け売りではないか。 【ESPERANZA】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-05-18 13:03:48) 5.物語の時間進行がバラバラになっているトリッキィな構成。なぜ寿司の折り詰めを「3つ」買うのだろう・・・? 主人公のセリフが切り詰められていることもあって、最初は謎めいたストーリー。これが、映画の進行とともに徐々に明らかになっていくところに、ハードボイルド的シブさと、謎解きのスリルがあります。雷蔵の表の顔は、7・3分けカツラ風髪型の飲み屋のオヤジ、しかし裏の顔は切れ者の殺し屋。いや、切れ者と言うのとはちょっと違うのかもしれない。ヌカリ無く着々と準備を進める有能ぶりとは裏腹に、どこか生死を超越したような、雷蔵の虚無的な表情(←いつもどおり、という話もある)。その姿はまるで死神のようでもあります。ラストの後ろ姿が実に印象的。その後の成田三樹夫のセリフは、直前の雷蔵のセリフをそのまま頂いたもので、映画のオチとしてはピシッとキマったシーン、のハズだけど・・・「おいおい、シタリ顔でそのまんまヒトのセリフをパクりやがって。オマエは寅さんか!」と、つい突っ込んでしまいました。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-08-15 13:10:42)(笑:1票) 4.「ガンもドスもいらない非情のテクニック! 狙った奴は必ず消す! 俺の殺しに指図は無用!」 これは煽りすぎw 見終わった後色々と疑問が出てくるけど面白いです。先を読ませない展開に、渋い雷蔵、間抜けな?成田三樹夫、キュートだけどお腹がプニプニな野川由美子、みんな魅力的でした。音楽も印象的で、繰り返し見たい傑作です。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-19 23:33:45) 3.仕事人の原点ですねー。おっそろしく地味で渋い。燻し銀どころか百年物の海泡石パイプの輝きだ…ってよくわかんねー例えですが。でも1点だけ気になる点があるので、現在の平均よりひとつ下げます。市川雷蔵、声が細すぎないか…? もっと落ち着いた男の低い声であるべきなんじゃ…? そこを藤田まこと流にアレンジした結果が必殺シリーズであるのか、オイラが先に中村主水を刷り込まれているが故の違和感なのか、判然とはしませんが。私的には市川雷蔵の殺し屋像は、完成形になっていないような気がする。続編『ある殺し屋の鍵』ではもっとエンタメして違和感がグッと減ってますが、それがいいのか悪いのかも判断できないな…。作品としての完成度は、小粒ながら素晴らしいと思います。 【エスねこ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2004-12-25 02:07:15) 2.成田三樹夫や小池朝雄は〝いかにも〝といった感じを漂わせているのに対し、市川雷蔵は全く殺し屋の雰囲気を漂わさず、ただの小料理屋の亭主といった感じなのだが、そこがまた魅力なのだった。ジタバタしてる成田や野川由美子の傍らで始終クール、それでもって分け前はきっちりやる、といった粋な仕事人に、観終わった時は自分も弟子入りしたい気分でした。なぜか若い小林幸子も出ておりました。(地味な役者時代なのかな) 塩沢の仕事ぶりは〝必殺仕事人〝の秀と妙にダブった。(こっちがオリジナル?)雷蔵、シブし。 【fujico】さん 7点(2004-05-10 22:13:10)(良:1票) 1.普段は小料理屋の主人、しかし本職は藤枝梅安の如く針1本で仕事するプロの殺し屋「塩沢」を市川雷蔵が言葉少なに演じる。ひょんな事から塩沢の店に居座る事になったあばずれ(野川由美子)とヤクザの下っ端(成田三樹夫)が結託、塩沢を取り込んで組の麻薬を横取りしようとする。正直このへんの流れは「殺しのプロにしちゃ甘いんじゃないの?」と言いたくなるが、全編に漂う独特の暗さには妙に惹かれる。塩沢は戦時中飛行機乗りとして従軍していたようで、部屋には仲間二人と肩を組んだパイロット姿の写真がポツンと飾ってある。常に淡々としている塩沢だが飛行機の音だけには微妙に反応し、「仲間はみんな死んでいった」とポツリと呟く。高度成長期真っただ中の当時、彼ら戦中派は何とも言えない空しさを感じていたのだろうか。映画を見ながらそんな事を考えた。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-02-03 15:44:36)(良:1票)
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