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【クチコミ・感想】
2.阪妻版を残念ながら見ていないですけど、雷蔵ファンでサイレントのチャンバラ映画を殆ど見たことない私は、最初雷蔵の初期作品なのかと思いました。彼の顔付きもちょっと違うしチャンバラシーンが昔っぽかったので。版妻版がどんな感じだったか想像つくような気がします。いやそれにしてもクライマックスの千人斬り?(1万人斬り?)は見応えありますねぇ。食べても食べてももやしが減らない味噌ラーメンみたいでしたよ。雷蔵ってこういう影のあるナイーブな男の役が凄く似合うんだけど、一方で「弁天小僧(58)」の爽やかな色男、「影を斬る(63)」の飄々とした色男も違和感無く演じてしまう。実に不思議な俳優です。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-05-11 11:58:02)(笑:2票)
1.バンツマの『雄呂血』には到底及ばない。【鱗歌】さん 3点 などと書けば話は早いのだが、そうはいかない。そんな事を書くのは私の役目ではない。私には、こういうヤンチャな映画を持ち上げねばならぬ使命と宿命がある(のかな?)。バンツマ&二川文太郎監督の方の『雄呂血』は、サイレントならではのデフォルメされた描写によって、実に活き活きとした迫力ある世界が築き上げられた、エネルギッシュな作品となっている。さて一方、本作はトーキー、同じ事をやっても新味が無いどころか、リアリティを著しく欠く事になりかねない。そこでまあ、ナンボか抑え気味なのがやや物足りないかも知れないのだが、どうしてどうして、よく見れば、ショットなどに(それなりに)工夫が見られ、なかなかの演出の妙である(---そろそろ話半分に聞いてください)。ストーリーも、サービス過剰な程、無情極まる展開、トテモよく出来た話なので、嫌でものめり込まざるを得ない。雷蔵の精悍そうで実は不健康そうでもある表情が、この荒んだ雰囲気に実にマッチしているんだな。そう、この砂埃に満ちた、荒んだ宿命の世界。シェイクスピア作品の完成度をグッと落としたような雰囲気とでも言おうか(何のこっちゃ?)。そしてラスト! ウム、雷蔵は何人の敵と戦ったのだろう?百人は軽く超えていそうだ。千人はいたか?いや私の記憶では、1万人くらい敵がいたのではないだろうか(←それは多すぎ)。とにかく、約15分にわたる、息もつかせぬ、いや、息も絶え絶えの、凄まじいノン・ストップ・チャンバラが展開! ほとんどランボーですよこれは。バンツマ版に対抗するには、このくらいやらねば到底かなわない、という誤ったリスペクトの結果でありましょう。でもね、こういうヤンチャさのある映画って、やっぱり好きだナア。やっぱり映画はベストワンよりもオンリーワンであって欲しいと思う。ところでこの映画、時代劇なのに、言葉遣いがちょっと現代っぽいところがあるのが気になったんですがどうでしょう。この当時「道路工事」なんて言葉あったのかなあ。 【鱗歌】さん 9点(2004-04-17 00:40:37)(良:3票)
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【点数情報】
Review人数 |
7人 |
平均点数 |
7.86点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 2 | 28.57% |
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8 | 4 | 57.14% |
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9 | 1 | 14.29% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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