みんなのシネマレビュー

442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍

442: Live with Honor, Die with Dignity
2010年【日・米】 上映時間:97分
戦争ものドキュメンタリー
[ヨンヨンニニッケイブタイアメリカシジョウサイキョウノリクグン]
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監督すずきじゅんいち
音楽喜多郎
企画すずきじゅんいち
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【クチコミ・感想】

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6.日系人の部隊だからどうってことより、PTSDで苦しんでいる様子が観ていて辛かった。 nojiさん [地上波(字幕)] 6点(2012-12-24 00:26:52)

5.第二次大戦でアメリカ軍として活躍したすごい日系部隊がいたというのは何となく聞いたことがあったけど、この映画を見て、少なくとも彼らの活躍という面では少し理解が深まったかなと思う。そういう意味ではとても貴重だし、他のほとんどの人にとっても同じなのではないでしょうか。どちらかというと彼ら日系人が受けた差別というよりも戦争での功績にスポットライトがあてられ、その想像以上の輝かしさと戦場の過酷さ、生々しさの両方に驚くばかり。特に「猫を轢いたらその感覚は忘れられないでしょう?人間ならなおさら」という言葉には妙に納得させられてしまった。また話は本国での徴兵、イタリア戦線、フランス戦線、そしてまたイタリア戦線と時系列に沿って展開するので、とてもわかりやすいし第二次大戦を違った側面から見ることができる。9.11以後のイスラムへの偏見を見ると人々は歴史から何も学んでないと言うけれど、偏見や差別といったものはアメリカ人がどうこうというより、人間の性質として仕方ないのでは、とも思う。そしてそういう人に対して少しでも何かきっかけを与えることがこの映画の役割ではないでしょうか。現代の442連隊の登場を待っている暇はないですからね。 プライドだらけさん [地上波(字幕)] 7点(2011-11-05 00:46:33)

4.日系人で組織された第二次世界大戦当時のアメリカ軍部隊のドキュメンタリー。低予算のためか、つくりの安っぽさはあるが、それを上回る感動を得られた映画。あまり民族主義的な見方は好きではないが、忠誠心や勤勉さで優れる日本人部隊はそりゃ強かったろうさと鼻が高くなる。一方で、その戦争が彼らに齎した苦悩にも光が当てられており、これにもとても共感できた。表にで来ることが少ないトピックだけに、この機会に多くの人に観ていただきたい作品だ。 映画のなかでダニエル・イノウエという人を一目見たときから、こりゃ只者じゃないと思って、帰宅後にwikipediaで調べてみたが、やっぱり只者じゃなかった(笑)。強烈なオーラが出ていた。 枕流さん [映画館(字幕)] 7点(2011-03-13 20:20:00)

3.ブルーレイ上映による解像度の高い画面が、元隊員たちの現在の平穏な暮らしぶりと小奇麗な身なりを色鮮やかに映し出す。 彼らが語る過酷な内容とのギャップや、現在の地形と重なり合うように編集挿入される当時のモノクロ映像との繋ぎが、隔世の感覚をさらに強めている。 442連隊への賞賛の念が窺える『二世部隊』(1951)でも省略されざるを得なかったと思しき、ローマ一番乗りをめぐる差別待遇。人間を殺す事の重み。約60年を経てようやく語られる彼らの言葉の響き、表情の深みに打たれる。 にも拘わらず、その元兵士達の言葉に被ってひっきりなしに感傷を煽る喜多郎の音楽タレ流しはナレーションの声音と併せてあまりに「声高」すぎる。 作り手は、彼らの表情・言葉の重み、強度をまるで信用していない。その複雑なはずの思いに対し、安いセンチメンタリズムで一方的に意味付けし、感傷メロディーで補強したがる。 だから、両国家・組織の棄民政策に対する批評性も大きく欠いている。 「反戦」を標榜していながら、情緒に寄りかかった作品こそいくらでも「非反戦」に逆利用され得る事に対し自戒が足りない。 ユーカラさん [映画館(字幕)] 4点(2010-11-28 22:24:25)

2.《ネタバレ》 非常に衝撃的なドキュメントでした。そして日本人(日系人)のメンタルの強靭さを改めて実感しました。  そしてその日系人部隊が敵国人として人種差別にあいながらも欧州戦線で大活躍し、ユダヤ人収容所の解放にまで関わっていたという事実を初めて知りました。また、彼らとは逆にアメリカへの忠誠を拒否し刑務所に入れられた方々にも触れていて興味深かったです。  ただし、日系人が決して自分たちは日本人ではなくアメリカ人なのだという明確な意思も示されていてやや複雑な気分にはなりました。 TMさん [映画館(字幕)] 7点(2010-11-26 00:45:35)

1.《ネタバレ》 この映画がなければ442部隊の事をほとんど知らずに死んでたかもしれないと思うと、この映画への敬意もひとしお。本作は、大戦中アメリカで差別されながらもアメリカ兵として、大活躍した日系部隊のドキュメンタリー映画である。恥ずかしい話、私はこの442部隊の事ほっとんど知らなかった。ほんと恥ずかしい。 差別されていた日系の部隊が徐々に躍進していく様は、爽快であるが、そこで流される悲惨な映像の数々に、娯楽気分で見ることを制止させられる。アメリカで差別されながらも、アメリカ人として戦った彼らの姿-根底に日本人の考え方、価値観をもって戦っていた彼らの姿-に何を思えばいいのだろうか。 感動などという言葉では言い表せない何かが湧きでてくるようであった。収容所から出発した彼らが残した功績は余りにも大きい。 世界各地に彼らの立派な墓が出来ていることもかなり興味深く、感動させられた。今の日本では「戦争で亡くなった方に敬意を表すること=戦争賛美」みたいな短絡極まりない主張がどこかしらあるようで、戦没者の扱いがぞんざい。まったく嘆かわしい。 純粋な日本人、在日外国人、そして日本国籍を持つすべての人に観賞していただきたいと思う。 すべからさん [映画館(字幕)] 10点(2010-11-22 00:43:16)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.83点
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