みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.この頃の大スターというのは、見た感じ、五頭身くらいしかないので、どこをどのように味わえばこれをカッコイイと感じることができるのかがまだ会得できていないのですが、そんな大スター・片岡千恵蔵が遠山の金さんを演じていて。 悪役が月形龍之介だもんで、金さんと水戸黄門が対決しているようなもんで、そうなるとどうみても千恵蔵金さんの方が分が悪く、こちらの方が悪いヒトに見えてしまう。そんな大スターの、大活躍。 物語はと言うと、佐渡丸の難破事件に端を発し、それを捜査する金さんの前に現れるさまざまな登場人物たち、その中には思わぬヒトが実は思わぬ正体だったりして、話は二転三転、最終的には陰謀が白日の下に晒される、という、同じ船の難破でもヒッチコックの『レベッカ』より数層倍、込み入ったオハナシになってます。 まさにこれぞ、エスピオナージュ。 でもちょいと、やり過ぎ、ですかね。裏の多い物語に対し、見せ場の方が追い付かず、気が付いたら事件が終わっちゃってる、みたいな印象です。演出にやや雑な部分も。 とは言え、例によって群衆シーンなんかは気合いが入っていたりして、さすがは「この頃の」東映、といったところでしょうか。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-02-23 19:51:34) 2.《ネタバレ》 青観あにさん、ども。んー、僕もこの作品はちょっと物足りなかったです。千恵蔵版「遠山の金さん」シリーズはこれしか観てないので何とも言えないのですが、何だか中途半端にサスペンス要素(?)が入ってたのがかえって良くなかったのかなあ。あ、でも途中のセルフパロディみたいなところ(今回は場所が場所だから、いつもの「この桜吹雪が~」ってのが言えねえなあ、と金さんが独りごちる所)と、ラストのワッショイワッショイなどんでん返しは結構マキノな感じでした。 【ぐるぐる】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-28 16:41:09) 1.片岡千恵蔵の遠山の金さん、かっこ良いけど、どこか不器用な男の哀しさとでも言いますか、マキノ雅弘監督作品として観てしまうとどうしても物足りなく思えてしまう。それでもけして、つまらなくはないし、それなりに楽しめるもののう~ん?どうも近頃は時代劇には丘さとみが出てないと耐えられないようになってしまい、よって6点!てそんなので良いのかよ?いや、ちっとも良くないぞ!ということは解ってはいるんです。けど、これだけはどうしようもなく、許してくんなまし~!期待したほどの物凄い作品ではなかったので、敢えてこの点数ですが、観て損のない作品ではあると思っています。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-29 22:18:46)
【点数情報】
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