みんなのシネマレビュー

ボブという名の猫2 幸せのギフト

A Christmas Gift from Bob
2020年【英】 上映時間:93分
ドラマシリーズもの動物もの伝記もの
[ボブトイウナノネコツーシアワセノギフト]
新規登録(2022-03-08)【envy】さん
タイトル情報更新(2022-06-05)【イニシャルK】さん
公開開始日(2022-02-25)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督チャールズ・マーティン・スミス
キャストルーク・トレッダウェイ(男優)ジェームズ・ボーエン
配給コムストック・グループ
動物茶トラ猫ボブ
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【クチコミ・感想】

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2.方向性は前作と大きな違いがないように思われます。それどころか、内容的には単なる焼き直し(繰り返し)ではという疑問さえ湧いてきます(前作の内容を良く覚えていないので…、年のせいか近年はもう見た先から忘れていきます…)。それなのに、妙に見る者を(少なくとも私を)引き込む力のある作品に仕上がっています。
おそらく、それは本筋ではなく社会的背景描写にあるのだと思います。
まず、動物愛護。日本との対比ということなので、日本人特有の感想になるのかも知れません。日本も昔に比べると相当ましになっていると思いますが、比べるべくもありません。「保護」された野良犬・野良猫の大半が殺処分だったのは、ついこの前までと言っても良いわけですから。考えてみると、野良がいない社会は正しいありかたなのかなあというところまで考えが広がっていきます。外国はどうなのかなあ、とも。安易な批判は避けますが、熊の殺処分は絶対的必要性の主張の発信が消極的過ぎるのは間違いないだろうなあ、とか。止め処ないので、この辺で…。
そして、その中に巣食う悪党。公権力を利用して市民をいたぶって自分の薄汚い支配欲を満たすという存在の配置も見事です。国の弁護を担う巨大事務所に天下りする裁判官等、これまた連想が次々に浮かんできてしまいます(何を言っているいるのか分からない人がいるでしょうから補足すると、原発訴訟等で国に有利な判決を下した裁判官等です。別に裁判官に限ったことではありません。安倍をかばって泥をかぶったご褒美に出世した役人・佐川等、この国ではよくある話です)。
次に格差社会。一番分かり易いケースに自己責任的要素を絡めたところを見ると、監督にその意図はなかったのかも知れませんが…。ちょっとしたミス(暖房の切り忘れ)で電気が止まり、食べ物が腐り、それを猫が食べ…。と、メインストーリーにうまく繋がって行くわけですが。そういう負の連鎖をあらためて認識させられます。現在の日本でも、貧乏人の子どもは教育を受ける機会が奪われます。そして、国連からあらためるよう勧告を受けている朝鮮学校への差別的取扱いは…。またしても連想が広がります。
連想が広がるか=自分が所属する社会に目を向ける契機になるかどうか、それでこの映画の評価も変わってくるのでしょう。私にとっては、とても良い映画でした。
そして、こうして言語化することにより自分の考えを整理することの重要性も認識でしました。このサイトに感謝です。 傲霜さん [地上波(字幕)] 8点(2025-01-21 21:44:24)

1.なかなか観る気にならなかったんです。理由は本作撮影後、公開前に主役の茶トラ猫ボブが他界してたからなんです。
交通事故、それも轢き逃げだという。即死で発見時にはもう。。。という最期だったらしい。
私も猫飼いなので、どうして外に出てしまったのか、出してしまったのかと腹立たしくもあり(飼い主の不注意とも言えるから)
世界一有名な猫とまでいわれたボブ、自然に寿命がきて飼い主に看取られた穏やかな最期とならなかったのが残念でならないです。

人間が演じているほうは前作ほどの軽快さ躍動感はなく、いい話なんですけど何気に退屈。
監督は俳優としては真面目でコミカルな脇役という印象のチャールズ・マーティン・スミスなんですね、本作は真面目過ぎるかな?
イギリス映画らしいウィットさがほしいなと。
とにかくモフモフふさふさで茶トラ猫らしい体格と愛嬌のボブの表情と威嚇の「シャー」が観られればそれでよし、です。 envyさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-03-04 15:35:36)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.00点
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