みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
3.《ネタバレ》 未だに忘れもしない98年作の『GODZILLA』・・・俺はコレを見たとき「何じゃこりゃ~!ゴォジラァ~~~じゃなくて、トッカゲェ~~~じゃん!Oh、No-----!」と思い、コレ以降はトラウマになり、モンスター系のハリウッド作品を避けてきました。そして、それから10年の月日が経過した・・・そして、気になった作品があった。それが本作。タイトルの『クローバーフィールド』までは良いが、『HAKAISHA』という、いかにも外人が使うダサい日本語的なサブタイトルで嫌な予感が・・・しかし、その予感は逆にいい意味で裏切られた。なんと個人的に今年度BEST3に入るんじゃないかと思うぐらいの完成度の高い超絶モンスター映画だったのだから。『ブレアウィッチ』ばりのハンディカメラによる映像は本当にその現場にいるかと思うくらいのリアルさ!飛んでくる自由の女神の首やHAKAISHAの襲撃シーン、そして中盤のスプラッター的な流血シーンは完全にホラー映画なんじゃないかと思える恐怖度で、瞬きが出来ませんでした。85分という、近年の映画にしてはかなり短い時間も全然短いとは思いませんでしたね(満足感は2時間映画ほどアリ)。間違いなく、これらのシーンで寝ちゃう人はゼロでしょ。あとPG-12だけどR-15の方がいいんじゃないかな?グロイのが駄目な人は絶対に×な内容です。そんでもってキャストは無名の若手ばかりだけど、演技も上手く高評価ですね。ラストにHAKAISHAの顔が映るけど、キモかったですね。いかにもアメリカって感じ。点数は10点と言いたいけど、前半のパーティシーンが退屈極まりないのと、バッドエンドなので観た後は絶望感で一杯なので-1点の9点!とはいえ納得の合格!ハリウッド、恐るべし!!【追伸】DVDだと魅力半減なので絶対に劇場で見てください。そして酔いそうな人も一度は観るべし。映画の世界に引き込まれること必至ですので。 【ピルグリム】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-04-09 14:20:31)(良:2票) 2.《ネタバレ》 最近観た中では圧倒的なインパクト。良質のアドベンチャーゲームをやっているような感覚だった。まず、怪物の正体がまったく分からないのが良い。突然襲われ、訳も分からず逃げ惑い、特殊能力なんてもちろん無く、銃すら持っていない。一般人ならこうだろうというリアリティと説得力がある。(怪獣映画に説得力を持たせようだなんて!)構成も良く出来ていると思う。人間関係の伏線になるパーティー、普通で幸せだった過去の映像に重なる現在。バッドエンディングもあの映像が政府に回収されていることで最初から予想出来たけれど、それでも最後までハラハラしっぱなしだった。自分的に残念だったのが、最後の最後で怪物がはっきりと映ってしまうこと。最後までチラッとしか映らなかったらもっと良かったのに。それとやっぱり多少酔ってしまったので-1点。 【なみこ】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-04-07 22:00:01) 1.《ネタバレ》 もはや映画鑑賞というよりも、疑似体験に近い作りとなっている。「これは凄い!」と唸らざるを得ないほどの驚異的な映像だ。恐怖を感じるとともに、よくぞここまでのものを作ったと呆れるほど感心した。 何も解決しておらず、すべては“謎”で終わっているのかもしれない。見る人によっては、ストーリーなど何もないと憤慨するかもしれない。 しかし、個人的には怪獣の出生や、怪獣が最後どうなったのかなど、まったく興味が沸かず、ただただ逃げ惑うしかない人たちと共に時間を共有できたことが非常に有意義だった。 脚本もそれほど悪くない。大怪獣あり、小怪獣あり、ウィルスあり、トンネルあり、乗り物ありとほとんどフルスペック仕様のパニック映画だ。ちょっと盛り込みすぎじゃないかと思うほど練られている。 人間関係もしっかりと描かれており、主人公と恋人との関係を軸に、兄弟、友人など上手く関係線を伸ばしている。パーティーに出席したメンバーというアイディアも分かりやすく、まったく無理がなく、ナチュラルすぎるほど練られている。 通常の“公式”に則らないのも目新しい手法だ。 主役級をあっさりと退場させる辺りはとても面白い。登場人物が銃をぶっ放して、小モンスターを殺すような展開にもならず、大モンスターを倒せる武器が見つかったり、弱点が発見されるようなことなども当然ない。 怪獣パニックモノにおいて、アンハッピーエンドというのもかなり珍しいのではないか。この“公式”の裏切りがとてもユニークだ。 未知なモノに対して、人々が逃げ惑い、アメリカの圧倒的な武力も役に立たないという展開は、深読みだが“テロリストへの脅威”を想起させられるものとなっている。 普通の怪獣パニック映画は巷に氾濫しており、普通に作りこめば「悪くない作品だね」で終わると思う。 しかし、「ブレアウィッチ」の手法を取ることにより、臨場感溢れる傑作が生まれた。 リアリティが追求され、通常の“公式”に則らなくても自然に受け入れることができたのは、この手法を取ったことによる恩恵だ。 「バンテージ・ポイント」など、最近のハリウッド映画は知恵を巡らして、工夫を施すようになっている。その手法に対しては、当然賛否があると思うが、賛否があることによってマンネリ化が打破され、活性化していくのではないか。 今後もこのような賛否あるアイディアが溢れた作品が登場することを期待したい。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-04-06 22:54:05)(良:3票)
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