みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
30.《ネタバレ》 原作を読んでいたのですが映画を見ていなかったのでDVDで鑑賞。小説ならではの「告白」をどう映像にしたのか、と思っていたのですが「なるほど!」という感じで文字とは違う表現に感激しました。 ほぼ原作に忠実ですが、最後の少年Aのお母さんが爆発に巻き込まれるシーン、あれは必要だったのかな?と思いました。結局どうなったんだろう!?でよかったと思います(これは個人的な感想です) そして、最後の「な~んてね」というセリフ。怖いですね。色々言いつつも結局「ざまぁみろ」というどす黒い気持ちが溢れ出ている一言だと思いました。それだけのことを少年Aはしてるので、まったく同情できませんでしたが。 その同情できなかった自分、お前が悪いんだろと思った自分は、彼のクラスメイトと同じなのかと考えたとき、一番怖かったです。 色々考えさせられた一作。 【HIGE】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-19 13:38:48) 29.静かですが、胸の内には計り知れない憎悪があったんですね… そりゃそうだ。 やはり大人は怖いわけで、少年法があるからって調子乗ってんじゃねえんだよガキが!って映画に思えてきた。 【ライトニングボルト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-07-18 02:53:37) 28.最大の犠牲者は熱血教師だった・・・なぁんてね♪ 【マー君】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-17 01:39:12) 27.中島監督らしい素晴らしい映像と演出。松たかこの名演技。しかし、話自体は好きになれない。 【ashigara】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-07-09 20:27:55) 26.小説を読んでから鑑賞しました。かなり原作に忠実に作ってあったと思います。小説は、語り口になる人を変えていくという新しい手法(?)が面白かったのですが、その面白さは映画ではちょっと伝わりにくいですね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-05 16:42:55) 25.先に小説を読んでいると残念な事に、どうしても比較してしまいます。で、この作品は具現化が素晴らしい。描写も素晴らしい。松たか子さんの静かな冷徹さは凄い。下妻物語や嫌われ松子の中島監督さん。小説では感じなかったのですが、映像で見るとエグイ物語ですねぇ。 【トメ吉】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-29 08:56:36) 24.演出はピカイチです!救いが無いのも良かった。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-04 00:19:54) 23.怒涛の展開で息つく間もなかった。おもしろかったけど、ちょっとセンセーショナルな内容すぎて現実味がないのが残念。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-04-25 12:47:35) 22.《ネタバレ》 原作既読です。わりと本で読んだとおりのイメージで映画も展開されていき、スムーズに鑑賞することが出来ました。 しかしあそこまで計画的に復讐を考える森口先生は「あなた本当に先生ですか!?」って言いたい。子供たちの考えの浅さも、本当に子供だなって感じでリアリスティックで良かったです。 出来れば描いて欲しかったなと思うのは、下村君が引きこもってまで母親にエイズを感染させまいとがんばってる姿でしょうか。作中ではなんで彼があそこまで引きこもったり家族を遠ざけるのかが明確には描かれてなかったので、手段はともかく彼のその気持ちはちょっと汲んであげて欲しかったかな。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-18 20:11:16) 21.原作未読。良かった。心理描写をしたいと思われる映像が少し冗長だったこと。生徒たちがいわゆる学園ドラマで求められるまたこっちが勝手にイメージしてる典型的な演技演出をしてしまってちょっと辟易してしまうのはマイナスポイントだったけど。どことなくアメリカンビューティーを思い起こしてしまった。日本的に心の闇を描いたのだろうなあ。 【タッチッチ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-19 17:26:19) 20.《ネタバレ》 松たか子カッコいい!改めて木村佳乃は名優だと思った。見てみたかった、この二人の共演。途中から人情話などに寄り道せず、復讐劇である事を最後まで曲げずに貫いたのは感心。ラストも引っ張りまくった挙句に期待通りキッチリやってくれました。特殊な様で王道。生徒役の役者さんも好演。 【にしきの】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-17 19:25:33) 19.《ネタバレ》 ラストの爆弾のシーンと台詞「なーんてね」だけでこの作品を評価できる。 【映画】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-13 13:29:57) 18.映画を観る時、この映画は何が言いたいのだろうかと主人公の行動に大義名分を探してしまうものだが、そんな観る方の期待を見事に裏切った完膚なきまでの復讐劇。十分楽しませてもらいました。テレビドラマの熱血教師のパロディ(?)や全体を通しての暗い雰囲気も結構好きです。原作未読ですが、今度読みます。 【ぽじっこ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-03 23:25:13) 17.爽快感あふれる極上の復讐エンターティメントでした。「人の命は地球より重い!」「悪を憎んで人を憎まず」「愛は必ず勝つ!」そういった、きれいごとやお約束に支配されている現在の日本。なにかつまらない。しかし、この作品はそんな閉塞感を吹き飛ばす内容です。「たとえ少年といえども愛娘を殺した者は許さない。完膚なきまでに倒す。」普段、復讐はダメだと思っていながらも、みんなこういう作品を待っていたんですね。だから最後のあのセリフには爽快感を覚えたし、大ヒットしたのだと思います。時代は変わりました。いい意味で(笑) 最後に、考察するとこの作品はダークナイトでいう「ジョーカーを演ずる大人」VS「自分をジョーカーだと勘違いする子供」の対決であると思います。ジョーカーという超越的な存在だと勘違いした子供(犯人)をあえてジョーカーを演じ、倒すというのがこの作品の醍醐味ではないでしょうか? 【のび太】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-28 19:05:03) 16.《ネタバレ》 映画というより、もの凄く長いPVを見ているような感じでしたね。劇中でもなにかのバンドやら、犯罪者やらに倒錯したり携帯メールでの残酷なやりとりをする子供達の姿が描かれていたけれど、このPVみたいな作りというのは、要するにこういう電子的な世界、仮想の世界にのみ生き甲斐を見いだしていることの希薄さや空虚さというものを、こういう描き方によって表現しているわけですよね。だから、人間を描いていないという意見もわからないでもないけれど、これは全く違うやり口によって、今の子供特有の感覚を表現しているといっていいんじゃないかな。人間の残酷な部分や恐ろしい面にスポットを当てているから見ていてずっと不快な気持ちを持っていたけれど、この不快感がこうやって観る者に伝わるのはまさに作り手として成功していることの証だと思うんです。だから、好き嫌いは別として、僕は一定の評価をしたいと思う。ラストでの、先生の物理的な行使による鮮烈な爆破のシーンは実に印象的。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-24 21:28:36)(良:1票) 15.《ネタバレ》 「世の中ナメくさって調子に乗ってるガキども、大人を本気で怒らすと痛い目にあうぜ!」と松先生がきっちりオトシ前を付けてくれた。 でも、そのガキをつくっているのは今の大人、親である・・・ 観ている最中は「自分の子は、これからどう育てていけば劇中の子供らみたいにならないか?」ばかり考えていた・・・。 【より】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-16 18:33:39) 14.《ネタバレ》 大人をなめると、こういう目にあうんですよ~。本当の「愛」を知ってる人間は、時には「鬼」にもなるんだ!いや、「鬼」なんて生易しいか。最愛の人を奪われた人間の復讐は、加害者の死だけでは心は収まらない。世間でもまれて、ぼろぼろになっても、まだ許さない。コワ~イ話です。ラストの一言で中島映画のテイストが守られた、という感じです。でも学級崩壊と言われて久しいこの時代、本当にこんなに教室って無茶苦茶なんですか?これは極端ですよね。子どもにこういう映画観せてていいのか?と思っちゃいました。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-15 23:03:45) 13.まず本作レビューの前に原作である 湊かなえ著「告白」について少し書きたいと思います。 というのもこの原作本はどことなく不完全で、 悪く言ってしまうとどこか素人臭い文章のような気がしてならなかったからです。 そしてその不完全さこそが原作本の大きな魅力だと思います。 つまりは本作に書かれてあること全てを読み込んで信じるだけでは不完全のまま モノローグ形式で書かれる本作の「真実」と「嘘」を自分で解読しながら読んでいくというのが 原作「告白」の楽しみ方だと個人的には考えます。 本作の監督である中島哲也も 脚本執筆に辺りまず始めに手がけた事も原作の虚実の選別だったそうです。 映画は小説と違い人の表情が垣間見えるモノなのでこの選別はある意味必然の作業だったともいえます。 次にこの原作本を出演者の生徒全員に読ませ、一人一人と面談 リアルな13歳の感想を聞き、作中に反映させたそうです。 そこで分かった事は本作を読んだ13歳の生徒の多くは 本作の内容を一点の曇りも無く「真実」と判断。 それは原作で描かれた13歳とは余りにもかけはなれた純粋な13歳でした。 マスコミは煽ります「少年犯罪の凶悪化」 はたしてそうでしょうか? 管賀 江留郎著「戦前の少年犯罪」を読めば明らかなのですが 過去の少年犯罪の方が遥かに残酷 現代の子供達はむしろどんどん安全になっている。 最近の子どもを怪物扱いする事の浅はかさに気付かされます。 正に私の思う湊かなえ著「告白」の最大の問題点はここで 現代の少年少女達をさも怪物のように見立てまるで現代の社会問題のようにしているところにあると思います。 例えば本作の一文に 『親殺しは近年ニュースで取り上げても「ああ、またか」と思う程度』 という文がありますが国の統計では少年による凶悪犯罪は1958~1966年までがピークでその後は急激に減少しているのです。 なので私は本作を楽しむ際、 現代を生きる13歳をキチ○イのように描く事こそ「嘘」つまり「ファンタジー」 だと解釈して楽しむ必要があると考えます。 だからこそ本作の映画化に日本が誇るファンタジー系映画監督 中島哲也が手を挙げた事は、大変幸運な事だったといえるでしょう。 【吉祥寺駅54号】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-10-14 23:20:10) 12.《ネタバレ》 原作既読。原作を読んだ時点で映画を観ることはないだろうなと思っていた。それほど誰も救われないストーリーであったから。観終わって楽しい気持ちになるわけもないし。それなのに、ここの評価を観ると観に行かないわけにはいかないでしょう。結果、映画館では朗読を聴かされている感じでした。もう一度、原作を読まされているよう。映像は音楽と同様な位置づけ。絵が頭に入ってこない。結論をいうと映画館で観るほどでもなく、途中で途切れることがないのであればどこで観ても変わらないでしょう。それにしても松たか子さんの演技はすごい。ただの二世タレントではなかったのですね。観終わった後であの教師役は彼女以外にはイメージできなくなりました。 【いっちぃ】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-08-21 11:07:08) 11.《ネタバレ》 大変話題になっているこの状況であり、ずっと気になっていた作品だったのですが、そろそろ上映館も少なくなってくる頃かもしれないと思い、劇場で見るなら今しかないと思い定めて、この前見てみました。ちなみに原作未読、中島監督の作品を見るのもこれが初めてです。 結論から言うと、最終的にはそれなりに楽しめたと思います。ただし個人的には、「かなり無茶苦茶なフィルターを通して」という感じでないと(これは映画が無茶苦茶だから再構成しなければならない、という意味ではなく、あくまで自分自身の感じ方の事を言いたいのですが)この作品を受け入れられなかった、といった所です。 例えば少年Aの言ってることが「旧作エヴァンゲリオンのエピゴーネン」と言うか、旧作エヴァの「トラウマに支配される少年少女」といった構図を無批判に受け売りしているようにしか見えず、あまり良い印象を持ちませんでした。 しかし見ている途中から、不思議なことにだんだん映画で展開されている陰惨な出来事から、現実味が薄れていくように感じられてきました。これは決して批判的に言っているのではなく、作中の出来事を「映画の中だけの特殊な現象」という形で幻想的に封じ込めている、という印象を持ちました。その結果、少年少女の「悪意」やあの先生の「復讐心」は(その純度の高さゆえに)現実離れした非常に抽象的な物のように感じられ、劇中の事件は前述のような「動機(と映像表現)のエキセントリック度合い」により、たとえて言うなら『スターウォーズ』の空戦シーンやライトセイバーの決闘シーンといったもののように感じられました。「個人的に無茶苦茶なフィルターを通している」と言いたかったのはこの部分です。 言ってみれば「エキセントリックに徹して妙な現実味をそぎ落とすことによって、『復讐心や悪意』を娯楽映画の素材として上手く使用している」という風に見えたのです。そして個人的にはその点に、中島監督の「バランス感覚」と言うか「大人の感覚」といったものを感じます。 個人的には作中人物たちの心情に寄り添った上で捉えたこれ見よがしの「悪意」や「復讐心」、それと主に少年AおよびBの「悪意」の幼さに本気で付き合うような事をしたくないのですが、その「映画的表現によって純化された形でのそれらの感情の発露」に関しては、変な言い方ですが大変爽快な気持ちで見ていたような気がします。 【マーチェンカ】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-08-02 23:54:24)(良:1票)
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