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【クチコミ・感想】
3.原作は菊池寛の「袈裟と良人」。平清盛の時代、円満な夫婦の妻が一方的に見初められストーカーにつきまとわれる。言うことを聞かなければ夫や身内の命までも奪う、と言われた妻は覚悟の上、夫の身代わりに殺される。ここからが今時のストーカーとちょっと違う。本当に彼女を愛していたストーカー(盛遠)は初めて彼女の心を悟り、夫(わたる)に「殺すなり好きにしてくれ」という。人格者のわたるは「そなたを殺しても袈裟が生き返るわけではない、残された夫はどうして生きていけばいいのだ」てなことを言って仇を討とうとはしない。盛遠は一生地獄の責めを負うつもりで髷を切り僧形になる。つまり袈裟が貞女の鏡に描かれ、過ちを犯した大バカものは一生懺悔し生き地獄を味わえ!というテーマなんですね。主演の京マチ子が美しくたおやかで上品で色っぽい、何とも言えないたたずまいで魅力的。美しい色彩や東洋の珍しい風情が、当時のカンヌではことの他感嘆の驚きで受けたんでしょう。長谷川一夫が乱暴な悪役だけど若くて美しい。夫の山形勲は老けた姿しか知らない人には珍しく若い顔で、落ち着いた人格者を演じている。いろんな意味で印象的な作品。 【キリコ】さん 7点(2003-09-14 18:11:29)
2. 1954年カンヌ映画祭グランプリという国際評価の高さに比べ、国内では衣笠貞之助の拘りの美学に対し深みや重厚さに欠ける、と今イチ反応しなかったのは何とも皮肉であり、日本映画が当時かなり高いレベルであったことも窺え、ナカナカ興味深いモノがある。長谷川一夫・京マチ子・山形勲らのコスチューム・プレイが綺麗なカラーで観られるよ!というのがカンヌ審査員にはウケたのかな??勿論今日の邦画界を思えば、貴重な価値があるコトは言うまでも無い。 【へちょちょ】さん 7点(2003-01-31 00:56:49)
1.かつてカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した作品とか。その理由だけで観たんだけど、これが意外に掘り出し物。この50年代に、しかも日本でカラー作品が撮れたなんて。まず観る前の最初のイメージは恋愛ものかなっと。でも実際の作品は案外そうでもない。人妻を好きになってしつこく追っ掛けて・・・って、実はこの映画、今で言う“ストーカー”の映画だったんですね・・・ 【イマジン】さん 8点(2001-05-29 12:41:09)
マーク説明 |
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《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
23人 |
平均点数 |
6.39点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 2 | 8.70% |
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5 | 4 | 17.39% |
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6 | 5 | 21.74% |
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7 | 7 | 30.43% |
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8 | 5 | 21.74% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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