|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
3.当時の日本の政治家どもでさえ、この拉致(殺人未遂)事件にふたをしてしまい、真相は明らかにされなかった。そのうやむやな事件にヒカリをあてて事件を再現しようとした監督の心意気が嬉しい。ストーリーは緊迫感にあふれ最後までひきつけて見せる。70年代の日本がフォークで自由を謳歌していた時、韓国はまだこんな独裁国家だったなんて考えもしなかった。中国が文化大革命でメチャクチャだったことも・・あとでみんな本や映画で教わった。原作も読んだけど、ほぼ忠実な映画化だった。キム・デジュンの波乱の生き方はやや美談にすぎるかもしれない。 【キリコ】さん 7点(2003-03-02 23:58:37)
2.頻繁に韓国語が飛び交う所為もあって、全く邦画を観ている感じがしない。これは正に邦画のあるべき指針を示した第一級のポリティカル・サスペンス・エンターテインメント映画。1970年代を緻密に再現した映像。真正面から描かれる日韓の間に醸成された憎悪と侮蔑。そして、世界に対しては国家の体を成していない日本(役人・政治屋)が、国民に対してのみ国家権力を振りかざす変わらない理不尽。日本人主人公の掘り下げが甘い感じがするのと、金大中本人をもう少し劇中から遠ざけてシンボル化した方が良かったような気がするものの、この面白さの前では小さな傷です。平和ボケした日本の地に於いてさえ、日常の裏で何が起きているかは分かりませんヨ。という訳で、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2002-11-01 03:10:11)
1.まだ記憶に新しい「金大中拉致事件」に大胆な仮説を立てて真相に迫ろうとする、阪本順治監督初の社会派ドラマ。ザラついた画像の一種ドキュメンタリー・タッチで描かれた本作は、共に国家を思うが為の男たちの行動と友情を、骨太で迫真性をもって展開されていく。あくまでもフィクションでありながら、できうる限り事実に沿った描き方で真相に迫ろうとする作り手の意欲は充分に伝わってくる。佐藤浩市扮する自衛官が誘拐に協力する経緯が、やや安易で説明不足の感もあるが、やがて組織を棄て女にはしるというアウトロー的な役柄は、彼の持ち味を存分に生かせていると思う。真実を隠すため個人を闇に葬り去ってしまおうとする、国家というものの不気味さを漂わせるラストが強烈だ。 【ドラえもん】さん 8点(2002-07-15 01:04:31)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
23人 |
平均点数 |
6.17点 |
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 2 | 8.70% |
|
5 | 6 | 26.09% |
|
6 | 7 | 30.43% |
|
7 | 4 | 17.39% |
|
8 | 2 | 8.70% |
|
9 | 2 | 8.70% |
|
10 | 0 | 0.00% |
|
|
【その他点数情報】
|