みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.映画という一つのものにとらわれずに、何かを作り出すときのその困難さを垣間見た気がする。別にこの「ドン・キホーテを殺した男」にかかわらず、すべての映画やその他芸術作品が、このような不慮の事故、運命の悪戯と隣り合わせであるという事、そして、その中で完成されたものは、出来栄え以前にやはり一つの作品として賞賛されるべきものなんだという考えがよぎった。これを見てしまっては、ただその作品をつまらない、駄作と切り捨てるのが、非常に惜しまれる事になるだろう。 【クリムゾン・キング】さん 7点(2004-06-16 21:39:08) 14.「ドン・キホーテを殺した男」がただただ見たくなる作品。「完成させてくれ」と言いたい作品。他のドン・キホーテモノで我慢するか・・・できるか? 【カズゥー柔術】さん 6点(2004-05-28 21:19:00) 13.《ネタバレ》 大作「ドンキホーテ」の撮影継続のための「資金集め」が本作の目的。「私たち、こんなに酷い目に遭ってもがんばっているんです!皆さん助けて下さい!」と映画館やレンタル店で「募金活動」をやっている点で映画史に残る「画期的」な映画。「メイキングで金取るな」と怒っている人も募金したと思えば怒りが収まるでしょう。こんな作品にメッセージ性があるとすれば、「転んでも、タダで起きるな!」だろう。むしろ「ドンキホーテ」を公開するより強烈なメッセージ性を持っているかもしれない。さらに言えば、「『ドンキホーテ』を撮っているつもりが、実は自らが『ドンキホーテ』でした」というシャマラン監督もビックリの「どんでん返し」まであり、普通ドキュメンタリーにはない「娯楽性」まで持ち合わせている。ということは、もはや「ドンキホーテ」で訴えたい事は全て伝わっているはずなので、もう撮る必要はないのかもしれない。最後にギリアム監督へ・・。それでも完成させたいのに、まだ資金が足りないのなら、日経ビジネスの「敗軍の将、兵を語る」を執筆することをお勧めします。タイトルは「私がドンキホーテだった ~「騎士」になれなかった理由(わけ)~」がいいでしょう。極めて若干でしょうが、執筆料が撮影資金の「足し」になるでしょう。 【STYX21】さん 5点(2004-04-22 23:43:32)(笑:1票) 12.本当に完成されるのが待ち遠しい映画。これを踏み台にどんな映画が作られるのか楽しみで楽しみでしょうがないです。しっかしテリー・ギリアムの創る画面や風景ってなんて楽しそうなんだろう。 【ふゆ】さん 9点(2004-04-19 07:03:06) 11.最後のカミングスーンが本意なら完成してからDVD特典で挟んだらええがな。ってこれを言ったらおしまいよ・・・スカパーのディスカバリーチャンネルを見てる気分だった。 【モチキチ】さん 3点(2004-04-16 23:08:32) 10.ただのファンが見ただけなので公正なレビューはできるもんか★きっとこれがマットデイモンとかのヤツだったらもっとシビア。 【小三馬さんに化粧をしてもらいたいHAWAIIAN610】さん 9点(2004-04-07 23:34:32) 9.先日、初めて自分で映画をつくった。映画といってもデジカムで撮った遊びみたいな短編だが、しかしそれでも自分に撮っては間違いなく映画。そしてこんな小さな作品でも、いろいろと苦労はあった。まずは自分の唐突な思いつきに付き合ってくれる仲間、キャスト・スタッフ集め。監督・脚本・撮影・編集は自分でやるが、出演者がいないと映画にならない。しかし友達は部活やバイトでなかなか都合が合わず、全員集まれるのは1日だけ。だがその1日も天気予報は雨。全編ロケ撮影のため不安だったが、仕方が無いのでてるてる坊主をつくって祈る。すると撮影前日、突然主演の降板宣言。理由は春休みの課題が終わらないから。仕方が無いので脚本を変更し、なんとか強引に間に合わせる。運良く当日は昼から陽が射し始め、クランクイン。出演者は当然素人、さらに大してやる気が無いため思うように撮れない。時間が少ないので急がねばならず、マンションでゲリラ撮影を敢行したら怒られ、妥協の連続のなか最低限のレベルでクランクアップ。そして編集作業に入り、明らかになる矛盾や撮り残し。追加撮影を頼むのは気まずく、ここでも妥協の連続。撮影前に思い描いていた構想とはかけ離れ、編集途中のデータが消えるという最悪のアクシデントにも見舞われ、やっとの思いで完成を迎える。/こんな小規模な、仲間内での映画でさえ苦労が多いのに、数千万ドルもかけた大作映画のスタッフの苦労などは本当に計り知れない。だけどそんな中、妥協をせずに自らを貫いたギリアム監督は素直にカッコいい。映画製作というのは外から見るのでは想像もつかないくらい苦しい作業なんだな。だけどその苦しさがあるからこそ、きっと映画が完成したときの喜びというのもまた計り知れないのだとも思う。 現に、小さな小さな自分の「初監督作品」、友達に見せて「?」な顔をされても、それでも自分にとっては真の宝ものなのである。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-03-28 20:46:35)(良:3票) 8.映画の舞台裏が少し垣間見れた。テリー・ギリアムでも、なかなか資金ぶりに苦労するのもある意味新鮮。ハリウッドにとってラマンチャは魅力がないのかな??おもしろそうなのに。あと、保証人が自己負担するとかも怖いな。破滅だ。 【ナノーマル】さん 5点(2004-03-17 00:36:04) 7.おう、待ってるぜ! 【ともとも】さん 5点(2004-03-09 22:38:08) 6.主演テリー・ギリアム。職業夢想家。たまにそのアイディアをわがまま言いながら映画なんかにして、時に成功時に失敗を繰り返す、問題児と言われているらしき私の大好きなオジサン。これは如何にして彼の永年の夢が水の泡になっていったかというドキュメンタリー。ギリアムは最初から最後まであまり表情は崩さないが、痛々しくってなんだか見ているうちに私自身の顔がしょっぱい表情になっていくのがよーく分かった。当然だが映画を作る課程の大変さというのもよく伝わってくる。監督の出すアイディアをものすごい人数のスタッフで支え、ちょっとしたつまづきにみんなして溜息を漏らす。洪水で流れていくセット、撮影中止になり再び段ボールに詰められる衣装の映像に、非常の現実世界を感じる。いろいろな理由でお釈迦になった映画はこれ以外にもごまんとあるはずだ。みんなの夢と娯楽のために、皆さん本当にありがとうとなんだか手を合わせたくなる。さてギリアム氏、こんな自らの失敗談まで劇場公開するとはそれもすごい根性。なんでもいい、こんな形でもいいから金稼いでくれ。絵コンテ売ってもいいじゃないか、きっと売れる。理想の夢が映像化され、世界中に知れ渡るまで是非とも諦めないで頑張って欲しい。いつでも大きな拍手を送る準備はできているから。最後に、他の映画とはちょっと違うタイプの作品なので点数は低め。それでもやっぱり甘め。 【のはら】さん 7点(2004-03-08 17:34:05)(良:4票) 5.最初は笑いながら見ていた私ですが、だんだん笑えなくなります。ギリアム監督がかわいそすぎて。彼の作品の小細工は大好きなので、ドン・キホーテの鎧には鉄の皿だったか帽子だったかを使いたいとか、彼のアイデアにまいったのと同時に、1つの作品になったそれをすごく見たくなりました。もう何年でも待ってますから、絶対完成させてください!!ギリアム監督!! 【いざ、ベガス】さん 7点(2003-11-25 01:38:47) 4.《ネタバレ》 私はこれを映画館で観てしまった。それはジョニーデップのポスターにひっかかった奴だからです(笑)ジョニーの出番は少なかったけど、でも観てよかった。私的には必見作であった。映画ファンの人は結構楽しめる(監督すみません…)内容だと思う。撮影わずか6日間に日替わりメニューのごとくハプニングに襲われ、とうとう撮影中止に追い込まれてしまっていた。そもそも見切り発車的で撮影すれば勢いで何とかなるぞ・・・みたいな感じであり、大作映画には商業的な一大プロジェクトとしての綿密な撮影プランがあると思っていた私は驚いた。監督の意気揚揚とした企画スタート時点と暗礁に乗り上げてしまった後の肩を落とすがっくり具合が寂しく哀しく、その傷みが凄くリアル。特にドンキホーテ役の俳優への監督の拘りが並み大抵ではなく、俳優交代はしたくない監督とスタッフとの信頼が壊れていく様が悲哀な物語以上だった。(ここに理想と妥協の舞台裏世界が展開されていた)私がなにより好きなのは、監督の映画愛とこまかいこだわりの数々、絵コンテ。この映画、どんな映画になるのか興味深々です。ギリアム監督の「ドンキホーテ」完成を祈ってます!! 【ひいらぎ】さん 6点(2003-11-20 22:50:42) 3.《ネタバレ》 もうね、ギリアム大好きな私としては、切なかったなあ。機材は流されるわ、スポンサーがやってくるから撮ってますってアピールしなきゃいけないわ。もう泣いちゃいます。 【拇指】さん 7点(2003-11-18 00:20:23) 2.テリーギリアム自身がいかにドンキホーテであるかが良く判ります。笑っちゃかわいそうだが笑えてくる。だれかスポンサーになってあげて欲しい。ライフワークとして是非完成させて欲しいです。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-10-09 19:50:55) 1.これは見応えのある作品でしたねえ。モノを作るということは(っていうか、そもそも生きること自体が、かもしんないけど)闘いである、ということをまざまざと見せ付けてくれました。こういう「闘っている」人の映画を観ると、生きる勇気がモリモリ湧いちゃうんですよね。モノ作りってどんなものでも「血を流す」なんでしょうけど、特に映画というジャンルはたくさんの人がかかわるから、余計に大変なんだなー、と思います。トリュフォーの「アメリカの夜」なんかもそうですけど、こういう作品を観ちゃうと、ちょっと自分に合わなかったからといって簡単に「駄作!」と切り捨てることは出来なくなっちゃうなあ。それにしても、まるで無邪気な子供のように映画作りを楽しむテリー・ギリアムは本当に素敵でした。ジョニー・デップの役も今までなかったような三枚目で、この映画が完成したらなあ・・・。ちなみにこの作品、エンドロールの後まで観なくちゃ駄目ですよ。 【ぐるぐる】さん 9点(2003-10-07 15:23:29)
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