|
表示切替メニュー |
レビュー表示 |
その他作品(無) |
心に残る名台詞(投稿無) |
エピソード・小ネタ情報(投稿無) |
心に残る名シーン(投稿無) |
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】 |
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示】
|
【通常表示】/【改行表示】 |
【通常表示】/【お気に入りのみ表示】
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
1.《ネタバレ》 ロイド作品の中では一番好き。彼の映画は、ネタに関しては当たり外れが少ないんだけど、「ロイド」というキャラクターを活かし切った作品は以外に少なかったりする。お調子者のロイドが最後までお調子者のままハッピーエンドを迎える(『要心無用』)か、徹底的に打ちのめされてもなおハッピーを求め続ける(『ロイドの英雄』)かの違いだと思う。チャーリーやキートンと違い、ロイドというキャラクターにはスラップスティックの枠を越えた「人間性」を感じさせるのだ。そういう意味で、本作は後者のロイドを完璧に演じ切ったサクセスストーリー。多分「新入生」という立場が、ロイドの魅力にマッチしたんだろう。この映画でヒロインとの間に結ばれるのは愛ではなく淡い恋心。この時のロイドは今までのマドンナだったミルドレッドとリアル新婚ホヤホヤ状態で、本作のヒロインはいつもとは別のジョビナ・ラルストン(大学モノの定番、大家さんとこの娘さん。内気っぽい演技がグー!)。舞台は男臭さ満点のラグビー部。当然、恋にもスポーツにもヘナチョコなロイドの魅力爆裂だ。しかも今回のロイドは大学に疎い「新入生」で、自分の人生がお先真っ暗である事に一向気付かない(ここが、最初から計算高くてセコさ100%な『要心無用』のロイドと決定的に違う)。クライマックスで自分が笑い者の道化になっている事にやっと気付き、ガッツで挽回…という展開だが、普通なら中盤に持ってくるはずのストーリー転換点をギリギリまで引き伸ばしたおかげで、クライマックスのアクション爆裂度はビル登りシーンのソレどころではない。終わり方も終盤の勢いをうまく利用して、ほのかな恋が実る瞬間を描いてキレイに落としてくれた。サイレント時代の末期作品にあたる本作は、既に完成した「ハロルド・ロイド」というキャラクターを活かし切るべく立てられた企画なのだと思うし、ただ一片のパーツも蔑ろにせず、その目標に向かって徹底チューニングされた「ニッケルオデオン時代の最高級の職人芸」なのだ!と断言しよう。 【エスねこ】さん 9点(2004-03-05 02:46:32)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
8.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 0 | 0.00% |
|
6 | 0 | 0.00% |
|
7 | 1 | 50.00% |
|
8 | 0 | 0.00% |
|
9 | 1 | 50.00% |
|
10 | 0 | 0.00% |
|
|
|