みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
2.けして幸せとはいえない主人公が作り上げるたくさんの可愛いパイや、 それぞれに問題を抱えたユニークな従業員やお客たち…これらの世界観にやられ、後半はなぜか涙が止まらなかった。 エイドリアンに哀悼の意を込めて。 【アレヒ】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-02-18 18:03:14)(良:1票) 1.《ネタバレ》 「ハリウッド映画」というより「アメリカ人情映画」と呼びたい作品。日本の黄金期・松竹女性映画といった趣の映画です。 「パイ作り」という「切り札」を持っていながら、自分の人生を歩みだせない主人公を、味のある人たちが包みこむ。 それぞれの登場人物がきちんと設定されていて、全ての人がキーパーソンであり、誰が欠けても、このパイ(映画)は作れないという個性を持っています。 みんなに嫌われている店長さんの「俺は与えるのもほどほど・もらうのもほどほどの男だ、女の判定を下してくれよ、俺は幸せだ。」という深いセリフも好き。 そしてみんながカッツリとかっこよく結果を出さずに(出せずに)そこそこに幸せを分かち合っているのも現実的です。 不幸・不幸というけれど、こんなに支えてくれる人たちがいる・パイ皮に包まれたパイのように包まれている。 見終わった後に、自分の周りの人に感謝したくなる映画です。 最後のシーンで主人公が娘(監督の実娘)と夕暮れに向かって歩いていく姿は、この映画の監督が完成後に亡くなられたこととも重なってしまい・・ 美しいシーンですが、人生を考えさせられる重みがありました。 この作品は監督の人生そのものであり、娘さんへの最大のメッセージですね。 本当によく出来た「名作人情コメディ」でセリフも楽しかったです。 でも、やっぱり最後、私、泣きました。 【グレース】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-03-16 01:25:52)(良:2票)
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