みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
22.《ネタバレ》 同じ構造で、大日本帝国の偉い連中を殺戮するイングロリアス・バスターズを撮って欲しい。ラストはもちろん、最高責任者である大元帥天皇を 【no_the_war】さん [DVD(字幕)] 9点(2020-03-27 14:11:34) 21.《ネタバレ》 2時間半という時間が本当に短く感じるほど、クエンティン・タランティーノのすさまじい才能が存分に堪能できる作品でした。 内容はハチャメチャなのですが、ただ冷静に考えると、人殺しや破壊がなんやらかんやらと理屈をつけて正当化されている戦争や民族弾圧の方がよほどハチャメチャで、我々が観ている「まともな」戦争映画の方が実はおかしいのかもしれません。 そして、この作品を現実離れしていると判断し、倫理観のトリガーを外して思い切り楽しんでしまっている我々が、戦争に直面し、実は現実もあまり変わらないことに気づいたら・・・・と想像するとホラー以外の何物でもないですね。 あと、この作品を吹き替えで見たのですが、英語パートが日本語になり、それ以外の言語はそのままなので、言葉の使い分けの妙が更に実感できました。 【TM】さん [DVD(吹替)] 9点(2019-03-31 12:03:22) 20.《ネタバレ》 すばらしいの一言に尽きます。特にランダ大佐、最高です、マイケル・ファスベンダーもいい!みんな当たり前のようにいろんな言葉を話しちゃうんですよね。(ウィキによるとクリストフ・ヴァルツ自身がウィーン出身。ドイツ語、英語、フランス語に堪能とあるが、それ以外にもまだまだ!)ランダ大佐のシーンはどれも戦慄が走るくらいすばらしいです、息も瞬きもさせてくれないくらい緊迫しますが、展開といい、おかしさといい、もう一回みたいです。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-01-26 15:11:55) 19.《ネタバレ》 タランティーノ流「地獄のバスターズ」×「特攻大作戦」 眼には眼を、歯には歯を、虐殺には虐殺を。 冒頭の床下への“死刑執行”、死刑執行人(ハングドマン)たちに復讐を誓う少女。 タランティーノの長回しは、眠ろうとする瞬間に叩き起こすような溜めに溜めて溜めた破壊力を味あわせてくれる。 マカロニウエスタンのような西部劇かと思えば、エルンスト・ルビッチのような洒落たコメディになったり、最後の最後でロバート・アルドリッチの最高にゲスい戦争映画になったりと。 とにかくブッ殺してブッ殺してブッ殺しまくる戦争復讐活劇「イングロリアス・バスターズ」。 戦いに卑怯もクソも無いぜヒャッハーってとこが好きです。 女性陣も最高にビッチで素敵ですね。 ナチスに虐殺された者達のために自らブッ殺し返すバスターズたち。 死を恐れない彼等はどんな死地にも飛び込む。 一方、復讐を誓う娘もまたその時を待って待ち続ける。 映画という大衆の心に火をつける火薬、復讐を望む2つの火薬、3つの火薬がクライマックスで木っ端微塵に炸裂する瞬間は凄まじい限りだ。 クリーム・ブリュレに煙草捨てるようなクソ野郎は死んで当然(意味不明)。 食い物の恨みが加算されました。 黒人の話は後の「ジャンゴ」に繋がる部分。 指やアクセントの違いで正体がバレてしまう瞬間の戦慄、一瞬で終わる銃撃戦の破壊力!! 皆さんもその国の習慣と発音だけは正しく覚えましょう。 G.W.パプストが出るならこの映画の元にもなったエルンスト・ルビッチやフリッツ・ラングの話題もして欲しかったというのは欲張りか。 「国家の誇り」撃ちすぎバロス。 まさかゲッペルスやヒトラーまであんな事やこんな事になっててクソワロタ。 歴史的に全滅だから結果オーライ!! 最初から最後まで退屈させてもらえなかったぜ。タランティーノ本人は長い間暖めた最高傑作といっている。俺もそれくらい好きな映画だ。 少なくとも「キッド」がチャールズ・チャップリンの最高傑作の一つである事は確かだぜ。 ・・・え? 何でチャップリンが出てくるんだって? それが知りたきゃ、映画館の前で女性をナンパするドイツ兵の声を聞きにこの映画を見やがれっ! 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-05 17:42:22)(良:1票) 18.《ネタバレ》 久々にのめり込んで映画観ました。さすがタランティーノ、オモシロイ!! タランティーノ作品の特筆すべき点はキャスティングの絶妙さ鋭さ、畳みかける会話と 音楽。今作はそれが冴えわたっている。 なかでもやっぱりランダ大佐、クリストフ・ヴァルツ。これまたすごい俳優がいたもんですねー。本当にいやらしい人物であるランダ大佐を見事に演じていたと思います、あっぱれです。「おとなのけんか」でもイライラするわ、いやらしいわで今まで見たことないタイプの俳優さんです。 何回か出てくるテーブルを挟んでの緊迫するけどしつこい会話のシーン、これが見所でした。オープニングからいきなりコレが出てきちゃったらもう最後まで観るしかないでしょ。 上手くいきそうでいかないという歯がゆい展開、映写室にひょっこり現れるフレデリックには笑うしかなかったし、あれだけ鋭くいやらしく事を運んできたランダ大佐のラストのアレ、胸のすくような素直でストレートな終わり方にしないのがやっぱりタランティーノなのでした。健在だった、よかったー ふざけてるけど、でもナチスは許さないというモノはストレートに伝わってきました。 タランティーノ流ナチス批判映画だと感じました。 二度とあのようなことは将来絶対無いとは言い切れないからね。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-04-11 17:21:07) 17.すごく好き。バイオレンスな男の子の汚いおもちゃ箱をひっくり返したような(生き物の死骸が入っていそうな)おぞましさとワクワク感。それを大スターを使って、巨額の製作費を使って映画にする、芸術的なバカバカしさに拍手! 【ともとも】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-04-21 15:11:37)(良:1票) 16.《ネタバレ》 この映画を見て改めて自分はタランティーノの映画が大好きなんだなと思いました。冒頭のランド大佐とユダヤ人をかくまっている酪農家のやりとりだけを見ても、面白い。本作も独特の台詞回し、バイオレンス、ブラックユーモアに溢れていて、さらには史実まで覆してしまうなど、タランティーノ節が全開。他の映画には無い唯一無二の面白さがあります。ああ、また見たくなってきた… 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-02 12:26:41) 15.《ネタバレ》 パルプフィクション以来久々の傑作。キル・ビルがあまりにも偽物だったので、タランティーノは観る気が失せていたが、これは本物。すごい緊張感からの一気の血柱。分かっていても引き込まれる。ランダ大佐の笑顔の怖さ嫌らしさが凄い。そしてショシャナのかっこよさに痺れる。実際にナチスに虐殺された家系のユダヤ系の女優さんらしい。 炎に包まれるスクリーンに映る彼女の復讐鬼のようなアップ。やがてスクリーンが燃え落ちても白い煙に乗り移って笑い続ける巨大な亡霊・・・冒頭の緑の草原から映像の美しさも、以前よりも深みを増していると思う。ただブラピである必要性が少し薄い気がする。 【ブタノケ2】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-01-07 20:26:37) 14.《ネタバレ》 タランティーノが好き放題やってくれた小気味よさ。農家や酒場での半端ない緊張感や、まさかほんとにナチ全滅の映画館炎上など、映画を観る快さにどっぷり浸りました。女優陣が全員美しくて目にも楽しい。ランダ大佐ったらそれまでキレキレに冴えていたのに、全てを手に入れたと思った途端、足すくわれちゃって。これまたイカレてるブラピが見逃してくれるわけないじゃんか。馬鹿だなあ。 2017/6 追記 観終わった直後より、じわじわ効いてくるのがタランティーノなのか。何年経っても、ふとこの映画の細部まで思い出し、ああまた観たいなあ、あのショシャナとランダ大佐の再会する震撼場面とか痺れっぱなしの地下居酒屋とか、赤赤赤で彩られた炎上映画館とか、イングロリアス飢餓に見舞われたりするってやっぱすごい映画だよな。というわけで点数変更なのでした。 【tottoko】さん [DVD(吹替)] 9点(2011-08-23 17:45:17) 13.タランティーノはやっぱ凄い!パルプフィクションであれだけの奇才ぶりを発揮しながら、またこんな映画撮っちゃうんだから。こんな監督は世界中で僅かだけど、その中でもTOPクラスの監督だわ。常に緊張感を持たせる感じはセリフ、カメラワークが素晴らしいんでしょう。2.5時間の長い映画だけど、まだまだ観ていたいと思わせる映画。 【成迩】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2011-05-17 00:44:40) 12.やっぱいいなタランティーノ映画。会話シーンが面白い、そして会話シーンから一転してのアクションシーン。この切り替え方が上手い。演出ではユダヤの熊登場シーンのあたりが良かった。カツンカツンという音と音楽で焦らして、からの撲殺シーン。あのセンスがもう大好き。相変わらずのカメラワーク、音楽も最高。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-12 21:47:48) 11.ダラダラした会話をここまで魅力的に描き切った作品ってのも、(過去のタランティーの作品すらも含めて)なかなか無いんじゃあ、なかろうか。すべてが印象的、すべてが面白い。これまで、マカロニウェスタン風であったり、日本ヤクザ映画風であったり、カンフー映画風であったり、アメリカの底辺を彩る三流映画風であったり、と、世界の映画を漫遊してきたタランティーノが、ついに往年のハリウッドすなわち映画のド真ん中にやってきた、どこかそんな香りのする映画。でもやっぱり残酷~。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-08-17 23:08:25)(良:1票) 10.いや~面白い!流石のタランティーノさんですね。 よくよく考えると残虐極まりないシーンがてんこ盛りですけれど、何故かスタイリッシュでカッコいい。人殺し映画をカッコいいなんて言っちゃいけないんでしょうけれど、極上のエンターテイメントに仕上げてます。 そういう意味では危険な作品。でも、タランティーノさん、また作ってくださいね。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-01 20:07:14) 9.家でのDVD鑑賞で、久々に時間を忘れて没頭した。タランティーノ特有の暴力的でナンセンスな映像と、新境地(だと個人的に解釈した)の緻密なストーリーテリングの融合に引き込まれた。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-15 00:03:47) 8.《ネタバレ》 ストーリーから気をそらさないように色んな演出で見せて、あっという間の150分。その演出が映画好きにはたまらない。ストーリー展開も斬新で意外な展開に釘付け!さすがです、タランティーノ!正直、「キルビル①」を観た時、そのアクションの演出の毒の強さに頭痛がしたことがあったので、この映画も拷問シーンか何かで見せるのかなぁと観るまでひるんでいた。でもセンスのかたまりのような演出に唸った。面白い!でも観終わって、ちょっと時間が経つと何も残らない。こういう「現実」をちょっと忘れさせてくれる作品こそ、今必要な映画かもしれない。そう思うんだけど、やはりメッセージのある作品で「良い」のもあるので、ここはちょっと1点マイナス。(映画好きな「自分」は10点満点なのだが、「現実」の厳しさにそうそう浮かれてもいられないという「自分」がこの点数をつけた) 【トント】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-13 21:02:42) 7.クリストフ・ヴァルツの見事な芸(?)と緊張感を失わないセリフの応酬に圧倒された2時間半でした。タランティーノは喜劇作家として完全にウディ・アレンを超えましたねっ!ところで、もし、これを日本で映画化するとしたら、ランダ大佐役は........タモリでしょう。4ヶ国語話せますから(おいっ!) 【nizam】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-03-20 16:42:43) 6.映画。映画。映画。どこを切っても映画。映画好きはそこにゾクゾクするんだろうなあ。こんな映画が観たかったんだなあ。こんな映画が撮れたら幸せだなあ。 【とと】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-22 18:25:27) 5.テーブル上の一点を浮き上がらせる不自然なスポットライト(第一章の屋内場面や第四章の地下酒場の場面)、背後からのライトで俳優の輪郭線をまばゆく浮き上がらせるアクセントの利いた画面(第五章のメラニー・ロランの化粧場面など)は、撮影ロバート・リチャードソンの真骨頂。真上からの俯瞰を組み合わせたドラマティックな移動撮影や、しかるべき見せ場において抜群の効果を発揮するクロースアップの仰角ショットなど、変化に富んだアングルと構図も映画のエモーションを増幅する。映画館の踊り場、梯子、床下、地下酒場、映画内映画の鐘楼など、垂直構造を活かした舞台設計の巧さゆえである。各ショット自体の素晴らしさもさることながら、主に4箇所で用いられるスローモーションの効果、地下酒場における銃撃戦の細かいカット割りといった編集の緩急も見事だ。 役者でいうなら、やはりクリストフ・ヴァルツが圧巻である。限定空間かつ椅子に座っての演技が主ながら、表情と手の所作のみで優れて活劇的な画面を作り出している。演劇における転調のタイミング・音楽的なエロキューションがとても素晴らしい。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-13 13:02:54) 4.《ネタバレ》 公開直後の評価が芳しくなく、ついついエメリッヒの『2012』を先に観てしまった自分のバカ!少しでも才能を疑ってしまってごめんよ、タランティーノ。結果としては本年度最高と言っても過言ではない、超絶面白映画に仕上がっている。会話劇で寝たという方、時代背景を分かっているのかしら?ナチ占領下のフランスが舞台。ユダヤ人を匿ったり、ヒトラー暗殺を企てたりしていることがバレたら、一族郎党皆殺しにされるような時代ですよ。第一章、ランダ大佐と農夫の会話、第四章、地下居酒屋でのナチ将校とのやり取りの緊迫感は半端じゃなく、寝ている暇なんか一秒もありはしない。歴史さえもひっくり返し何もかもを燃やし尽くす圧巻のクライマックスでは、不覚にも泣きそうになった。クリストフ・ヴァルツ、メラニー・ロランといった、今までノーチェックだった俳優との出会いもまた嬉しい。渋面を崩さないブラピも新境地開拓で、タランティーノ節は健在だった。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-09 13:42:09)(良:1票) (笑:1票) 3.《ネタバレ》 正直私は『キル・ビル』で辟易したクチなので、まさかこんなに面白いとは思わず当惑している。こりゃー最高傑作と自賛するだけのことはある。たとえ一瞬でも馬鹿にしてごめん、謝るぜ。 【以下多数バレ】 いったいどういう風の吹き回しでこんなにタランティーノらしくない映画を撮ってしまったのか。いやむろん第1章や第4章での長々とした無駄しゃべりはレザボア以上の面白さだし、頭の皮剥ぎやらバットによる撲殺やらグロとギャグを混同した悪趣味ぶりも相変わらずなのだが、にもかかわらずこの映画はらしくない。むろん茶化すことが憚られるテーマであることはわかっちゃいるが、それにしてもシリアスすぎる。ユダヤ人を匿った親父は床を指差しながら涙を流すし、大佐の質問攻めから解放された女館主は一転して情動失禁するし、映写室で若い二人が撃ち合うシーンなどは、何をトチ狂ったのかと思えるほどメロメロシリアス演出なのだ。これじゃあまるで普通に手練れの名監督である。一方ギャグは空回り気味で、ブラピはただ眉をひそめてドナルド・ダックみたいな声でがなっているだけだし、イタリア人の真似する場面でもちっとも面白くない、将校殺しの中尉のアレも獣医もイマイチ。だいたい第2章以外はその手の演出自体が少ないのである。 だがこの映画の一番の見所はそうしたシリアスな場面でもギャグでもない。ブラピ以外の俳優陣、特に大佐と中佐と女優のキレキレの演技である。表情、それも目配せのレベルで見所多数。私は10回見ても飽きないと思う。むろん細部が完璧だからこそ結末が面白いのだが、しかしいったいどうやったらこんな演技をさせることができるのか。その理由もじつは台詞背景がシリアスであることと無関係ではないのではないか。思うにこの監督はこの作品で、まさに自らが追い求めてきた独自世界と古くシリアスな「映画」との見事な融合を果たしたのだ。古いフィルムを燃やし、映画館を破壊するシーンは象徴的だといえば大げさか。ショシャナの哄笑を浴びながらナチスが銃弾を浴び皆殺しにされる。史実を無視して総統をぶち殺す、この無茶苦茶なカタルシスはむろんタランティーノゆえであり、後進世代ゆえの呪縛から解放されかつ独自の世界との融合をようやく果たしえた、その気持ちがラストの台詞として表れたのではないかと思うのだ。 【アンギラス】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-04 07:46:15)(良:2票)
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