みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
5.《ネタバレ》 今作は、冒頭に掲げた言葉、 「戦争は麻薬である」 を セミマクロな “ヴィジュアル・インパクト” や おぞましい “ストーリー・インパクト” を駆使して 多重的に訴えてきました。 そして、苛立ちを覚えた 「 “無駄な時間” を 時間を掛けて描く 」 ことや ヌルイ と感じてしまった展開 こそが 【 ( 「戦争は麻薬である」 ことを訴求する ) 今作自体が、 観る者のモラルを壊していく 劇薬 】 であったことを、 深く、 にぶく、 訴えてきたのです。 このように、戦争の異常さを 「体感的」 に鑑賞者の精神に植込むという側面においては、 比類のない映像作品だった。 と、評価を致します。 制限文字数では語り切れず。完成版はこちら http://ouiaojg8.blog56.fc2.com/blog-entry-104.html 【マーク・レスター】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-04-03 21:46:42) 4.《ネタバレ》 あの軍曹は戦地から帰ってくれば、オーラは消え、ただの凡人になってしまう理由は、彼が簿記の資格を持っていないことや、社労士の資格を持っていないことにも少しだけ関係があるのですが、ようするに戦地では優秀な軍曹が、ネクタイをして会社に出勤すれば、年下の大卒のガキから「仕事が遅いぞ!」と叱責されてしまうわけで、つまり軍人としてのスキルは最高のものを持っているが、サラリーマンとしてのスキルは雑魚に等しいということ、それだったら、もう一度、戦地に行き、栄光の軍曹さまとして、他人に尊敬されたいと思う気持ちが芽生えるのは自然な成り行きなのですね。特にアメリカのばあい、戦地から帰ってきた退役軍人の大半が、うつ病で苦しんでいる現状があるのですから、帰還した兵士の自殺が異常に多くて、その事実を知って欲しくて私が言いたいことは「戦争が麻薬」というキャッチコピーは少し誤解されやすいと思うことです。けっして彼らは戦争がしたいわけではなく、戦争しか自分の存在意義を見出せないという社会的な問題がそこに見え隠れするのです。それからこの映画をみていて日本の神風特攻を思い出しました。「イスラムの自爆テロと、神風を一緒にするなヨ!」と思うかもしれませんが、敗者の論理など、この際どうでも良いのです。アメリカの視点では、イラクも、日本も、自爆も、神風も、クソも、全部同じであり、率直に表現すれば、それはクレイジーなのである。そういえば日本には、男はつらいよ、という映画が昔ありましたね?さしずめ、この映画は「アメリカ人はつらいよ」というニュアンスが込められていました。すべての人間は相対的な悲劇を抱えている。これが世の法則なり。最後に爆弾を抱えて出てきたイラク人、彼は被害者でしょう。むしろ善人でしょう。しかしアメリカの視点では、彼は変人扱いなのです。突然、車で侵入してきたイラク人もしかり。映像のなかでイラク人が全員テロリストに見える、それはけっして客観性を排除した手法ではなく、あくまでも、アメリカの視点にたった、アメリカ兵の、消耗しきった心理状態を表現している。アメリカの病み具合がワカリマスカ?分からない?それならそれで良いです。この映画、けっこう難しいですよ。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-09-14 20:48:21)(良:1票) 3.《ネタバレ》 全編に渡って緊迫感とリアリティがあった。最初はちょっと狂ってる感じがした主人公がそうではないんだよと感じさせる人物描写の過程は良かった。ラストの映像とテロップで言いたいことは良くわかる。こういう題材は、一方からだけだとご都合主義的なものを感じさせるが、映画としてはよくできてます。 【ラグ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-05-04 00:44:52) 2.緊迫感があってどきどきしました。素直に面白かったといえる作品です。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-09-09 21:56:27) 1.《ネタバレ》 さすがアカデミー賞。見事にベタな映画。ストーリーのベタさではアバターと同じくらいだと思う。だからこそこの映画がアカデミー賞ってのが一番納得いく。アカデミー賞にひねった映画なんてない。 メッセージもほんとに予想を裏切らないつくりで、反戦でもなく戦争格好いいでもない。 でも、現場の兵士達にはどんなに命を賭けて頑張っても戦争を始めることも終わらすことも出来ない、ただただ麻薬みたいに抜け出せなくなっていく。 だから、どうにかするにはアメリカが変わらなきゃいけないっていう反戦的なメッセージも感じるなぁと思ったんだけど。あんまりみんなは感じてないみたいね…。。 戦争ってめっちゃ怖いよ→心臓ばくばくしちゃう→逆に病み付きになる→そこが唯一の居場所 主人公の人間臭さは確かにちょっともったいない感があった。それを抜きにしてもあれほどの緊迫感を演出できるのはベタな展開で観客を引き込んで映像、音、音楽がめちゃくちゃ効果的に使われているからで、映画として完全に出来上がっていると思う。 ぜひ、たくさんの映画好きに観てもらいたい映画。 【風と一緒にとばされる(Q_Q)】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-03-13 12:19:27)(良:2票)
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