みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
15.《ネタバレ》 FBが日本で流行っている頃、(2011年?)に鑑賞したときは、特に印象に残りませんでしたが、再鑑賞して、評価一転。 おもしろいよ!これ!演出が上手で、スピーディーで引きこまれます。 マークと、ショーンの会話(最初の会合、クラブでの会話)でショーンが早口で頭のキレの良さが伝わってきます。 物語の終わりも好き。 元恋人エリカのFBに友達申請して、何度も承認されたか更新ボタンを押しているところ・・。FBやったことある人なら、同じ経験があるんじゃないでしょうか? 余談ですが、FBって今でも若者はやってるんですかね。 最初は周りのみんなやってたけど、今はほとんど更新してないよ・・・・。 FBの前は、mixiが流行ってました。(その頃は招待制度)なつかしい。 【へまち】さん [インターネット(字幕)] 9点(2017-12-29 13:50:26) 14.まったく予想外にネガティブな話でしたが、十分に堪能できました。こういうひねくれたサクセスストーリーがメジャーレーベルで作られ、しかもヒットすることに、アメリカ映画界の奥深さを感じます。時系列がグチャグチャなのも、退屈な法廷劇になることを避けるためだったのでしょう。 本筋とはあまり関係ありませんが、特にラリー・サマーズ(学長)のシーンが好き。風貌もそっくりだし、つけ上がった若者をいかにもインテリ風にたしなめる姿もカッコいい。まさに「大人」という感じです。まさかこの1~2年後に解任されるとは、本人も思っていなかったでしょう。 それともう1つ、さすがコロムビア映画だけあって、主人公その他が使うPCはいずれも「VAIO」。しかし終盤、机に叩きつけられるPCだけはしっかり「MacBook」。これも「大人」という感じです。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 9点(2014-12-07 23:28:29)(良:1票) 13.《ネタバレ》 アーロン・ソーキンの脚本ということで観ました。言葉と言葉が重なるような早口の応酬。言われた先から意味を考えなくてはならないし、同じようなシチュエーションでも服装が違っていれば時間軸が違っているわけで、いまどこ?と頭をフル回転させながらの鑑賞。わたしは面白かったです。途中からはマーク・ザッカ―バーグよりもエドァルド・サベリンに感情移入してしまった。ザッカーバーグのやったことは裏切り以外のなにものでもないと思う。天才はなにをしてもいいのか?才能のある人間は人を踏み台にしても許されるのか?ということがテーマなのかとさえ思いました。そういう意味ではまた何度かこの映画を観ることになると思うし、もっと年をとったら解釈が変わるのかもしれない。あるいはわたしがもっと若かったら、圧倒的にザッカーバーグに魅力を感じたかもしれない。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-07-07 17:55:22) 12.《ネタバレ》 若き天才起業家のサクセス・ストーリーだと思いきや、初っ端から最後までドロドロした人間関係のもつれと裁判沙汰に終始する映画だったとは意外でした。マーク・ザッカ―バーグ、オタクの中でもとても友達にはなり得ないタイプで、ここまで嫌らしく描かれてご本人も良くOKを出したものですね。この映画の製作に当たってはザッカ―バーグや訴訟相手の弁護士たちが入念にチェックしたそうですから、まあ納得はしてるんでしょうね。フェイスブックというコンテンツは革新的な技術というよりもWEBをパーソナルなコミュニケーションに結び付けた着眼点の勝利だったと私は思うので、友達が2~3人しかいなさそうなザッカ―バーグの様な人間が生みだしたと言うのは神さまの悪戯でしょうか。東部のアイヴィー・リーグの学生たちで盛り上がったフェイスブックが、魑魅魍魎の跋扈するシリコン・ヴァレーで変質してゆく過程はなかなか興味深かったです。ずっと猛烈な早口で通すジェシー・アイゼンバーグの鬼気迫る演技も良かったです。ラストに流れるビートルズの"Baby, You're A Rich Man"がけっこうきつい皮肉になっていました。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-02-24 22:59:49)(良:1票) 11.《ネタバレ》 マークの心理描写は120分中、冒頭の7分弱で終わる。その後、マークの側にいたサベリンの心理描写が克明に描かれている。「おれが最初にマークを評価したんだ、おれがマークと一緒に成功するんだ!」という彼の焦燥感が伝わってきました。それなのに双子の資産家や山師のショーンがあとからやってきて、マークという宝の山の奪い合いをはじめる。金の匂いに敏感なやつらだ。勝者は嗅覚が優れている。比喩的な表現になりますが彼ら勝ち組は、マークという名の錬金術師を見つけたのです。そして政治家顔負けの謀略を繰り広げ、そのなかでサベリンが見事に脱落してしまった。この男の孤独が痛いほどわかる・・そしてこんなときのマークの心理描写は意図的に省略されている。すなわち製作者は、マークを物質的な「金のなる木」と見立てている。それゆえに主観は極力排除されている。彼は単なる金、もしくは宝の山の象徴なのだ。この手法により「金」に群がる者たちの人間模様─、右往左往し、そして一喜一憂するヒューマンドラマを描くことに成功した。そして裁判。どんな判決が出ても、けっして勝者がいない裁判。果たしてこれは本当に成功者の物語なのか?ハーバード連中の勝ち組の物語のようにみえて一筋縄にはいかないそんな曲者ぶりがこの作品には終始漂っている。ソーシャルネットワークという事象に限らず、才能溢れる人のまわりでは、常に大金が動き、独特の嗅覚をした奴らがそこに群がってきやがる。冗談じゃない。この映画はフェイスブックだとか、起業家の実像なんていう話はどうでもよくて、宝の山に群がる人間たちの人間模様を描きたかったのだとおもう。そしてその試みはじつに見事に成功したものだと考えます。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-01-27 22:29:37)(良:3票) 10.う~ん、これは、上手い!レベルが高いです! 何の変哲もない物語を、ここまで映画として創りあげ成立させるとは..脚本、編集の勝利です! 登場人物にムダがなく、1人1人が絶妙な存在感で、物語にからみ、心情も手に取るように分かる..テンポも良く、時系列をいじる事で、観ている者を飽きさせない..監督の手腕、才能が光る、玄人好みの秀作です.. 冒頭、導入部が秀逸ですね~ デートシーンでは、始まって数分で誰にでも主人公の性格が理解でき..寮に帰ってからの言動で、友人関係、傑出した能力、背景..説明することなく全て分かってしまう、そして物語に引き込む..いや~脱帽です!映画として理想的です、すばらし~い.. 物語、エピソードそのものも、決してつまらないものではなく、それぞれ深い..理系の天才にありがちな、コミュニケーション能力の欠如、 特有の思考回路、価値観..プライドの高い金持ちのぼんぼん..才能、金の臭いに群がる人々、女..金儲けのためには形振り構わず手段を選ばない者..才能を活かし好きなことをやって、結果金を手にする者..目先のことしか見えない者、常人には見えない遠くが見える者..快楽、欲望を求め享受する者..平凡ではあるが真っ当な心を持つ女性..人生を真摯に生き謳歌する者..大金を手に入れても、誰もが人生満ち足りている訳でもなく、孤独であったり..金持ち=幸福、であるはずもなく..人によって、目指すもの、趣味嗜好も違う..色んな人間模様が凝縮され、考えさせられることの多い作品です... 【コナンが一番】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2011-07-05 13:05:09)(良:1票) 9.アメリカという国には、常識を覆すアイディアを持つ者と、それを受け入れるおおらかさがある。いったん新しいものとして受け入れられてしまえば、どこまででも飛んで行ける。 このパワーを持つ者、日本に居たら常識とか規則が重しになって、長くは飛べないだろう。飛び立つことさえできないかもしれない。 この映画の主人公も大学でいくつかの規則違反をする。しかしそれをとがめない校長の判断で彼は、彼個人の人格はともかく、世界を変えた人間になった。 日本だったらどうだろう。融通の利かない官僚的な機構によってこの種の若者はきっと必要のない挫折を味わうだろう。 時たま聞く国会答弁に私はうんざりしている。揚げ足取りの連続に聞こえるからだ。 雑多のことは置いておいて、結果を考えず一歩前にジャンプしてみる。この小さな飛躍が日本から世界へ飛び立つきっかけになるのかもしれない。 【kagrik】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-03-08 11:49:46) 8.映画の中で、主人公は自らが創り上げたサイトの在り方に対して頑なに言う。 「クールじゃないと駄目だ」と。 そのセリフどおり、この映画は、ひたすらにクールにそしてシンプルに、「今この時代」の成功と挫折を描き切っている。 「事実をもとにした映画」というものは、星の数程もある。今年のアカデミー賞において、今作と賞レースを争っているのも、実在の英国王を描いた作品だ。 ただし、数多のそういった映画に対して今作が特異なところは、描かれる「事実」が遠く過ぎ去った過去ではないということだ。 「フェイスブック」という、今この瞬間もそのテリトリーを全世界に広げていっているソーシャルネットワークサイトの成り立ちと、創業者の生き方。この映画で描かれるすべてのことは、ほんの数年前のことであり、継続中の「事実」である。 主人公の生い立ちやバックグランドなんて一切描かず、彼の感情さえも大部分において明確には描かれない。 ただただシンプルに、主人公がこの数年の間で、“何をどうしたか”そして“何が起こったか”ということのみを、クールに描き連ねているだけだ。 普通に考えれば、酷く淡白で退屈になりそうなプロットにも関わらず、映し出される映画世界は、クールやシンプルという形容に反して生々しく、不思議な程にドラマティックだ。 主人公が発する膨大で慌ただしい台詞は、そのまま、今の世界に溢れ行き交う「情報」を表している。 目まぐるしい映画のスピード感は、変化し続ける世界と、そこで急激な成長を遂げたSNSの姿そのものであり、その一つの「中心」に存在する人間の避けられない“在り方”を如実に表現していると思った。 正直なところ、鑑賞前は今流行りの媒体を描いた軽快でポップな映画なのだろうと思っていた。 しかし、そうではなかった。この映画は、今この時だからこそ描けて、そして今この時だからこそ観られる決して“普遍的ではない”ドラマだと感じた。 逆に言うと、今この時だからこそ、最大の価値を見出せる映画だとも思う。 その特異性も、自らが生み出したSNSの「価値」をひたすらに高めていった一人の男の「成功」と「孤独」を描いたこの作品に相応しい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-02-27 09:33:13)(良:3票) 7.ゴッドファーザー的な面白さだ。ゼア・ウィル・ビー・ブラッドにも通じる。冒頭の会話シーンが秀逸。アスペルガー的なキャラクターがよく表現されている上に、全ての発端となる重要なシーンだなー。幾度となくこういう物語は語られて来たけど、永遠のテーマなんだな。 【GO】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-02-10 12:12:32)(良:1票) 6.冒頭のパブでの、主人公のマークとガールフレンドのエリカさまとの対話からしてすごい。ふたりとも間髪置かずにものすごい早口でしゃべりまくりつづけ、これを執拗なカメラのきりかえしでみせるのだけれども、このふたりの対話と、バックに流れている(おそらくは店内のBGM)テクノ調の音楽とが、だんだんにシンクロしてくる。というか、さいしょっからシンクロしているのかもしれないけれど、観ていてだんだんに気がついてくるわけだ。この、それなりに尺のある長い対話の終盤なんか、まるでふたりでラップやっているみたいで、観ていてもちょっとした高揚感を味わってしまう。わたしなどは字幕を読むのに神経を集中してしまったので(とにかく早口だから字幕の情報量もはんぱではない)、純粋に音と映像だけを楽しむことができなかったのが残念。このシーンはまた、何をしゃべっているのかとか気にしないで観てみたい。こういう演出のシーンはこの作品のなかでもう一ヶ所、マークの協力者になったショーンがクラブのなかで話をするシーンでくり返され、もういちど楽しむことができる。すばらしい! おそらくは音楽に合わせてセリフのタイミングを演出しているわけだろうけれど、とにかく堪能した。これに、撮影を「セブン」や「ゲーム」でもフィンチャー監督を助けたジェフ・クローネンウェスが担当していて、また被写界深度の浅い撮影でワンカットのなかでひんぱんにピント位置を移動させたりもしているわけで、このあたりの演出力には感服させられる(カメラの被写界深度の浅さには、ちょっと疑問もあるけれども)。 マークをめぐるふたつの訴訟を軸に、過去にさかのぼりながらも時系列にそった展開になるけれど、あいだに審判シーンをうまくはさむことで、スピード感にあふれる展開になっている。ストーリー的には、若くして富豪になったけれど、その原点には「得られない愛」があって、それをラスト(現在)まで引きづっているのだよ、というわけで、これは現代版「市民ケーン」なのだね、という感じである。ラストに主人公がノートパソコンを開くときにBeatles の「Baby, You're a Richman」の印象的なイントロが流れてきて、「ああ、やはりこの曲で来たか」とは思うベタな選曲なんだけれども、このイントロが流れてくるしゅんかんにはゾワッとしてしまった。ベタだけれども、あまりにはまりすぎであった。 【keiji】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-30 11:09:10) 5.《ネタバレ》 インターネットという時代の流れと才能が上手く噛合い、大きく展開していく様はまるで新たな歴史が作られていくのを見ているようにも感じた。 気になる女性に自らを認めさせたいという天才でありながら、ほんの少しの完璧でない人間性が作り上げた物語(ソーシャル・ネットワーク)は、様々な事に対してもまだまだ多くの可能性がある事を教えてもくれる。 そして、お金と友達、恋愛という数字では表せられない幸せが思い通りにいかないという事も。。。 今作は今だからこそ作られ、見れる映画だと思う。 なぜなら10年、20年後にはもっと新たなコミュニケーションツールが出来ているかもしれない。 色々な意味で深く考え、楽しませてくれる内容は十分映画的で素晴らしかった。 ラストの何度もクリックする姿が、変わらない彼らしくてとにかく印象的!! 【sirou92】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-29 23:06:58)(良:2票) 4.《ネタバレ》 人間関係が上手く構築出来ないオタクエンジニアが彼女にふられた。おそらく彼自身自分の社交性の欠如には気が付いていた、すなわちソーシャル(社会的な)人間関係はどのようにして成しえるのか、他人は何を欲して社会性に溶け込むのか、主人公の頭の中には常にそのことでいっぱいだ。この映画はビジネスのサクセス物語ではない、ましては裁判、訴訟映画でもない、ラストの何度も「更新」をして彼女からのメールを待つ終わり方には、一人の女性に振り向いてもらいたかった若き億万長者の恋物語に思えた。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-22 01:13:10)(良:3票) 3.《ネタバレ》 とても見応えのあるドラマでした。 登場人物の心情を捉えるような叙情的なカットは殆ど無く、 圧倒的な量のセリフがストーリーを牽引している。 それでいて、名門クラブに憧れるマークの親友エドゥアルドを始め 資産家のエリート兄弟やナップスターを創ったカリスマ・ショーンなど マークの周囲の人物は滑稽さも含めて実に個性的に描かれている。 逆に、マーク自身の印象自体が希薄に感じた。あえて感情移入を避けたのだろうか。 端的にいえば、facebook誕生という歴史的事実を巧みな群像劇として見事に仕上げている。 そして、成功の影に愛や友情を失うといった物語は、 何を考えているか明かさないマーク自身の人間性から生まれた亀裂である。 そんな彼が、エリートだけのネットワークに対抗し、より開かれたネットワークを構築したこと自体皮肉であり本作の焦点ともいえる。 直接的な人間関係が希薄になる現代社会において ラストは喪失感もあるが、それと同時に希望も描かれている。 新たな革命に期待します。 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-20 18:24:41)(良:2票) 2.《ネタバレ》 多分、この映画を観て褒められた人物では無いという所がこの映画の救い様の無い所で、に嫌悪感を持つ人は多いでしょうね。でもこちらのサイトに来ている方にも、彼の様なオタクは居ると思うんです。あたしもそう。そういう人には嫌悪感を持ちつつも共感する部分があると思うんだよね。ザッカーバーグは典型的なコンピュータ・ナードですよね。ある意味天才的で、社会にも、人間関係にも上手く適合出来ない嫌な奴かもしれない。でも、もの凄く純粋で、彼に私欲はあっても私利は全く無く、ザッカーバーグを酷いと奴とばかり言えないな、という気がします。あたしにとってザッカーバーグ以上に彼の周りにいた人達の嫌な面が浮き彫りにされる感じが面白いな、と思いますね。内容的に「レインマン」に良く似てますよね、褒められた人物では無いという所は違うけど、純粋という意味では共通しているんじゃないかな、そう感じました。本人が映画の様な人物であるかどうかはともかく、あの様なザッカーバーグを演じたアイゼンバーグは非常に良い演技をしてると思います。 【奥州亭三景】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-17 00:57:38)(良:1票) 1.《ネタバレ》 これは傑作。前評判が高すぎて、肩透かしも覚悟していたが、これなら文句無し。最も勢いのある業界を舞台にした人間ドラマという意味では、現代の「ウォール街」にも似ている。 まずは冒頭のマークと恋人エリカの高速おしゃべりから一気に引き込まれた。天才だから論理的ではあるが、同時にオタクであるが故にあまりにも歯に衣着せない、相手に対する配慮が足りないマークの怒涛のおしゃべりを堪能できる。本物のマークがしゃべっているところを見たことがないので迫真なのかどうなのかは分からないが、ジェシー・アイゼンバーグのリアル(そう)な演技はさすがだ。 登場人物を絞ったのも正解。マークと友人のエドゥアルド、ショーン・パーカー、ヴィンクルヴォス兄弟くらいを押さえておけば、だいたい理解できる。マークはもちろんその他のキャラクターもきちんと立っており、取り違えることは無い。全編を通じて会話量が物凄く、もっと英語が理解できれば!と何度も思ったが、キャラ立ちのおかげである程度字幕に集中できるのはありがたい。 ラストの盛り上がりに欠けるという意見もあるようで、それには納得できる。ただ、確かにクライマックスというわけでは無いが、マークと若い弁護士とのやり取りやその後のマークの行動は「天才の孤独」を象徴していて感動的だった。しかも天才なだけではなくとてつもなくお金があると、さぞかし生きにくいだろう。 最後に、本筋とは関係ないが、ハーバードの学生生活で一番驚いたのは「クラブ」(男性限定の排他的なサークルみたいなもの)の存在感。理不尽な入会試験がある閉鎖的な組織にもかかわらず、マークの友人エドゥアルドをはじめ、皆名門クラブに入りたいようで一生懸命なのが日本と比べて著しく異なっていてびっくりした。フリーメーソンとか結社系には欧米人は弱いのだろうか。日本人よりもよほど集団主義的だと感じた。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-15 23:29:00)(良:2票)
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