みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
44.《ネタバレ》 正直予告編を見て動かないゴジラを見てあまり期待しませんでした。 顔の造詣もいまいちに見えましたし。 しかし見始めると、繰り返し見る程度にはまりました。 最初の形態(第二?)を見たときは、 「ああ、こいつを捕食するためにゴジラが来るんだな」と思いました。 しかし直立を始めたのを見て、ああこれが進化(変形)するのかと納得半分驚きました。 まさか、あの魚類顔がゴジラとは想像できませんでした。 巨大化したゴジラの顔…特に目がいまいちだなと思っていた理由、 何回か見たあとに気づいたのが目はあまり変化してないのでは?ということ。 顔を含め身体は巨大化したがあのつぶらな丸目は同じせいで、 あまり目力を感じなかった気がします。 総理の「自衛隊の弾を国民に向けることはできない」という台詞は良かったです。 それが自衛隊がゴジラを倒す機会を逃したかもしれなくとも…。 エヴァっぽさを感じたのもご愛嬌でしょう。 ラストの尻尾もじわじわ来ましたし。 【映かったー】さん [DVD(邦画)] 9点(2020-08-29 22:22:21) 43.心を打つ台詞があるわけでもなく、ラブロマンスがあるわけでもなく ただ単にSF、そう割り切って見れば非常に良く出来た作品だと思いました 【ぐりこ】さん [映画館(邦画)] 9点(2019-03-24 18:25:28) 42.《ネタバレ》 いやー面白かった。2014年のハリウッド版のゴジラより、こちらの方が断然良かったです(何しろあっちはあまりにゴジラが空気)。 日本独自の政治観、無駄に長い会議名、官僚さんや自衛官さんたちの頑張り、などなど皮肉を交えながら、よく描かれていたと思います。 またゴジラの描写もあくまで理不尽、無慈悲、無感情を貫き、とても存在感がありました(ただ第二形態の造形は残念ながらちゃっちいかなあ・・・)。 主役の長谷川さんも最初(見る前)は正直印象が薄いかなあっと思っておりましたが、なんのなんのめっちゃ格好良かったです。 あと松尾さんと余さんがとてもいい味出してました。 ただ石原さんの役どころは、あそこまでアメリカナイズしなくても良かったんじゃないかな? もう少し落ち着いた雰囲気の役どころの方が良かったかも(個人的には鈴木京香さんとかが良かったかなあ・・・)。 しかしながら何回でも見られる傑作だと思います。 追記:野村萬斎さんのクレジットが出たときは「えっ?出てた?」と思ってたらなんとゴジラかよ!! 【わたた】さん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2018-12-22 22:26:38) 41.《ネタバレ》 完璧とは言えないまでも、娯楽作品として一級品。港区壊滅シーンは息を呑んだ。 【ゆうろう】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-09-04 01:41:07) 40.《ネタバレ》 よくできた邦画! エンターテイメント大作。怪獣好きじゃなくても十分楽しめる佳作。 時間作っておやつとかお酒飲みながら観るといい感じ。 庵野監督がゴジラ撮ると聞いて、99.9%コケると思った。 しかし大ヒット!これは観ねばと思いつつ、育児だ、嫁さんが2号のつわりで入院だナンダカンダと日々が過ぎ、2号産まれ、妻子里帰り中、満を持しての鑑賞! なんといってもイモリ形態のいわゆる蒲田くんのフォルムにやられた。 やべぇ!ヤベェの出てきたよ!!これがあと1時間半暴れまわるのか…ほげぇぇ これが大ヒットの理由か!日本もシュールな国になったなぁ! なんて感心してたらそんなでもなかった。 ちゃんとゴジラになってくれた。 で、凄く強かった。安心安心。 売れっ子をキャスティングしつつ、良い演技ができる人がたくさん集まってて、ちゃんと映画を作り上げていて面白かった!緊迫感と強すぎるゴジラに夢中。 押井監督もゴジラ撮ってほしいなぁ…。という庵野監督より押井監督がだいぶ好き!でも楽しめた佳作。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 9点(2018-03-28 19:44:54)(良:1票) 39.「今までのゴジラをリスペクトしつつ、でも自分達らしさのあるゴジラを作ろう」っていう気持ちが伝わってきた。SFに対する愛、ゴジラに対する愛を感じる作品。 【VNTS】さん [地上波(邦画)] 9点(2018-01-27 19:37:04) 38.《ネタバレ》 劇場で観ればよかったと後悔。これは傑作じゃないですか!前半の情報の洪水が快感。一番感心したのは、ゴジラが途轍もなく強いのだが、それを倒すため、訳のわからん超兵器みたいのを出すんじゃなくて、自衛隊とか民間企業とか外交とか鉄道などのインフラとか、オールジャパンの総力戦で打ち克つところ。あと伊福部昭のテーマの素晴らしさ。あー、キタキタ!みたいな。ゴジラの口に注水するポンプ車を見て、福島原発で注水する様子を思い出さない人はいないでしょう。ゴジラ(=原発)はとりあえず停止したけど、またいつ暴れだすかわからない。その不安とともに私たちは生きていかなければならない。メッセージ性が極めてわかりやすいところも良い。 【すらりん】さん [地上波(邦画)] 9点(2017-11-30 21:19:20) 37.《ネタバレ》 他のレヴューでも書きましたがエヴァという作品は数話程度しか見たことがありませんが、それでも類似する所が多いなとすぐ解りました。同一人物が制作の要にいるので当然ですが。氣に入った所は矢張り、大災害的なモンスターの襲撃を受けたら人類はどう行動するかを徹底考察して作った作品である事。こういう奴いるよなと納得できる人物描写。そして毎度の事ながらこの監督の『誰に何を言われようとも俺はこういう作品を作りたいんだ』という意思が込められた作り。それらを踏まえたうえで、 *…好き勝手に行動してるだけのゴジラに対する人類の対抗策はそれこそ人類レベルで熟慮されて出され実行されたものと納得できた。『たまたま』でも何でもないと思うのだが。 *…ゴジラに破壊される市街地の描写は6年前の悲劇的大災害のビデオで検証されたんだろうなと思った。当事者の1人としては見るのが辛いところもあり。 *…これまた毎度のことながらこの監督の『特撮作品には男の目を引くお色氣キャラが必須だぜ』という方針が込められた作り。なんちゃら英会話スクール生徒だった石原さとみさんには申し訳ないが、英語力も演技も今一つだったような氣が。 *…日本の特撮業界において、ゴジラとウルトラマンと仮面ライダーと必殺シリーズは、その金看板になったタイトルさえつけていれば製作者が好き勝手な解釈で何度作り変えても許される作品なんだなと改めて関心させられる。 【役者の魂】さん [地上波(邦画)] 9点(2017-11-25 06:49:10) 36.最初観る前観始めた時は、日本映画ありがちな政治官僚体制を嘲笑する、もしくは昔のゴジラのリスペクトリバイバルの娯楽作品の類かなあと舐めてかかっていたけど、存外内容が真に迫っていて、リアル感を持って見ることができた。ゴジラというのは、現代文明の負の部分の象徴であり、かつ人知の及ばない自然現象の象徴として、うーん、製作者はとても良いものを見つけ出したものだと感心した。出演者が現在のテレビドラマで旬の人たちが大勢なので、勢いは感じるし親しみもあるのだけど、少しその分作品感がでてしまったいるのも事実。それプラス石原さとみは見慣れている感と個人的には若すぎて違和感。映像はとんでもなく素晴らしかったです。ゴジラのビジュアル面での進化感は凄い。最初は図鑑でみる生物誕生直後のコミカルでさえあったのに、最後は威厳さえあった。都市の絵も素晴らしかったです。これ見たら、日本映画もまだまだ捨てたもんじゃないと頼もしく感じました。少し残念だったのはこっちの耳と脳のせいかもしれないけど、セリフが早口かつ説明セリフ専門用語が多かったので字幕が欲しくなったことかなあ。 【タッチッチ】さん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2017-07-15 18:41:09) 35.《ネタバレ》 ゴジラとは、日本に対する危機や警鐘であり、ゴジラ映画とは、その危機に対して日本人が組織としてどのように対処するかである。だからゴジラは倒すのではなく諫めるのであり、ゴジラ映画は、日本の国家がゴジラに対峙するのが本筋である。その上で映画というエンターティメントに振って、進化するゴジラ、自衛隊などの総力戦、鉄道爆弾というやりたいことを全部つぎ込んだ映画は、見ていて快感でした。 =3回目を見ての追記= 3回見て三回とも涙ものだったのは、ゴジラが最初に下に向かって吠えるシーンと、鉄道爆弾でした。 【Banjojo】さん [映画館(邦画)] 9点(2017-04-24 23:13:44) 34.《ネタバレ》 なんとなくこんな感じ という情報をインプットした上で、DVD初日レンタル。 最初上陸した怪獣がゴジラかと思ったら、コミカルな顔(目)の怪獣で、ニヤニヤしてしまった。 ま、ゴジラだったんですが(笑) こんな大災害が民主党(現民進党)政権下で起きたら日本は滅んでますね、確実に。 そんな民主党の枝野に取材協力してもらったら、、、こんな内閣になりました(笑) 自分では絶対に責任を取らない政党ですからね。 そんな無能内閣の中、担当者たちは懸命に闘う。 日本を、家族を守るため命を懸ける姿にはウルウルしてしまいます。 今までやられるだけだった電車の活躍や、懐かしいBGMの数々。 有名な俳優さんがほんのちょい役で出てたりして、「え?そんなちょい役で!?」とニヤリ。 しかしこのゴジラ使徒並に強いですね、、、電池切れになる分戦いようがありますが。 凍結は出来ましたが、排除には至っていない。怖くてしょうがないですね、こんなのが残ってたら、、、 日本らしい、ゴジラ映画 だと思いました。 別に海外で評価されなくても日本人が楽しめたらそれでいいじゃない。 【あきちゃ】さん [DVD(邦画)] 9点(2017-03-27 10:55:53) 33.蒲田くんに会いたくて何度も何度も劇場に通った。蒲田くんに遭遇するたびに震えながら笑った。「えっ、蒲田に!?」というマヌケな台詞からの落差が大好き。 【カニばさみ】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-12-11 02:51:20) 32.《ネタバレ》 東京湾に小型船舶、多過ぎ。車も、多過ぎ。こえー。ゴジラも怖いが、その過密に存在している船舶、自動車、そして人が怖い。 官僚各位に「首都移転はよ!」と、具申したくなる作品である。かなり真面目に。 【aksweet】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-11-25 01:40:47) 31.前評判が高かかったが正直、期待と不安が半々だったけど・・・・いやぁ凄かった、面白かった。 1.鉄塔鉄扉大人向けなのがよい!子供の娯楽なんてちょっとありゃいいのだ。 2.ゴジラがどこまでも凶暴で禍々しいのがよい! 3.随所で描かれる閣僚会議がメチャリアルでよい。銃弾1発撃つにも大臣の許可が必要で特別立法が必要なことも ちゃんと描かれているのもよい。 4.ゴジラは凶暴だが、同時に自然の神、破壊の神としても描かれている。3.11の悍ましい地震と津波を思い浮かべた人もいるかも。 神道の八百万の神々、万物に神は宿るという日本古来の視点が根底にあるような気がする。それもこの映画の良さだと思う。深いのだ。 5.そしてこの映画のもう1つの主人公は間違いなく自衛隊だと思う。「我々の安全と命を守る最後の砦が自衛隊だ」という台詞に それがよく出ている。ともすれば、一部の心無い人達に人殺し呼ばわりされる自衛隊へのエールの映画でもある。 6.日本へのエールの映画でもある。「スクラップ&ビルドで生き残って来た。それがこの国だ」という台詞が泣かせる。 実際そのとうりなのだ。踏まれても踏まれても、しまいには原爆を2つも落とされて50年間は草木も生えないと言われても たった10数年で世界有数の経済大国になった国・・・・・しかも自前の資源がなく、内需だけで世界の経済大国・・・・ 見びいきで言うのではない・・・・・・化け物みたいな国なのだ・・・・・・ たった1つの小さな欠点は石原さとみ。流暢に英語を操り熱演なんだけど、終始違和感が抜けなかった。 もっとも他が地味で渋い演技派ばかりなので、庵野監督の違和感は承知のサービスかもしれないが・・・・ でも、とにかく大傑作でした。初っ端に、いまの東宝と昔の東宝のマークが出てくるのも嬉しい。 【ひろみつ】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-10-22 17:02:59)(良:2票) (笑:1票) 30.ゴジラが初めて放射熱線を吐くシーン。あのシーンだけで凡百の映画が全て吹っ飛ばされるくらい興奮した。劇場の空気がガラッと変わったのが印象的だった。燃え盛る東京を背景に妖しく揺らめくゴジラ。あれこそアニメ出身の監督だからこそ作れた名カット。 【bolody】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-24 02:15:03)(良:1票) 29.《ネタバレ》 願わくば、以下の2点についてかな。 ひとつめは、破壊願望の成就について。自衛隊が引き金を引いたあの瞬間に、今のJAPANのかたちが破壊された。でも僕はもっともっとゴジラに暴れまわってもらいたかった。隅から隅までずずずいっと崩壊させるゴジラの活躍を、安らぎの音楽と共にもっと堪能したかったし、一夜あけた関東平野が見晴るかす限り焼野原になっているその真ん中にぽつっと立っているゴジラの光景を見たかった。 なんなら、国連による熱核攻撃すらほんとにやってほしかった。宇宙から俯瞰したアングルで、関東平野が吹き飛ぶくらいのきのこ雲を。まさにサードインパクト。 それが無茶なら、たとえば核爆弾発射へのカウントダウンとの並列により、ハラハラドキドキを盛り上げたりとか。で残り0.02秒のところで食い止めるみたいな。 ふたつめは、数十年前、『ゴジラ』という映画が公開されていた日本という設定での『シン・ゴジラ』。東京湾であの尻尾が姿を現したとき、市川実日子あたりが「この尻尾、もしかしてゴジラです!」それに対して総理あたりが「馬鹿な!映画の世界の話じゃなかったのか!」「まさか、現実になるとは・・・」などと言ってくれれば、よりゴジラの実在感が増したのではないか。 そしたら、ゴジラ退治の方法を、当時の映画を参考にすることも可能だ。「メカゴジラでも作りますか?」「三菱重工はMRJで忙しいから無理でしょう」などと冗談も言える。 いずれにせよ、『シン・ゴジラ』が描くJAPAN(虚構)と、僕たちが今暮らしている日本(現実)の隔たりが曖昧になってくると思う。どんな世界が広がるか興味深い。 あと、個人的に最も嬉しかったのは、山手線とか湘南新宿ラインとかがゴジラに突っ込んでいくあのシーン。 『無人在来線爆弾』 映画の最初からずーっと洪水のように示される明朝体の活字たちは、あの攻撃シーンでの「無人在来線爆弾」を成り立たせるための伏線だったのだろうとすら思えてくる。しかもこの無人在来線爆弾が、結構ゴジラに効いている。僕たちの山手線や湘南新宿ラインが、ゴジラにまとわりつくようにとびかかり、自爆していくその姿に僕はバンザイしたくなった。しなかったけど。 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-19 21:28:46)(良:1票) 28.《ネタバレ》 こういうゴジラを待っていた。 惜しむらくは低予算ということだろう。 やはり特撮部分がバリバリのハリウッドからすると弱い。 ビジュアル的アイディアはものすごいが。 いいたいことはひとつ。 庵野に100億出してやれや!東宝!!!! けちくさい。 つうか、これもう庵野しか作れんぞ。 以上。 【うさぎ】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-11 03:19:38) 27.《ネタバレ》 ついに話題作を劇場鑑賞いたしました!なるほど、なるほど、こりゃヒットするワケです。下品な言葉使いで失礼しますが「クソ面白い!」が私の心情にピッタリ。キャッチコピーが的確かつ秀逸です。「現実VS虚構」。嘘っぱちをモチーフにした大真面目なリアルシミュレーション。『空想科学読本』の社会科編といったところでしょうか。こんな大人のお遊び大好きです。大御所&実力派&クセモノ揃いのキャストがこれまた抜群でした。オジサン俳優は漏れなくイイ味出しまくりですし、豪華脇役陣もきっちりスパイスを効かせた良いお仕事ぶり。巷で話題の尾頭さんも素晴らしいですが、個人的にツボに入ったのは高橋一生。あの演技はクセになります(佐藤二朗、荒川良々クラスの怪演技!)。作品のクオリティを下げる役者が一人も見当たらない奇跡の配役は、お見事の一言に尽きます。勿論、これも含めて監督のお手柄かと。庵野節炸裂、いやゴジラ版エヴァンゲリオン。監督の作家性が強烈に打ち出されているところも高評価いたします。はてさて、続編はあるのでしょうか。これだけの金脈を映画業界が放っておくとは思えませんが、続編で本作を超えるのは至難の業でしょう。それくらい満足度の高い作品でした。 【目隠シスト】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-10 19:28:04)(良:1票) 26.石原さとみを除いて、たいへんリアリティのある映画であった。知性のまったく感じられない女が、将来のアメリカ大統領候補とはあんまりだ。日本人発音もきつかったし、いくらヒールを高くしてもアメリカ人にはとうてい見えなかった。しかし、あの福島事故を思い起させるラストは涙物だった。311の恐怖が心によみがえった。 追記:3度目の視聴ではじめて気が付いたのだけれど、これだけゴジラが暴れても死傷者(の描写)が一人も出てこない。死を忘れた現代日本に相応しいと言うべきかもしれないが、やはり何か間違っているような気がする。 【駆けてゆく雲】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-03 23:53:38) 25.《ネタバレ》 今までのシリーズとは完全に別物。そもそも、登場人物の誰もがゴジラの存在すら知らないことが、かなり新鮮です。 ゴジラシリーズとしての側面を残しつつも、災害パニックものとしての特色が強く出ています。 言わば、『地震』や『津波』や『台風』が、『ゴジラ』に代わっただけとも言えます。 ただ災害ものと異なる点は、災害の元凶が『生物』であるため、駆逐可能、物理的な対処が可能という希望的観測があるところでしょう。また、それは映画としても、『自衛隊及び軍隊』VS『ゴジラ』という娯楽要素の強いバトルへ発展できるということです。 正直、自衛隊の演出には限界があると勝手に思っていて、全く期待していなかったのですが、これがもう凄い迫力です。この自衛隊の演出だけでも映画が一本撮れてしまうのではないかと思うほどの迫力。小規模の火器の使用から、次第にグレードを上げていく演出に、興奮が止まりません。 最大のハイライトは、米空軍の貫通型爆弾により負傷した直後のゴジラの反撃シーン。 ここで音楽が切り替わり、日本を絶望の底へ叩き落すゴジラの最終兵器がすべてを焼き尽くします。 まさに神の化身。この画作りはさすがエヴァの監督さんです。このシーンだけでも、この作品は見る価値があるでしょう。 なぜゴジラが現れたのか、なぜゴジラが東京を目指すのか。 その説明が無いのも良い。 なぜならゴジラは『災害』だから。『台風』や『地震』と同じだから。 ゴジラによる被害の合間に挿入される日常。ニュース。会議。ネット。 そのすべてが、嵐の前の静けさを感じさせるリアルな演出として成功しているように感じます。緩急の使い分けが見事です。 唯一違和感を感じたのは、やはり石原さとみでしょうか。大好きな女優さんなのですが・・・。 個人的には大杉漣の総理大臣もちょっと・・。コメディ色が強くなりすぎて・・・。 【たきたて】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-03 14:18:21)(良:2票)
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