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【クチコミ・感想(9点検索)】
1.SFの「F」は、フィクションのFなのか、それともファンタジーのFなのか。しかしなるほど、科学で彩られた世界を突き詰めれば、機能美といったものをさらに飛び越えて、幻想味を帯びた不可思議の世界となっていく。それが「SF」というものの行き着く先なんでしようか。この作品も多分に幻想性を感じさせます。 電子音楽の使用だとか、ロボットの登場だとかは、先行作品として『禁断の惑星』を思い起こさせ、さらに本作からは『2001年宇宙の旅』への影響なども指摘されているのでしょうが、それよりもコレ、『エイリアン』への影響が大きそうな。 老朽化したノストロモの描写はさすが、『エイリアン』の独自性ですが、それでも宇宙船の中の光景に、本作の影響が見られそう(水のイメージまで!)。謎の宇宙船に遭遇し、内部に乗り込むとそこには死に絶えた遠い過去が封印されている。幸い、宇宙生物に襲われたりはしないものの、元の母船に戻ると早速、食事のシーンがあったりして。まるでコチラの作品の方が『エイリアン』をパクッたんじゃないかとすら思えてくる。んなアホな。 それにしてもこの作品、何に圧倒されるって、後半の孤独感というか寂寥感というか、異様な不安を感じさせられるんですよね。これは確かに、『2001年~』に通じるものかもしれないけれど、とにかく一体、この不安感はどこから来るものなのか。未来という「遠くの世界」に来てしまった不安であるのなら、まさにこれがSFの醍醐味、真骨頂と言えるのかも知れませぬ。 それにしても、フランス六人組のなかで、この時代まで名前を残すのがオネゲルだけだったとは(笑)。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-04-03 22:22:15)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
6人 |
平均点数 |
7.50点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 4 | 66.67% |
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8 | 1 | 16.67% |
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9 | 1 | 16.67% |
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10 | 0 | 0.00% |
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