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冷血(1967)

In Cold Blood
1967年【米】 上映時間:133分
ドラマ犯罪もの小説の映画化
[レイケツ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-23)【イニシャルK】さん
公開開始日(1968-05-11)


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監督リチャード・ブルックス
キャストロバート・ブレイク〔男優・1933年生〕(男優)
スコット・ウィルソン(男優)
ジョン・フォーサイス(男優)
ポール・スチュアート(男優)
ジェフ・コーリイ(男優)
ジェームズ・フレイヴィン(男優)
ジェラルド・S・オローリン(男優)
チャールズ・マックグロー(男優)
中尾彬(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
堀勝之祐(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
家弓家正(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作トルーマン・カポーティ
脚本リチャード・ブルックス
音楽クインシー・ジョーンズ
編曲ジャック・ヘイズ〔編曲〕
レオ・シューケン
撮影コンラッド・L・ホール
製作リチャード・ブルックス
コロムビア・ピクチャーズ
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術ロバート・F・ボイル(美術監督)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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1.《ネタバレ》 1967年の米映画でモロクロは珍しい。監督にはこだわりがあるのだろう。1954年の「雨の朝巴里に死す」 ではカラーだ。深い陰影の演出が印象的。窓を打つ雨の反射を顔に受けながら、最後の告白をする場面は特に印象的。煽情的にならずに抑えた演出は好ましい。◆刑務所仲間の二人ディックとペリーが合流して被害者の家に押し入るまでを描き、次は犯行後の場面となる。殺害の場面を謎とし、クライマックに持ってくるドラマティックな構成だ。観客は悲惨な結末を知っているので、背筋が氷るような恐怖を感じるという仕掛け。意地悪で切れやすいディックと親切で常識的なペリーならディックが発砲したのだろうと思わせておいて、実際はペリーが実行犯だったという意外さもある。徹底したリアリズムで絞首刑の瞬間までも描く骨太の映画。原作がノンフィクションだ。◆二人は囚人仲間のガセネタにより犯行に至った。本人はほんの冗談で悪気は無かったのだろうが、バタフライエフェクトで、最悪の結果がもたらされた。反省しているのだろうか、それとも懸賞金をもらってほくそ笑んでいるのだろうか。運命のはかさなを感じる。◆平和に暮らしていた被害者四人の様子、二人の殺人犯の生い立ちが丁寧に描かれている。観客は十分に共感できるだろう。二人は共に悲惨な境遇で育っている。特にペリーは酷い。母にも父にも見放され、養護施設で育ち、軍隊に入り、戦争により負傷している。死ぬ直前でも父親を憎んでいるという。愛しながらだ。彼らが犯罪に染まってもおかしくない。環境が犯罪を作るのは真実だろう。だからといって彼らを擁護は出来ない。自分の撒いた種は自分で刈らなければならない。◆テーマの一つに動機無き殺人がある。彼らは最初から殺人をする気だったのか?そうではあるまい。覆面用の黒のストッキングを探していたころからも分る。被害者の父親の言動がペリーの父親がペリーを殺そうとするフラッシュバックを生んだのが悲劇につながった。極度の緊張感と疲労で彼の精神が悲鳴を上げてしまったのだ。ほんのちょっとしたキッカケが悲劇を生む恐ろしさ。ガセネタが本当だったり、黒のストッキングが買えていれば違う展開になっていた。◆救いようのない冷血な犯罪。心根は優しい二人、死刑を下すのにも冷血にならなければならない。二重の意味で悲劇だ。命の大切さを透徹な精神で描ききった稀有な作品と思う。 よしのぶさん [DVD(字幕)] 9点(2011-02-12 11:58:41)

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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.54点
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4215.38% line
5215.38% line
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7430.77% line
8323.08% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1967年 40回
監督賞リチャード・ブルックス候補(ノミネート) 
撮影賞コンラッド・L・ホール候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)クインシー・ジョーンズ候補(ノミネート) 
脚色賞リチャード・ブルックス候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1967年 25回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 

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