みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
11.一言でいうと、目が喜ぶ、ミュージカル映画の傑作。音楽、映像、ダンスを組み合わせたひとつの芸術作品で、色で構成されたビジュアルは、特に見事です。ダンスや歌のパフォーマンスだけに注目させたり、ストーリー展開であっと言わせるタイプの映画ではないです。 「ラ・ラ・ランド」の監督も、影響を受けていると言っていた映画です。 余談ですが、個人的には、マクサンス役のジャック・ペランがすごいハンサムぶりで登場し、びっくりしました。「ニュー・シネマ・パラダイス」あたりからしか知らなかった男優さんなので、渋いおじさんのイメージだったのですが、調べたら若い時から活躍していたんですね。 【あきさん】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-03-20 07:36:17) 10.《ネタバレ》 とにかくオシャレ。オシャレに尽きる。音楽も街もこの映画そのものがオシャレだ。 街そのものが舞台のように出来ている。一般人もパステルな色の服で踊るし、みんな恋に夢中。歌いだしちゃうのもそのせいだ。 浮かれた連中しかいないけれど、見ているこちらもなんだかつられてウキウキする。 人にぶつかっても「すいません、恋をしてしまったんです」で済ませられちゃう、素敵な街ロシュフォール。 観るとこの先の未来が明るく見える作品です。 【えすえふ】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-06-27 01:25:47) 9.鮮やかなカラーリングを身に纏った女性が二人、カトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアック。 ともにフランス映画を代表する魅力的な女性たちだ。 可愛らしげなドヌーヴに対し、ドルレアックは普通の顔立ちだが彼女の魅力は仕草や台詞回しといった色気。 そんな魅力的な女性二人が広場で踊ったりデュエットをしたり、とても心地良い2時間だった。 ダンスにはジーン・ケリーのようなキレはあまり無いが、その分独特な色彩とお洒落な感覚で我々の目を愉しませてくれる。 ありふれた日常をまるで“御伽噺”のように映画の中に閉じ込めた映画です。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-21 14:21:03) 8.冒頭、狭い車から出てきた若者たちが、ウーンと手をのばして伸びをする。最初はバラバラだったのが何となく揃ってきて、モダンダンスめいてくる。これこれ、ミュージカル映画の醍醐味はこれである。ところがこれが作られたのは1966年、アメリカではこういう型のミュージカルは没落していた時期だ。50年代前半に黄金期を迎え、65年はもう『サウンド・オブ・ミュージック』のような「音楽付き物語」に移っていて、ジーン・ケリー型のラブ・コメディは完全に時代遅れという感じだっただろう。その時代遅れのジーン・ケリーをフランスにまで呼んで本作は作られた。ハリウッド型ミュージカルの最期を、このフランスで看取ってやろうという愛惜を込めた衝動から生まれたのだろうか。もちろん完全なハリウッドのコピーではない。あちらは緊張が高まった場面で歌になり踊りになるが、こちらは簡単に歌いだす。オペラの伝統か。いくつかの見せ場に集中していく種類の波打つ時間ではなく、ミュージカル的な気分が瀰漫した時間なのである。踊りもそう。多くのナンバーが街の通りや広場で踊られる。屋外のダンスシーンてのは、普通どうも気分が拡散してあんまりノレないことが多いんだけど、面白い味が出ているとこもある。広場で溌剌とダンスを見せるシーンとは別に、この映画で印象に残るのは、カメラのピントから外れたところで踊っている連中の存在だ。こちら側でリアルな演技が進行しているとき、その道の奥のほうで若者たちが踊っているのがボンヤリと見えたりしている。これが実に面白い効果で、この街全体がミュージカル的気分に息づいている弾んだ楽しさがある。ハリウッド・ミュージカルでは、日常の世界が不意に特殊なハレの場に転換するところにサスペンスがあったのだが、この映画では、歌ったり踊ったりするのは何も特殊なことである必要はなく、日常そのものがそうであっても構わないじゃないか、と開き直っている。幕がパッと切り落とされるようなスリルがない代わりに、日常と非日常が馴染みあってしまっている蒸気のようなものが立ち込めている。ミュージカルに殉じようとしたドゥミ監督はそういう理想郷を夢見ていたらしい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-04-25 12:21:06) 7.結構ストーリーはノーテンキで適当なんですが、楽しいとしかいいようがない。 【とと】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-04-11 06:07:42) 6.ジャック・ドゥミ監督、音楽のミシェル・ルグラン、カトリーヌ・ドヌーブによる「シェルブールの雨傘」に続くフレンチ・ミュージカルの傑作です。原色を大胆に配した「シェルブール」と比較すると淡いパステルカラーを基調にした全てのシーンの完璧に計算されつくした画の美しさに目を奪われ、踊りだしたくなるようなルグランの音楽にうっとりと聞き入ってしまいます。雨や雪が降っていたシェルブールの街とは違ってロシュフォールの街の晴れわたった青い空と街並の美しさも印象に残ります。ジャック・ドゥミのこだわりが細部に至るまで感じられ、音楽の素晴らしさと夢の共演を果たしたフランソワーズ&カトリーヌ姉妹の美しさに目を奪われている間にあっという間に2時間の時が経過していく映画です。ジーン・ケリーやジョージ・チャキリスも素晴らしいパフォーマンスを披露してくれており、フランスとアメリカ、華麗なミュージカル共演も見事に決まっています。先月スカパー某チャンネルでやってくれたジャック・ドゥミ特集に感謝! 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-02-06 21:40:03) 5.”とってもhappyな内容?”のはずなのに、かかっている音楽はマイナーキーでスローなものが多かったような、、、個人的にはこのミスマッチがよかったと思います。ルグランの作曲・編曲技術にはあらためて感服でした。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-07-03 18:26:59) 4.《ネタバレ》 ♪ミファソラ~ミレ レミファソ・ソ・ソ・レド~(双子姉妹の歌) ・・あぁ、いつ歌ってもほんと幸せ気分になれるミュージカル。 ドヌーブに似た女優よう探したな、と思ったら、柔らかな肌持ちのお実姉ちゃん(合掌)だったり、柴田勲みたいなおじさんがえンらい踊り上手いで、と思ったら大御所ジーン・ケリー様だったり(合掌)、初見の時は嬉し死にしそうでした。 それはまぁオーバーとしても、まず!鉄橋(?みたいなもん)をぐんと遠くからひいて撮る出だし見ただけで、これはカメラが魅せてくれる、と確信。 ↓↓みなさんがおっしゃる通り、カメラの腕前にただただため息ばかり・・・踊り横切る人間パステルカラーの美にクレージュファンなら倒れるでしょう(まだオーバー)。 とにかく出てくる全てがオシャレで美しくそれはもう楽しく動くのです。 ~雨傘を何箇所も早送りする人(=私のことです。)でも本作はきっと大丈夫。全編隅々までニコニコできます。ゆったりとご覧下さいませ。 本作はチャキリス、ケリーというミュージカルの貴公子(ちゃうか?)と神様を呼んだことで、米仏いいとこ取りの恋愛群像歌劇に仕上がったとも信じております(甘いかな)。恋する若者たち、パリで幸せになるのよ~おフランス万歳!。 (さらに余談)毛THINも大好き な私は、英国ショーン・コネリー氏、米国スタンリー・つるッチ氏と並んでここのムッシュ~ミシェル・ピコリにぞっこんLOVE。彼みたいな人だったらピッコリでもピッコロでもいいわ、迷わず嫁ぎます。ちなみに「藤夫人」とか「奥さん家の奥さん」とかも昔はいいと思ってました(お気楽すぎ・・でもダリューの乙女心もわかりすぎる。どっちよなぁ)。 【かーすけ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-14 17:39:45)(良:3票) 3.お洒落で、陽気なミュージカル最高です。ミッシェル・ルグランの楽曲もピッタリで大好き、この映画程、聞きまくったサントラはないかも。 【rexrex】さん 9点(2004-06-18 02:39:31) 2.《ネタバレ》 ツッコミどころもいっぱいあるけど、コメディだと笑って許せてしまうのが不思議。「遅刻しそう!」といいながら、姉が歌いだすとそれにあわせて歌い踊る妹とか、新聞のトップ記事はそっちじゃないだろうとか、「Madam Dame(マダム・ダム)」になるのが嫌なくらいで婚約を破棄したということだが、それでは「オダ」姓や「ミズタ」姓に嫁ぐかもしれない全国の「マリ」さんの立場は(笑)とか。ジャック・ペランの爽やか好青年振りにもビックリ! 【マイケル】さん 9点(2004-03-16 14:34:04) 1.フランスらしいミュージカル!!でもダンスはとってもかっこいい! 【さみー】さん 9点(2003-04-30 18:55:18)
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