みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
40.《ネタバレ》 チャン・ツィイーの可愛さを充分以上に堪能できたのだが、実は心を打たれたのは現在の部分。 父の葬式に駆けつけた100人もの教え子達、父が生涯を過ごした学校で行われるたった一時間の息子の授業。 ↓の方と違って現在の中国政府の特に内政に関しては、批判的な考えを持ち、この映画を見て一層その考えを強くしたのだけれど、そういう恵まれない政治環境、遅れた社会でこそ現れる人間の本当の真実(まこと)というものがあるのかもしれない。 風景も実に綺麗だった。 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-07-21 17:30:05) 39.チャン・ツィイーは榎本加奈子そっくり!という突っ込みはさておき、朗読のシーンがとても良かったです。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-10-30 00:03:08) 38.素晴らしい!素晴らしすぎる。こんなにも泣ける恋愛映画って滅多にないぐらい良い。チャン・ツィイーの表情、動き、全てにおいて観ていて泣けてきます。なんて健気で、純粋な子なんだと!この映画、単なるアイドル映画なんかじゃありません。きちんとした家族への思いやり、人と人の心の絆、人が人を好きになることの素晴らしさを瑞々しく描いた素晴らしい映画です。文句なしにチャン・イーモウ監督の最高傑作であって、チャン・ツィイーの出ている映画のナンバーワンムービーです。 【青観】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-05-31 22:12:46) 37.チャン・ツイィーの出世作というだけではなく、代表作と言ってもいいでしょうね。眩しいぐらいの可愛らしさ、健気さ。何度見てもいい。彼女の演技も素晴らしい。このシンプルなストーリー、この素朴な雰囲気、これだけの題材でよくぞココまで仕上げました。チャン・イーモウの代表作とも言えますね。機を織る年老いた彼女。機を織る若き日の彼女。織る布の意味は違えども、背中で語る姿に変わりはありません。ただただ賞賛。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [地上波(字幕)] 10点(2005-04-19 23:21:46) 36.《ネタバレ》 1回目は父が初めて母の家に行き、「そのときの母さんはまるで一幅の絵のようだった」と語った(と聞かされた)とき。「一幅の絵のようだった」という言葉に心が揺さぶられた。2回目は髪飾りの贈り物を母がもらったとき。明らかに安物なのにこのうえない喜びようの母ではあった。3回目は父が不在中の学校の障子を母が張り替え、その障子に切り絵を貼っていったとき。さぞかし時間をかけてつくったのであろう。4回目は病の床についていた母に父が帰ってきたことが知らされたとき。母はほとんど表情を変えず、ただ大粒の涙だけ流した。5回目は「私」が父の手づくりの教科書で1回だけの授業をしていたとき。以上、最低5回、私は泣いた(家で見てよかった)。 現実には、こんな話はないかもしれない。それは分かっていても、これほど純粋に人を愛し、強い気持ちで思い続けられるとは、なんと神々しいものかと圧倒されずにはおられなかった。その人が食べるものを一生懸命につくる、その人がいる場所をひたむきに掃除する、その人が通る道をいつまでも見守る……いまでは、すぐれた既製品がたくさんあるし、掃除なんかもヘルパーさんを頼むケースもあるだろう。それはそれで便利だし否定するものではない。でも、それだけになお、その人のことを思い、心を込めて手仕事をするというのは他に代えがたい深い意味があるように思える。「愛しているよ」と口にする100のセリフよりも、はるかに真心を伝えてくれる。都会の垢にまみれたわが心を、ひととき清浄にしてくれた名作だと思う。ビジュアルも大変美しかった。 完全に術中にはまったことになるが、この映画に素直に泣ける自分がまだあったことが嬉しい。久々に10点也を捧げたいと思います。イーモウ監督、心理描写も上手じゃない! 【delft-Q】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-04-14 21:32:08)(良:2票) 35.最初大時代的な中国語でのタイトルバックと、ガサガサしたモノクロの画面にちょっとだけ戸惑います。息子の「母さんの姿は一幅の絵のようだった・・・」とナレーションが終ると、カメラはぐぐっと寄って一枚の写真が大写しに。そこに写っているのは、なんとも愛らしい少女と一人の素朴な青年の2ショット。結婚前なのか二人の間にはまだ微妙な距離が生じているのが微笑ましい。二人とも好きな人のそばにいるだけで嬉しくてたまらないという表情。と、画面はそこから突然カラーに。僕の前には限りなく美しい桃源郷が。いまだにこの映画のタイトルを見ると、野を駆け丘を越えるチャン・ツィイーのぴょこぴょこ走りと、ひたむきな瞳を思い出します。この邦題は近年稀にみる大ヒット。映画の中でなら醒めない夢をいつまでも見ていられそうな気がする。これは僕にとってそんな映画の一本。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-01-15 20:41:41) 34.私がこの系統の映画を観ることはありえないと思っていた。まず観ようと思わないからだ。しかし、この間BSであってたのを会社の先輩にビデオに録画してもらっていて今日観ようという気になった。今精神状態があまり良くないのでそういう時しか観たいと思わないからだ。さて観終えてからの感想、『号泣』・・・どういうことだろうか?正直中盤の少女のシーンもじんわりきていたのだけどラスト近くの母と息子が語るシーンでなぜだか涙が止まらなかった・・・。こんな「単純バカ」に生んでくれた親にありがとうと言いたくなった。ここ何年も家を離れて両親とまともに会話したことがなかった。たまに帰省しても話すこと自体を面倒臭がっていた。自分はもう親から離れた”大人”だから子供扱いすんなという感じだっただろう。でも親から見ればいくつになっても目を離すことが出来ない”子供”なんだろうな。今年の正月も仕事で帰れないけど正月過ぎたら早く実家に帰り将来のこととか語り合いたいものです。 【tetsu78】さん 10点(2004-11-28 00:17:53) 33.《ネタバレ》 「スタンド・バイ・ミー」よりもこっちのほうがずっとずっと共感できる。チャン・ツィイーは表情で語る女優だな、と思った。セリフがなくても表情で演技をする。一途で経験がないからこそ、一生懸命に相手を思う主人公の心情が、誰もが経験したことのある出来事を思い起こさせる。空回りしながらも、先生のことを思い、先生だけをまっすぐに見つめる真面目な瞳。彼が死んで、世界は色あせモノクロになってしまったけれど、先生と自分がそこに存在したこと、また、愛し合った証である息子が、かつての夫と同じように教壇に立ち、自らが望んで子供に勉強を教える、親としてはきっとそれ以上の幸せなんてないのだろう。たぶん、生まれてきてから今までで一番泣いた映画。悲しいから泣くのか、嬉しいから泣くのか、分からないままに、心にのしかかってくるものを受け止めていると、何度も何度も涙がこぼれてしまった。何もかも奇麗事で済まされない世の中であっても、初恋の思い出だけは、美しい姿のままとどめておきたいものだ。 【揺香】さん 10点(2004-07-08 12:45:20)(良:1票) 32.こんな自然に涙でた映画ない。 一人ですることの中で一番しんどいことて、全力疾走とアテもなく待つこと。両方やってのけたんやから幸せになれたに違いない。 【ヒロヒロ】さん 10点(2004-03-24 01:13:55) 31.あざとさを感じる人も多いのだろうと思う。結局は監督がロリコン趣味に走ったアイドル映画の類じゃないか、と。それも分かる。でも私にとってこの作品はある意味、ここ数年の最大の衝撃作だった。ここまで根源的な愛の物語を観たのは初めてだったから。言わば逆タブーでしょう、こんな作品は。反則です。そして卑怯。性愛映画が飽和状態な現代性を逆利用して1人勝ちしているのだから。「ベティー・ブルー」や「愛のコリーダ」みたいな作品があるからこそ、こんな根源的であまりにもシンプルでメンタルな恋物語が衝撃作たり得る。こんな作品を当たり前のように作れる中国は何て卑怯で幸せ者なんだと思う。今の日本では決して作れない。日本人が忘れてしまったもの、発展の過程で零して来たものを拾い集めて、不意打ちにプレゼントされたような映画。ここまで最小限度の映像表現で大いなるものを表現した映画には近年ではなかなかお目にかかれない。それを認めたい。本当に素敵な映画だと思う。初恋なんて個人個人によって千差万別のものだけれど、根源はいつもこうであって欲しい。とても自分勝手で必死で一途、そしてともすると自己完結になってしまいそうな位に世界が集約されていて、絶対的に美しく、それ以上に美化されるもの、と。 【ひのと】さん 10点(2004-01-09 20:30:03)(良:3票) 30.《ネタバレ》 映画館で見た。声をたてて泣いてしまった。恥ずかしいので 我慢しようと思えば思うほど。映画が終ってロビーに出てもまだ泣いていた。震えるくらい。 年老いたヒロインと息子のセリフ。 息子「母さん、そんなに泣くな。体に悪いだろ」 母「だって、父さんがいないんだもの」 このセリフは反則だ。これほどシンプルでストレートで 強烈な愛の言葉を私は知らない。 【うさぎ】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-01-07 22:09:14) 29.《ネタバレ》 何一つ派手なシーンも壮大な音楽もありません。ひたすら地味で静かな映画です。しかし、それでいて胸の奥がじわーっと暖かくなる映画です。登場するすべての人が優しいです。チャン・ツィイーの母親も、最初は恋愛をやめるようにいいながらも、娘のために器を直してあげますし、参列者は誰一人お金を受け取ろうとしない、そして最後に息子が教壇に立つところは、ぐっときます。それを見て、「先生」の眠る表井戸の近くへ足を進めると、昔の情景と交錯し、野を駆けるチャン・ツィイーの姿が…。チャン・ツィー、大好きです。 【暇人】さん 10点(2003-12-26 14:05:30)(良:2票) 28.中国人にこんなに泣かされると思わなかった…(『西太后』とかの残虐なイメージが強くて)。今までこんなに涙した映画はない。半分以上泣き続けて観た後、即座に巻き戻して、今度は最初っから最後まで泣き続け、半日頭痛と水ぶくれ顔で過ごす羽目になった。映画館で観なくてよかった・・・。 【桃子】さん 10点(2003-12-18 14:51:59) 27.《ネタバレ》 本作はいまやチャン・ツィイーのアイドル映画的に語られることが多いみたいですが(たしかに本作の彼女は新鮮な衝撃だったですけど)、映画館でボロ泣きした私としてはただそれだけの軽い映画ではないと声を大にして言いたい!(単なる思い込みですけど・・・)。思うに、人間誰しもかけがえのない想いというか、心の中でずっと大切にしているようなものがあると思います。それはもしかしたら独りよがりの誇大妄想や他人から見ればくだらないものである場合も多いでしょう。たしかに本作の一途な恋というのはストーカー的に痛いと私は思うし、ベタベタな恋模様には失笑する要素があるかもしれません。しかし、チャン・ツィイーの姿が滑稽なほど真剣であるからこそ彼女の姿は愛すべきものです。そうした一途な想いを他人に理解してもらうこと以上の喜びはなかなかないでしょう。自らの想いが自閉・自己完結せず他人に理解された様子を描いたのが棺を運ぶ行列のシーンであり、息子の授業シーンではないでしょうか。あれは泣けます(泣く自分こそナルシーで滑稽でしょうけど・・・)。自分はとくに最後の授業のシーンで滅茶苦茶泣いちゃいました。一人の人間を人生かけて愛しぬく姿・・母親のそういう姿を理解し、母の想いを大切に守ろうとする息子。こうしたいまやありえないと思えるような人間関係にかけがえのなさを感じ、それは眩しいほどに美しかったです。世代を超え過去や未来に連なる人間の営みというものが美しく描かれています。えせフェミニストの自分は「こういう男女の描き方(そしていかにも男が喜びそうなヒロイン)はどうもなあ・・」とも感じますが、それはともかく本作は決して古臭い映画ではなく、現在から未来へ向けた社会や人間関係についてのメッセージであると思います。私は本作をあまり恋愛映画的に見てないかもしれませんが、まあ、チャン・ツィイーに萌えたのは確かです。カワイイ。本作は我らの時代の愛すべき傑作としてもはや古典でしょう。褒めすぎ?。 【しったか偽善者】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-11-27 19:08:06) 26.自分の作ったおいしいものを好きな人に食べさせたい、声が聞きたい、遠くからでも見ていたい、そんな苦しいまでに一途に人を思う純な恋心。しかもその気持ちのまま40年も連れ添った夫の死に、この母はどんなに悲しかったかと再見してもボロ泣きでした。そんな愛し合った両親を敬い、優しく思いやる息子や村人などの温かさもますます涙を誘う。初出演のチャン・ツィイーの可愛い走り方や表情にはすっかり魅了されてしまう。比較するのも何だけど、初登場でこんなインパクトの強い女優はローマの休日のオードリーと似た感じかもしれない。村はずれの黄葉や野原などの風景も美しく音楽もいい。いくつになってもこういう感動って最高です。 【キリコ】さん 10点(2003-07-13 15:40:48) 25.人を心から愛し、愛し合って、支えあって生きていく。こういう単純なことを理解できない複雑な人には、この映画に納得はできないでしょう。 【yonyon】さん 10点(2003-07-12 01:29:28) 24.なんかこの映画を批判している人もいるけれど批判する前に単純に受け入れてみるとすごく映画にのめりこめるしそれが見方だと思う。この映画をみて「本当の幸せ」について考えさせられた。自分の人生の考え方にも影響しまうくらい考えさせられました。 【けん】さん 10点(2003-07-03 15:05:37) 23.号泣しました・・・。純愛って、素晴らしい!!! 【りん】さん 10点(2003-05-24 20:55:46) 22.まわりの人のちょっとしたことでもいい、そんな優しさが泣ける。先生を演じている人がアマチュア無線部にはいってそうな顔もまたよし。 【ゆうた】さん 10点(2003-03-15 20:48:46) 21.奇麗な映画です。現代の性道徳の乱れきった日本人にとっては新鮮でしょう。主演のチャン・ツィイーは、役者学校出身でモデルでもなく、超美人でもありませんが、女優としての存在感は驚嘆に値します。これほどまでにかわいい女の子を演じているとは。監督のチャン・イーモンの映像技術もすばらしいの一言です。 【pent 2 house】さん 10点(2003-03-03 18:23:11)
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