みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
4.《ネタバレ》 主演がブラピ、宣伝からの印象では軟弱な恋愛映画だと思い敬遠していたのだが、たまたまレンタルで手に取ってみた。 監督がデビッド・フィンチャーであることを知ったのは観始めてから。 やはりだ、完全主義者の彼らしい、ただの1カットも手を抜かない、拘りに拘り抜いた映像に釘付けになった。 それだけではない、老人として生まれ、生を重ねる毎に若返っていくという不思議な運命のもとに生まれたベンジャミンと、それを取り巻く人々の関わりが、丁寧に、やさしく描かれていく。 こんなことはあり得ない話、ファンタジーなのだが、それをウソっぽく思わせないほどの説得力が画面から溢れている。 企画誕生から20年近くも吟味された脚本と、完全主義者フィンチャーの画面に対する拘り、それに応えるデジタル特殊効果、主演のブラッドピットの魅力が相乗効果を生んで、美術館に永久展示しておきたいほどの芸術品のような作品に仕上がった。 世間の評価は少し微妙なところだが、個人的には最大限の讃辞を贈りたい。 ハリウッド映画界の才能が結集してつくりあげた宝石のような作品だ。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 10点(2010-12-09 13:53:39) 3.《ネタバレ》 意外な低評価に驚く。他の方も書かれているが、若い人には、本当の意味で心に響かないのかも知れない。人は、折り返し地点を過ぎたころから、20代30代のスピーディーな感性が衰える代わりに、それまで奥で眠っていた、別の感性が活性化する。「ベンジャミン・バトン」はそこに共鳴するような気がする。冒頭の時計職人の逆周りの時計から、引き込まれた。あえてドラマティックな演出をせず、淡々と描かれる主人公と周りの人々の姿が、愛おしくそして切ない。ブラピもケイトも役者としてすばらしかったが、その若返りと老化をここまで、リアルに魅せたテクノロジーの凄さにも驚嘆する。飛んだり跳ねたり、ぶっ壊れたり、そんなCGには、辟易だが、この作品の特殊効果は正に効果絶大。雷うたれ男のエピソードも可愛い映像と共に印象深い。そしてラスト15分のベンジャミンとデイジーに、涙が止まらない。 【ブタノケ2】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-07-25 18:39:37)(良:2票) 2.《ネタバレ》 ホント考えさせられる作品です。はじめは「なんで若返っていくの?」と安易な疑問が浮かびましたが、今となっちゃ、どーでもいいことです。私はベンジャミンよりも、デイジー側の心情が気になりました。特に、ベンジャミンの「晩年」とも言うべき時期。デイジーのことも分からなくなっている子供姿…。この描写が特に切なかったな。二人の年齢が重なった頃から、せつなさはきてましたケド。観客側として見て、だんだん終焉に向かっていく姿というものが予想出来るので。余計に胸が痛かったです。 【西川家】さん [試写会(字幕)] 10点(2009-02-26 10:53:18) 1.長い映画ですけど、まったく退屈じゃなかった。普通、人は年老いていくってのがあたり前だけど、もし、逆に生きる人がいたとして、その人の視点から人生とゆうものを観れば、人の一生は、生や死というものは、愛や永遠や孤独というものは、その人の目にはどんなふうにうつるのだろう。ってのを様々な人たちの交流を軸に丁寧に描かれていました。なんだか、観終わった後には、人生や死とゆうものを前向きに色々考えてしまいます。どんな人生だろうと、人はむかえが来たら、かならず行かなくてはいけない。あたりまえだけど、ただ、年老いてい終わりを迎える事がそんなに嫌じゃなく思えてきて、そう考えると、これは人生讃歌映画なのかもしれません。もちろん、若いブラピは完璧。これを映像化できるのもすごいです。なるほどと思わせる台詞なんかもあったりして、人生を色々考えたいって人にはおススメかも。 【なにわ君】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-02-08 22:28:44)(良:1票)
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