みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
3.好きな映画、というのとはちょっと違うかも知れない。好きだから何度でも繰り返し見ます、というんじゃなくって、ごく、たまーに見ては、作品の不気味さに震え上がり、堪能したい。今回見たのも、果たしていつ以来だったっけか。やっぱり面白い。怖い。不気味。痺れます。 『激突!』の後で、どういう映画があり得るか。どこまでトンガレるか。トンガリまくった挙句、こういう映画が生まれちゃう。そのこと自体が、面白いじゃないですか。 雨の中、現れたヒッチハイカー。『激突!』における、顔の見えない敵、というのとは違って(もっとも、『激突!』ではタンクローリー自体が“顔”な訳ですが)、こちらはいきなり顔を見せちゃう。おいおい、顔、見えちゃってるよ、とワケのわからない心配をしてしまうのですが、ちゃんと不気味さを持続させ、恐怖を持続させるルトガー・ハウアー。本当に得難い俳優をこの作品は得ることができ、この時点で99%は成功が保証されたもんでしょう。などと言うと、C・トーマス・ハウエルが気の毒か。いや、その凡庸さもしっかり、この映画では活きてます。 とにかくルトガー・ハウアー。やっぱりこの人、品がある。そして、何を考えているかわからない(アタマ空っぽ、という意味ではなく)。その独特の持ち味を、徹底的に邪悪さへと振り切って見せると、こんなコワいことになってしまう。作品と俳優の、一期一会、絶妙の組み合わせ。などと『ブレードランナー』のことも同じようにホメてしまいたくなる誘惑を抑えつつ。 この作品、実に不条理なサスペンスですが、不条理ゆえに散漫になるようなこと無く、緩急つけて緊張感を高めていきます。 切り詰められたセリフの、恐るべき切れ味。 一方、劇中のところどころで展開される派手なアクションシーンが、サスペンスに不釣り合いで、ちょっと浮いた感じがあるのも事実なのですが、この不条理世界にそういう場違いなものが放り込まれると、さらに不条理感が倍増し、さらに不気味さが膨れ上がってきます。これ、計算されたものなのかどうか、わからないけれど、結果として異様な効果をあげていて、やっぱりこの作品、フツーじゃない。 さて、次は、何年後に見ますかね。。。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 10点(2023-10-14 09:01:07) 2.完全にハマってしまいました。ルトガー・ハウアーの強烈なパワーが前面に押し出された、異色サイコ・スリラーですネ!畳み掛けのように起こるドンデン返し。C・トーマス・ハウエルがじわじわと追い詰められていく様は、目のあてようがない!でも目が離せない!この矛盾も、この「ヒッチャー」では難なく成立してしまうところが圧巻。でも、このふたり、この作品以降はほとんどパッとしないですね。それが残念。監督のロバート・ハーモンも「ボディ・ターゲット」はまずまずだったんで、あと一押し欲しい!ところで、この映画、冒頭、非常に暗いですよね。夜の場面が。どういう風に撮ってるんでしょうかね? 【ウェザー・リポート】さん 10点(2002-04-08 13:48:16) 1.ルドガー・ハウアーはもちろんのことC・トーマスハウエルも見事な演技でした。なぜか私はこの犯人に同性愛的なものを感じました。 【トム】さん 10点(2001-09-19 23:20:18)
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