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【クチコミ・感想(2点検索)】
2.一種独特の演出様式で、言ってみれば彼が一人で考え出した歌舞伎を見せられている様。洗練や熟練とは程遠く、その人間臭さに好感を持った。水面を滑る霊柩筏のシーンには爆笑寸前のおかしみがあったし、エレニエレニと意味無い連呼は、住居と化した劇場(これも無意味!)に絶叫して現れる父親という、有り得ないシチュエーションに結実するなど、いいところもたくさんあった。物語を映像で説明しきれず解説調の台詞を挿入したり、話の誇張が寓意を超えて不自然だったりしたのが残念だ。 【伯抄】さん [映画館(字幕)] 2点(2005-07-18 23:46:47)
1.映像のスケールや美しさは今さら記すまでもない。一面に広げられたシーツ、草原に点在する寒々とした村、物語の象徴である灰色の港にたたずむパラソル、特に沈黙の中を進み行く人々の船の映像や雨の酒場などのシーンは近年の映画には比類がなく、ぞくぞくするほど荘厳な迫力を感じさせる。そして随所に作り手のこだわりが見え、愚直なまでに貫き通した一見短調にも思える「徹底的な引き」のカメラ。この映像の上に壮大なスケールで描かれる一大叙事詩の素晴らしさは理解できなくもない。ひとカケラの救いも見えない物語はこの映画の良さのひとつであるとして、この点数は正直に「私の感覚には合わない、退屈この上ない、面白さに欠ける映画であった」ということ。作り手のこだわりのひとつなのであろうが、表情をアップにしたヨリの映像は殆どなく、映像は美しいが動きと変化が薄い(もっとも、そんな安っぽい演出などこの映画には無用なものだ。この映画の個性は、あくまでも固定された引きのカメラで捉えた映像の展開にある)。物語の悲しさ、映像の美しさは理解できても、あまりに単調な映像と物語に長い上映時間が苦痛となり眠気を覚えるほどで、それが感動になることはなかった。素晴らしい映画だということは理解できても、面白さの価値観から感覚的に受け入れられない、そんな映画があるものだと改めて実感した。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 2点(2005-07-05 19:01:54)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
15人 |
平均点数 |
7.33点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 2 | 13.33% |
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3 | 1 | 6.67% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 2 | 13.33% |
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8 | 5 | 33.33% |
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9 | 1 | 6.67% |
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10 | 4 | 26.67% |
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【その他点数情報】
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