みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(3点検索)】
6.《ネタバレ》 ちゅーわけで(?)この時代に興味のあるオイラなんですが、意味が深~くわかったせいで、元々好きじゃなかったリドリー・スコットを「大嫌いなヤツ」と明言できる決定打になった作品です。で、少しウンチク。この時代ってのは、 1)ローマ帝国が繁栄した最末期:コモドゥス帝は実在人物で、実際に暗殺されました。ローマの版図はイギリス付近まで拡大(映画冒頭の戦闘)。 2)膿んだ政治体制:ローマのご意見番・元老院の力は既に弱くなり(今の社民党みたいなもんだ)、皇帝が帝国を仕切っていた。当然無謀な政策が多くなった。 3)爛れた市民文化:民衆を沸かせるための剣闘は映画の通り。史上初と思われる萌系恋愛小説『ダフニスとクロエ』もこの時代。 4)皇帝暗殺後にローマ帝国が崩壊:皇帝が立った途端に(各属州の軍団に)暗殺される風潮になる。政治活動が実質的に消滅。 …一言で言うと、あの映画は「90年代のアメリカ」そのままだったわけです。ローマ衰亡の転換期に起こった最悪の暗殺事件を描く事で、ITバブルに沸いていた末期的なアメリカを斬っているわけですね(実際には今のブッシュの方がクリントンよりコモドゥスっぽいけどね…イラク戦争を『剣闘』と見ると、なおさら怖いか)。 んで、リドリー・スコットのどこが嫌いなのかっちゅーと、主人公は皇帝を殺しちゃった後、各州の軍団にローマの未来を託すから。『エイリアン』でも『GIジェーン』でも『ブラックホークダウン』でもそうだけど、結局はパワーで解決なのかいっ! ていうかマキシマスあんたそれ、テロ以外の何物でもないやろー! ってとこがモーレツに嫌。 ローマが滅びたのは、そういう時期だったからだよ。満ちたる月は、いずれ欠けるものなの。あれだけ素晴らしい映像を造りながら、青臭くて暴力的な夢を語るだけの彼に、疲れと憐れみを憶えた作品なのでした。 《8年後の追記》 いまウィキペディアでコモドゥス帝の記事を読んでて、驚愕の事実を知る。こいつ、ホントに闘技場に出て戦ってたんだ…納得のバカ皇帝だぜ…。 【エスねこ】さん [DVD(字幕)] 3点(2004-07-06 03:36:38)(良:1票) 5.惜しい映画だなあ。面白くなる要素は一杯揃ってるのに。まず善と悪をはっきり分けすぎたのは鼻に付く。特にフェニックスのキャラとか有り得ないでしょ。いくら何でもシスコンってのは無理があるよ。必要無い残酷描写は不快になるだけだし、「国の英雄」のマキシマスは単なる戦争好きの野蛮な男にしか見えなかった。バタバタ無意味に登場人物を殺す荒いストーリーも陳腐。コロシアムのシーンもCG丸出しで冷めてしまった。考えてみれば人間ドラマも皆無に等しい。イイトコ無しの大駄作。 【マムゲン】さん 3点(2004-03-25 14:23:51)(良:1票) (笑:1票) 4.長い。 【飛ばねぇ豚は、ただの豚だ】さん 3点(2003-12-19 15:13:56) 3.《ネタバレ》 ストーリーは最初から最後まで「マキシマス、共和制=善」「皇帝、帝政=悪」という勧善懲悪の二元論で突き進むから当時の歴史観にも人物描写にも深みが全く無い。古代ローマ時代をCGで再現し、見た目だけは壮大に見えるが結局描かれているのは人間同士の残酷な殺し合いでしかない。 【もっち~(←にょろ)】さん 3点(2003-11-29 21:03:38) 2.まあー普通の映画なんでしょうが、正直面白くなかった。期待があまりに大き過ぎたせいかも知れないが、要らんシーンが多いのと女王がどうも共感できないし、主人公も魅力が無い。ホアキン演じる皇帝が唯一好演だったが、それでも悪役として弱いかな。心情としては3、5といったところ。スパルタカスの方が上かもね。 【愛雀】さん 3点(2003-01-24 16:15:20) 1.戦いの繰り返しだし矛盾が多かった 【ワールド】さん 3点(2000-09-04 11:43:53)(良:1票)
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