みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(4点検索)】
5.《ネタバレ》 ミステリーとしていいか悪いかは評価できないが、物語としては原作段階から納得できないものがあった。殺人の動機付けもそうだが、特にわざわざ見立ての手間をかけることの意義が感じられない。原作では楽屋ネタのようなことを書いて開き直っていたようだったが。 そういう原作由来の点は仕方ないとして、この映画では一部改変により動機の面で説得力を増しているといえなくはないが、四国八十八ヶ所など取ってつけた感もあり、時間的にも141分もあって最後まで見るのが正直つらくなる。最後に投身した人物が、見えない大きな力に動かされていた、と語っていたのが言い訳じみた感じに聞こえ、かえってこれは適当な翻案だと制作側も認めていたのではと思わされた。 ただ唯一、雀の五七五は極めて強引だがユニークな趣向で笑わされた。 出演者に関しては、男は見なくていいとして女優陣は多彩なようだが、個人的好みの関係もあってあまり心に残るものはない。重要人物の早苗さんという人は、原作ではあからさまに「かわいかった」と書いてあるので可愛くなければ困るわけだが、この頃の大原麗子という人は、可愛くないとは言わないがそれほどイメージ通りでもない。 また浅野ゆう子嬢は、当時の若手としては人気があったはずだが、この映画ではとんでもない役どころでかつあまり印象に残らない。この頃の姿なら同年の「惑星大戦争」(1977)、少し年増状態なら同じ監督の「八つ墓村」(1996)を見た方がいい(見なくてもいい)。ほかに坂口良子という人も出ているが、自分とは世代が違うので特に愛着を感じていないのと、劇中人物としては昭和(戦後)っぽいのであまり好きにはなれなかった。 結局、いい印象として最後に残ったのは雀の五七五だけだった。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 4点(2019-11-23 13:58:36) 4.《ネタバレ》 原作既読も20年前なので「季違い」の部分以外忘れていました。よって、犯人が変更されているということは構わないんですが、やけに長いなと感じたり(金田一耕助の真相暴露開始からエンディングまで50分もある)、警察がいつにも増して無能(止めろよ。真犯人の自殺止めろよ。2人きりで崖に向かうのを放置するなんて大馬鹿としか言いようがない))だなあとか、音楽がショボイなあとか、粗が気になるほど入り込むことができませんでした。犬神家は見るたびに発見があるのに不思議です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-08-31 10:59:12) 3.《ネタバレ》 なんかね、話が面倒くさい! ごちゃごちゃしてて見ながら色々考えないといけないのがちょっと辛い。 「よし!わかった!」は、最高です。(わかってないじゃん!)って突っ込みを つい入れてしまいます。 【あずき】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-05-02 12:45:14) 2.残念ながらシリーズ中、一番の駄作。 【魚】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-08-18 12:07:36) 1.《ネタバレ》 角川による「犬神家の一族」映画化は予想外の大ヒットとなった為、一躍「横溝正史」ブームが巻き起こり東宝に映画化権を移して第2弾「悪魔の手毬唄」が制作された。コレもヒットした為、東映や松竹までが金田一モノを競作するという未曾有の展開を見せる中、東宝は僅か4ヶ月の製作期間を経て本作を第3弾として発表した。原作は金田一耕助が戦争からの復員後初めて殺人事件を手掛け、以後探偵として身を立てるに至るキッカケとなるコトから、数ある横溝作品中でも最も重要な位置付けとして横溝ファンの間では認識されている。こうした点を踏まえると本作は【ひかりごけ】氏の御指摘通り、正に致命的なミスを犯している。著名なミステリ作品の「犯人を変更」する!という暴挙はアレンジとかで済ませられるような単純な問題ではない。作者及びそれを愛する読者に対する冒涜だ!!脚本は久里子亭(くりすてい…)とクレジットされているが、アガサをも侮辱したこのペンネームは市川監督と日高真也の連名シナリオの覆面バージョンである。横溝作品の有する(イイ意味での)戦後ドサクサの胡散臭さが画面に再現出来ている辺りは流石に天才・市川崑だが、根本を誤ったイタさは最早許し難いので容赦なく6点マイナス!! 【へちょちょ】さん 4点(2003-09-18 02:04:44)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS