みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
35.《ネタバレ》 「ナウシカ(宮崎駿)」と「AKIRA(大友克洋)」は、ぜひ漫画版を読了していただきたい、と思っている50代おっさんの呟きであります。ヤンマガでの連載を中断してまで作者が映像化する、とワクワクして鑑賞した高校生の私。映像と音楽は素晴らしかった(レビュー点数は全てこれに対して)のだけど、もう?でした。で今考えると原作が途中だったという事もあったのでしょうが、「アキラの危険性=制御できない力」を示すシーンがオープニングシーンだけなので、第二のアキラたる鉄雄の危険性が観客に伝わらないまま不良少年の小競り合いで終わってしまったストーリーテリングの駄目さがこの評価なのではないか、と。後に完結した漫画を読了し、東京を壊滅させた少年アキラ=「人類には制御出来ない科学=(原子)力/核」、そして老人の顔をした子供達(タカシ・キヨコ・マサル)=「人類が過去の経験と理性によってコントロール出来ている叡智」のメタファー(隠喩)であり、テーマの一つとして「行き過ぎた科学の発展と平和への有効活用」が込められてる、と思った私としましてはやはりこの作品を映画で見てはいおしまい、ではもったいなさすぎると感じた訳ですよ。そして「超能力を持った子供」設定は「子供の持つ無限の可能性+その裏に見える嗜虐性→科学の輝かしい発展とその知識を悪用される疑念」の具現化、である事と合わせて「大人は理性的だ冷静な判断だと弁明してるけど『核のボタンを押す』という行為なんて結局子供じみた感情的、癇癪の発露でしょ」という皮肉を示してるのではないかと。(居るでしょ、「正義/平和の為」とか言ってる国家指導者。)本作は「核と平和」を描いた日本発のエンターテインメントとして「ゴジラ(’54)」にも勝るとも劣らない名作と私は勝手に思ってますので重ねてしつこいですが、劇場版を鑑賞しただけで終わるのはもったいない。漫画版を読了するとっかかりとして機会があればぜひ。 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 5点(2022-04-03 15:48:24)(良:1票) 34.《ネタバレ》 原作は30数年前に第1巻を読んだのみ。以降、この物語については、ああもあったろうこうもあったろうと想像していました。今回、意を決して視聴。んーん。何か違う。金田も鉄雄も大佐もケイも金田のバイクも、もっとカッコよかったんじゃないのか。物語を追うのは中断していましたが、いろんなところで「アキラ」のイラストは目にしていたわけで。だから、今回のアニメの本作は、ワタシにはまるでバッタモンの「アキラ」。よその国に行ったら、よく似たのがあったけど「アキウ」だった、みたいな。もうなんか単純に「カッコよくないんだ」(声を大に)。思い出しましたよ。漫画連載が終わる前に、映画化されたんですよね。オレの「AKIRA」はこんなモンじゃない。原作をちゃんと読むことにします。【追記】まさかの「月曜から夜ふかし」。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 5点(2021-02-09 21:26:09) 33.《ネタバレ》 2020年オリンピック関連で話題になっていたので改めて見た。最初に見たのは90年代のTVと思うが、その時点で印象的だったのはいわゆる「金田のバイク」と、臓器のようなのが膨れる場面だった。いま見てさすがに斬新だとまでは思わないが、1988年の時点で先進的だったろうということは否定しない。音響面でも面白いところがある(救急車のサイレンかと思ったら背景音楽だったなど)。 前提として、近未来は当時の現実の延長上にある、という考えなのは堅実な印象だが、実際に2019年を経験した立場からすれば、「貯金は××銀行へ」という看板とか紙がやたらに多いのは未来描写として外している。不良少年の仲間意識で泣かせようとするのも前世紀っぽいが、そのほか特にヘルメットに覆面の連中が火炎瓶を投げるなど、1988年ならまだ記憶に新しかっただろうが2019年では失笑モノである。一方で軍事衛星からの光線兵器であれば、実際どこかが作っていそうなので怖い。 ちなみにネオ東京というのは1980年のTVアニメ「未来警察ウラシマン」でも出て来ていたが(ネオトキオ、2050年想定)、東京湾に新都市という発想自体は昔からあったらしい(ネオ・トウキョウ・プラン、1959年)。 ストーリーとしては幼馴染の2人の自立と新たな出発という感じのようで、最終的にはこの世界と別の宇宙で新しい未来を自ら作る、という壮大なセカイ系の物語になっていたらしい。当時の若者はともかく今の自分として特に共感できるものでもないが、劇中事物に即していえば、あんな連中に宇宙創造を任せていいのかとは思った。 ほか今回見て思い出したのは、登場人物の中でわりと普通に見えるいたいけな少女の最期が衝撃的だったということだが、今の感覚で見れば、こんな男にどこまでも執着するのが悪いと切り捨てて終わりだった(結局男と一緒にあっちの世界へ行ったのか?)。好きになれる人物が誰もいない殺伐とした世界だったが(主人公の男は単純バカ)、あっちに行ってしまった連中はまあいいとして、残った連中はこれからこっちの世界をまたそれなりに作っていくのだろうとは思った。悪役っぽい強面の大佐はけっこう実直な人物だったらしい。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2021-01-16 09:29:24) 32.30年ぶりくらいに視聴したけど、やっぱストーリーはよく分からんな。軍事利用を目的に、エスパーを育てたら手に負えなくなったと? けど、映像だけで十二分に楽しめます。アニメ映画史に金字塔を立てたのは確か。 【毒林檎】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-06-06 12:45:41) 31.《ネタバレ》 すみませんわからないです。ストーリー自体は極めてシンプルで一本道なのですが、結局何が言いたかったのか、というのが一回見ただけではいまいちピンとこないというか、シンプルなようでぼやけている。ストーリーに沿うように裏テーマが存在し、著者の主張を入れすぎず押し付けすぎず、それでいて話的に単純に面白い、という作品は大好きなのですが、本作の場合、ストーリーがシンプルすぎる割に裏テーマがぼやけすぎ。そのまま終了、という感じでした。 【良かった点】 ・作画 とにかく全てのシーンでぬるっぬる動く。1シーンに何コマ割いてるの・・・という驚き。凄いです。セル画(っていうのかな?)の味、素晴らしさが凝縮されていると思いました。 【悪かった点】 ・台詞が棒読み 本作はお子様たち、不良少年軍団、大人たちの3グループの皆さんが主に喋りますが、お子様たちの声はホントにお子様、少年たちの声はホントに少年たち、という感じでした。つまり、プロがお子様風、少年風に喋っているのではなく、それこそ学芸会かい!って感じのレベルに感じました。声質は良いんですが、場面に応じてキッチリ抑揚をつけて喋ってほしかった。特にお子様たちは最初から最後まで棒読みすぎます。しかもお子様たちはストーリー的に超キーパーソンなので、シリアスシーンでの登場が多く、そのたびに棒読みなのは辛い。なんとか耐えてからの終盤、迫真のシーンでの「タカシー(棒)」はさすがに耐えられないw ・キャラクターの魅力が薄い キャラクターの掘り下げが浅いため、誰にも感情移入できないどころか、そもそも好きも嫌いもない、といった感じ。ここら辺は時間内にいろいろ詰め込もうとした結果掘り下げられなかった感が強いです。本作の主役格カネダとテツオの関係の掘り下げはおろか、ヒロイン的存在と思われるケイと主人公カネダの関係の発展的描写が全く足りず、何であんたそこにいんのw感が強かった。カオリに至っては扱いが酷すぎ。ちなみに女性陣は誰一人としてかわいくない。 ・設定の生かしきれなさと描写の薄さ 荒廃している様子の描写が「暴動が多いよ」くらい。宗教者はいつの世だっている(視点を当てたところで別に「多い」とは感じない)し、アングラや不良界隈の世界は主人公が不良少年なんだから視点的に別に普通。街もそれなりに復興しているように「見える」ので、どんだけの大災害が起こったのか、再び大災害が起こったらどんだけヤバいのかってのがいまいちピンとこない。 超能力の詳細が不明なので超能力が使える個々人がそれぞれ「誰が何をできるか」という差異が無く、魅力を感じにくい。また、テツオが無敵すぎ。物理的な攻撃はおろか光線さえも全無効、遠距離攻撃、さらに空中浮遊と大気圏突破。相手にダメージを与えない事のほうが難しいです。しかしカネダの攻撃は一部食らうし、カネダは攻撃をほぼ回避。あるいは食らったように見えてノーダメージ。なんでやねんw「なんだかんだ友達」を考慮してもさすがに不自然です。一方で、主役級じゃないキャラを簡単に殺しすぎ。 バイクがキーアイテムっぽく描かれ、冒頭結構な時間を割いていたにもかかわらず、特に何も起こらず終了。 ケイが人を殺してしまったことについて今後何らかの描写があるんだろうな、と思ったら特に何もなく終了。 命をかけるレベルでタカシを連れ出した理由の掘り下げがほぼ皆無。 「アキラ」が何者か、どういう存在だったか、現時点でどういう存在か、の掘り下げが浅いというか薄い。「なんか凄そうだけど結局どの程度凄かったのか」がピンとこないまま終了。 【53羽の孔雀】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-03-10 00:56:49)(良:1票) 30.ずいぶん前に観たときは、圧倒的な絵の迫力は感じたが、ストーリーがわかりにくかった。 改めて見直しても、世界観には何となく惹かれるが、ストーリーはシュールで消化しきれない。 原作未読だと、なかなかつかみづらいのか。 【飛鳥】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-07-25 01:40:20) 29.歳をとったのかなあ。ストーリーも映像にもあまり心が動かされなかった。機会があれば原作を読んでみたい。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-10-30 22:17:23) 28.《ネタバレ》 原作も知らない、映画を観たこともない、ただ、映画の評判だけを知っていた。そして、観る機会がなくここまで来たけれども、ようやく見る機会に巡り合い、初鑑賞。結果、ただの超能力バトルという印象。しかも超能力を持たない一般人のカネダ君が大活躍するのも腑に落ちない。きっと原作はもっと深いのでしょうが、予備知識なしで観ると置いていかれた感は否めない。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-07-24 03:10:47) 27.《ネタバレ》 アキラが試験管標本から蘇り一瞬しか能力を発揮しないストーリーには落胆しました。映画化された際に原作連載は終わっておらず、そちらのアキラの描写が強く印象にあったためです。巨大な力を巡る思惑が交錯し、結局はカタストロフィへと至る。その力が争いを生むヒトの業であると同時に生命力の源として表現したかったようです。だけど破壊表現が際立っていて焦点がボケる。「アキラは生きている」という台詞が浮いてました。原作者が監督する映画ってかなり珍しいことだけど、その才能をもってしても2時間に収めることには無理があった。以下、他に書く場所もないので原作への所懐を。原作は凄い作品だと思う。もともと大友氏は突出した画力を持つ漫画家だったけど、初めてSFの分野に名乗りをあげて日本SF大賞を獲った『童夢』に驚かされた。賞に驚いたのではなく、超能力と心霊の世界をリンクさせたユニークな発想と、さらに彼の写実的画風がそれにマッチしていたことにである。その彼が次に取り組んだ作品が『AKIRA』だった。見応えたっぷりな鉄雄の覚醒でさえ壮大なストーリーのプロローグでしかなく、連載初期から全体の構成が出来上がっていたことが窺える。物語の核はやはり超能力であるが、『AKIRA』では力の解放が「ビッグバン」にリンクしている。アキラや鉄雄の力の根源は、破壊ではなく創生である。その発想は作品を一気に高次元へ押し上げる。その一方で、「健康優良不良少年」と胸を張る金田たち若者のバイタリティが超能力に比肩する能力として描かれる。このバランスが絶妙である。宇宙の創生という深遠な自然科学を持ち込むことでSFとしての純度を保持し、超能力表現でエンタティメントの味付けする。まるで巨大なパズルを組み立てて行くようなドラマ作り。かくも気高く完成度が高い創作物が漫画の世界に存在することに感嘆する。私にとっては『2001年』に並ぶ作品。こんなこと書いてたら、また原作が読みたくなった。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-04-22 00:35:15) 26.大友克洋の頂点はここにある。ただ、連載途中での映画化ということもあり原作を越えることは難しかったように思う。芸能山城組の音楽がこの映画を引き立てている。 【円軌道の幅】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-12-22 11:12:09) 25.子供の頃観てイマイチ理解できず、大人になってまた観たくなり レンタルして観ましたが…やはりよく理解できませんでした。 ただ、ラストシーンは結構好きです。 【N.Y.L.L】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-08-30 02:44:00) 24.どう評価したらよいか難しいので、中間の5点。アニメ映画は、ジブリしか免疫がなったので大変衝撃を受けました。気持ち悪いんだけど、作品としてはクオリティが高いんだろうなという印象。音響も桁違いに斬新な感じがしました。当時のアニメ映画が、こんなにすごいものだったとは。ただ映像、音響に圧倒させられてストーリーがつかめませんでした。謎すぎて難しいです。特殊な能力を持った子供?たちが何なのか・・。終わり方もさっぱりです。とりあえず、強烈な印象を残す映画でした。 【まるばな】さん [地上波(吹替)] 5点(2006-01-08 16:57:04) 23.《ネタバレ》 内臓ぐっちゃぐちゃ出るわ、爆発ばっかしするわ、後半が少しダラけた。スケール大きすぎて2時間というワクに無理矢理詰めてる感がある。ただ東京ゴッドファーザーズもそうやったんやけど、日本アニメーション本間凄い。映像がキレイで話の内容は別に大した事ないと思った。 【ymmt】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-20 19:17:58) 22.《ネタバレ》 もう20年近く前の作品になるのですね。それを考えると、例えば紙くずが風に流されるところとか、アニメの技術としては非常に斬新なものだったのでしょう。そして、そういう表層的な表現に対しては高く評価しなければならないと思います。、、、、、でも、で、結局、どういうお話だったのだろう、とやっぱり首をかしげてしまいます。科学信仰に対する批判という視点はあっても、メインではないだろうし、若者たちのうちに秘めるエネルギーという話でもなさそうだし、、、、、、。とにかく、最後にアキラも鉄雄も、どっかあっちの宇宙に突き抜けちゃったんじゃあ、パンピーの私たちとしては、で、だから、どうしたのってならざるをえないわけです。つまり、そういう問題のある人やものと、どうやって一つの世界の中で生きてゆくのか、ということであれば、私たちにとって切実な問題なのですが、消えてしまったなら、どうでもいいわけです。、、、、、、、まあ、痛快ドンパチ・ハリウッド的作品としては楽しめるのですが、大友氏は、そうした作品を作りたいという人だったのだろうか。というか、元々、私、個人としては、大友氏の作品では『童夢』を非常に高く評価したいと考えており、『AKIRA』はいまいちなのです。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-05-13 17:44:13) 21.《ネタバレ》 なんか意味不明なストーリーで微妙としか言えないがバイクのシーンや鉄雄が攻撃するシーンなど、部分的に楽しめる。終盤の展開は正直言ってついていけなかった。ラストで鉄雄が膨張するシーンはかなり気持ち悪い。この時代を考えると制作費をかけていることが分かる。まぁ~取り合えず一度ぐらいは見ても良い作品だと思います。 【マーク・ハント】さん [地上波(字幕)] 5点(2005-03-31 03:57:46) 20.こうゆう映画は苦手です。原作も読んできちんと予習したつもりでしたが、俺の頭では結局よー分からんかったです。「分からない=駄作」とは思いたくないので、便宜的に5点としますが、本当に納得してつけた点数ではないのが残念です。 【与太郎】さん 5点(2004-07-12 20:48:33) 19.ちょっとわかりにくかった。原作読んでみたいなあ。 【Piece】さん 5点(2004-07-11 04:51:10) 18.大友作品自体あまり触れておらず、この手の作品には苦手な感がある僕にとっては、やはりストーリー自体に居心地の悪さと拒絶感を拭いきることはできなかった。正直「だから結局何なの?」と思ってしまう。むしろこれは難解・不理解というよりも趣味の問題であろう。だから物語自体に対するコメントはできないが、その特異なアニメーション世界は、流石に圧倒的なものを感じずにはいられなかった。特に精神世界を表現するビジュアルは、ダイレクトにこちらの脳裏に注ぎ込まれるような錯覚を覚えるほど見事だった。ただし、おそらく英語版に合わせてあると思われる、どうにも一致しないセリフとキャラクターの動きには気持ちの悪い違和感を終始感じた。 【鉄腕麗人】さん 5点(2004-05-21 01:36:46)(良:1票) 17.当時の裏方のバタバタぶりを知っている私にとって、よく公開に間に合ったな、とゆうのが正直な感想です。ビデオ発売時には直されたものの、やっつけ仕事がちらほらと目だって仕方が無かった。内容のほうは、大友氏が映画に慣れていないせいもあって、いまいちな感じ。原作と比べるとミヤコ様とアキラの扱いの違いに違和感を感じるし・・・。やはり大友克洋は漫画を書いていたほうが良いと思う。でも最近は漫画描かずに映画ばっかリ作ってるし・・・。 【みやひろ】さん 5点(2004-03-11 01:17:45) 16.原作を読んでから見たので、ストーリーは物足りないと感じました。 アニメーション技術などは、あの時代にしてはレベルが高いと思います 【sola】さん 5点(2004-03-10 10:53:34)
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