みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
2.《ネタバレ》 劇場公開の時、テレビCMでよくわからんヒヨコが泣きながらロボットを動かすシーンを見て嫌な予感がした。新キャラを出して原作改悪とかそういう話じゃない。「ボクはゴミなんかじゃない!」みたいなセリフを泣きながら叫んでるところにである。 …予感は当たった。 頼むから感動誘導のための回想シーンをバカスカ入れないでくれ。くっさいセリフをペラペラ口にして感情を説明しないでくれ。涙はもうちょっと我慢してくれ。ONE PIECEヒット以降漫画アニメで爆発的に蔓延してしまった感動の押し付け表現の典型的な悪い例。基本的に新ドラは放送当初から受容派(とゆーか、オッサンがどうこう言ってもしょうがないと思ってる)が、この傾向だけは旧との比較でもなんでもなく本当にウンザリである。 これだけではアレなので褒めるとこは褒めておこう。ジュドの脳を改造しなかった事に対して、できるだけ死人がでないように改変してる最近の童話のような甘っちょろさを感じたが、これで奴隷狩り批判側の説得力が増したのかもしれない。あとは全体的な作画とアクションシーンの迫力はさすが現代版といったところか。 【sinbo】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-03-16 22:41:56) 1.《ネタバレ》 さて、鳴り物入りで公開された本作だが、前評判が完璧に近いほど高評価だったので、旧作が大好きな自分もリメイクを楽しめるかもと思って楽しみで鑑賞した。結果としては5点(評価基準にあるように、『損も得もしない』)としか言いようがない。リメイクである以上、旧作と比べられるのを承知のはずだが(リメイクは単体で楽しむべきという意見はおかしいと常々思う)もし単体として見たとしてもこの評価は変わらないだろう。どう考えても無理やりひねり出したとしか思えない「ピッポ」の存在。劇中では始終浮いてしまっており、リルルとしずかがメインのはずの交流がのび太+ピッポの構図にも振り分けられており、中だるみの原因である。リルルとの交流にどうしてものび太を介入させたかったのだろうか?「優しいのび太が『撃つ』という選択をする」「笑顔で『撃って!』と振り返る」これだけの表現でも強烈なインパクトだ。それなのにわざわざピッポを介して「言葉」で説明しようとする。観た後に思ったのは、今回のピッポの登場は観客にロボットと人間の違いを「言葉で説明させる」役だったということだ。 湖での防衛線も前哨戦はなく、盛り上がりが薄く改変されている。それはもちろんピッポとのび太の交流に時間を割いた為と、それによって生まれた間を消化することができなかったからだ。原作を読むと、作者がいかに物語を上手く見せるかがよくわかる。旧作で最終決戦が描かれなかったのも映画化に際してのテンポを重視したからだ。 映画の中でテーマが二転三転し、新キャラの登場・設定追加による説明・表現が増えたためにいたずらに時間が長くなっており、一貫性が薄い。 「新しいドラえもん」を作りたいのだろうが、古いものをぶっ壊せば新しいものがついてくるといった考えは浅はかだと思える。良いところだけ「昔」に頼り、「今」の弱さを「新しい」として逃げるのはずるい。 【次元転移装置】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-03-27 01:42:42)(良:1票)
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