みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
2.《ネタバレ》 POV方式の映画って、たまに凄く観たくなります。 手ブレの多い映像は苦手なはずだし、このジャンルが特別に好きという訳でもないはずなのに、それでも禁断症状のように身体がPOVを求めてしまうのですよね。 本作も、そんな欲求を適度に満たしてくれる「お化け屋敷的な映画」として、気軽に楽しむ事が出来ました。 物凄く怖いという訳ではないのですが、何処か安心感を伴った「約束された怖さ」を提供してくれる感じですね。 こんな具合に、やたらと血が飛び出したり大きな音で驚かせたりする訳でも無い、落ち付いて観賞出来るホラー映画って、貴重だと思います。 内容としては、ノーカット風の撮影でリアルタイムな感覚を重視した作りが意欲的。 手ブレも比較的控えめで、観易い映像だった事も嬉しかったです。 才能はあるのかも知れないが、今一つ芽が出ないでいる映画監督の主人公と、その弟のカメラマンとの関係性なんかも、程好い生々しさがあって好印象。 ずっと昔に、短編映画の賞を取った事を自慢のタネにして、自分は凄い奴なんだと見栄を張っている兄の姿なんて、妙にリアリティがありましたね。 そんな兄を馬鹿にしながらも、律儀に映画撮影に付き合い、本心では兄を認めている弟。 舞台を一箇所に限定する事なく、この兄弟で色んな怪奇スポットを次々に巡っていく内容なんかも、観てみたかったものです。 オチは投げっぱなしで納得がいかないし、回収されていないと感じる伏線も多く、総じて「面白い映画」とは言い難いものがありましたが、細かい点で好印象を与えてくれる為、何だか憎めない、愛嬌のある映画でした。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 5点(2016-05-26 16:04:17) 1.《ネタバレ》 これは、映画館で見るとけっこう怖かったかもしれないね。 手法的には、いわゆるモキュメンタリーというやつで、 廃墟ホテルに映画製作チームが突入し、様々な恐怖体験に襲われるという内容。 まず思ったのは、ずっとノーカットで回し続けてると言う点。 これは制作者達の純粋な挑戦と言うか、心意気のようなものを感じるし、演じてる本人たちも長々と台詞を覚えたんだろうな~、大変だな~なんて思いをはせながら鑑賞していました。 ただ、ドキュメント風に見せているが故に、それが逆に不自然さを表に出しちゃってる。例えば、カメラを床に置いても、常に登場人物がいい具合に入りこんできたり、カメラにノイズが入る(たぶん霊が来た事を表現してるんだろうけど)その映像が嘘くさすぎたり。そしてまた、霊の出方もかなり堂々としたりして、このへんはアメリカ映画らしいかなと思う。まぁ、完全なお化け屋敷ムービーなので、みんなでキャーキャー言いながら鑑賞するのが一番ふさわしい見方なんだろう。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-01-30 00:43:11)
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