みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
5.《ネタバレ》 アニメ映画2作目の、その後の話なのに、ほぼほぼ同じ轍のストーリー。展開のみならず 端々の言い回しセリフも同じものを採用、カット割りまでアニメのものを実写にしてたりする。 それならば正面からパート2の実写化をすれば、清々しかったのでは? 微妙に恥ずかしい絵になってる。 ドラマ部分での、演技の間合いが、どーもかったるいものがある。固定した構図で役者のセリフの後の間が長い。 今どきの映画監督なら、もっとカメラワークに工夫をすべきだ。微妙にパンとかズームアウトとか光の演出とか 幾らでも方法はある。動きのない演技のシーンで、見る側が飽きてしまうのをカバーできる。 例えば、高島礼子氏の船上で敬礼のシーン、ただ撮ってるだけで間が長くてシラケている。 コレ、撮ってしまってから、面白い絵になってないと気付いたら、編集で短くする事は出来た筈。 ココに、違和感感じないのであれば、編集のセンスが無いか、役者に忖度し過ぎのへっぴり腰でしかない。 日本映画全般の悪い癖・・テンポが悪いのだ。 演劇や舞台のセンスかも。 日本の映画はみんなそうだ・・ 娯楽映画を撮るセンスが育ってない。 こんなんだからアニメに興収負けてばかりなんだよね。 CGの出来については時間がまだかかるのだろうが、撮る、編集するセンスはすぐに変えられることだ。 日本映画界の年寄りは、そういうセンスを持った若手に道を譲るべきだし、出資者も気付くべきだよねえ。残念。 【グルコサミンS】さん [DVD(邦画)] 5点(2023-12-06 23:52:06) 4.《ネタバレ》 実写ドラマは見ていないまま映画を観ました。劇場版2と実写版のフュージョンというかリミックスというかセルフカバーというか、テーマも演出も全然『ザ・ネクスト・ジェネレーション』じゃなくて煮え切らない物がありました。【蛇蟇斎狐狸窟】さんが書いておられる“気恥ずかしさ”や“青臭い「平和論」”、“まーだ、こんなことやりたいの?”と同じ感想です。ファンサービスで盛り上がってもらうはずが、反対に白けさせてしまってると思います。 アクションシーンはなかなか迫力があって楽しめました。CGも国産ならこの程度だと期待していなかったので。クライマックス、弾が当たって“ちゅど〜ん!”と墜ちる様子だけで何の演出も無く「それだけ?」と拍子抜けでした。 あ、倉庫内の敵ヘリを下からクレーン(?)で上がって撮るカットがあったのですが、これがまたカックンカックンと凄くぎこちなく、これで映画にしちゃうのかとビックリしました。 【リン】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-05-14 00:03:52) 3.《ネタバレ》 レインボーブリッジに向けて突き進むミサイル。 命中直前にカットが切り替わり、爆発の瞬間は映らない。 その後に画像解析によってミサイルとヘリを割り出す謎解きシーンがあるのだから、 本来は最初飛行物体を見せず原因不明の爆発として事件を見せていくのが定石だろう。 つまりは、兵器フェチの監督にとっては爆発や謎解き構成よりも メカニック描写を優先したかったという事らしい。 そうした志向は全編にわたって窺える。 それまでほとんど存在感すらなかった、一応はヒロインらしき真野恵里菜が クライマックスでヘリ操縦者:森カンナにライバル心を燃やして対決するのだが、 そこに至る二人の因縁の劇がまるで無いのでは盛り上がりようがない。 要は、キャラクターが立っていないということだが、 その中で、太田莉菜のキビキビしたアクションが救いである。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-05-07 23:56:36) 2.《ネタバレ》 前のアニメシリーズとかマンガとか映画とか、昔のヤツは大体見てるハズですが、何しろ昔なもので。最近の実写のヤツはスターチャンネルでやってるのをチラチラと見た程度。これは、その続きなのでしょうけれど、むしろ映画の『2』の実写リメイクみたいな感じ。 良くも悪くも、まごう事なき押井守作品で(バセットハウンドもちゃんと出てきますし)、あのごちゃごちゃ長々とゴタクを並べるあたりは健在です。だけどまあ、実写でやるとダサいつーか、たちまちハリボテ感が出るというか。 今にして思えばアニメ版『2』は、製作された1993年より後に起こった地下鉄サリン事件や9.11、一連のテロを予期し警鐘を鳴らすような鋭い作品であったと思いますが、今作はいまだにそれと同じところをグルグルしている感じで、ある意味、悪い形で時代にシンクロしたのかな?って。口だけ、頭だけで実際の行動には反映されないネット民と同水準まで降りてきましたよ、みたいな。 筧さんと高島さんに色々と負わせ過ぎている気がします。生身の人間にあの押井節を長々と演じさせるのは見てる方がシンドいです。無機的アニメキャラに無機的に語らせるのならいいのですが。 で、そういうゴタクを並べてるシーン以外(いや、ゴタクを並べてるシーンが半分超くらいあるのですが)は面白かったです。実物大イングラムがラウレンティス版『キングコング』を思い出したりしたのはご愛嬌、ハンパなバジェットゆえに、CG丸出しなのも、舞台が限定されるために映画全体の動きが鈍くリズムが悪い感じなのも仕方ないとして(いや、モンクばっかりですが)、特車二課が頑張ってます、って画はやっぱりアガります。 ただ、やっぱり一見さんお断りなんですよね。『パトレイバー』知らない人がこれいきなり見て楽しめるか?って言ったら無理。私だって色々登場するキーワードを、必死に「なんだっけ~なんだっけ~」って思い出しながら見てましたし。ゴタク並べシーン長いんで楽しいロボットアクション映画を期待しちゃうと肩透かしもいいところですし(せっかくのイングラムが動くクライマックスだって、1つのアクションを引っ張り過ぎ)。 押井ブランドの知名度と興行予測、そこから得られるバジェットを考えると、ここら辺が限界なんだろうねぇ、って感じですね。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-05-04 21:24:32) 1.《ネタバレ》 かつてアニメ版パトレイバーに熱中していた者として。今回の長篇だけでなく、短篇12話もすべて劇場で見ましたが、やっぱり押井監督はパトレイバーそのものが好きじゃないんだろうなぁ、と感じます。往年のファンへのサービスのつもりか、過去作の台詞をそのまま持ってくるシーンも多く、かつてのパトの雰囲気を感じられなくもないですが、時代が進んでしまったこととアニメでなく実写化によるリアルな質感によって、かつて我々が夢中だったパトレイバーのノリが、むしろ気恥ずかしさを生起させてしまっているような感じで。それでも押井脚本でない回はまあまあ面白いものもあったのですが、第5/6話の怪獣騒ぎや、第12話からつながる今回の劇場版を見ると、「押井さん…まーだ、こんなことやりたいの?」という、いささか食傷気味の感想しか抱けません…。歴代作品の中でも「最もレイバーが登場しない」とも言われるMovie2(1993年)の正統な?続篇ともいうべき、今回の首都決戦。やってること自体はあまり変わらず、前作で荒川が後藤に延々と語った青臭い「平和論」を今回は高畑が後藤田に語り続けます。でも22年の間に世の中はおそらく押井監督の想像以上に進んでしまっていて(なんせその22年の間にEVAも踊る大捜査線も、2つの大震災さえもすっぽり入ってしまいます)、正直その語りは古臭いし鼻につく感じです。サービスで声だけ登場した南雲さんも、あまり必然性を感じられず…この作品なら後藤さんは無理に出さなかったのは正解ですね(正直今回のテーマなら、南雲と柘植よりも、世界線が異なるものの、後藤と甲斐冽輝の方を掘り下げて欲しかった感も)。長くなってしまいましたが、今回の犯人(灰原)の動機も結局うやむやだし、テロで大騒ぎした割に解決もなく終わるんでカタルシスも不足…つまらなくは無いけれど、非常に残念な作品と思いました。 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-05-04 00:41:19)
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