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あげまん

1990年【日】 上映時間:118分
ドラマラブストーリーコメディ
[アゲマン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-10)【イニシャルK】さん


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監督伊丹十三
助監督当摩寿史(監督助手)
キャスト宮本信子(女優)ナヨコ
津川雅彦(男優)鈴木主水
島田正吾(男優)大倉善武
宝田明(男優)犬飼
北村和夫(男優)鶴丸
大滝秀治(男優)千々岩頭取
金田龍之介(男優)多聞院
加藤善博(男優)瀬川菊之丞
不破万作(男優)夢の首斬役人
上田耕一(男優)カメラの男
六平直政(男優)ガードマン
東野英治郎(男優)総理
橋爪功(男優)寿
菅井きん(女優)養母
柳谷寛(男優)養父
一の宮あつ子(女優)多聞院の母リン
洞口依子(女優)純子
横山道代(女優)多聞院の女房
高瀬春奈(女優)毛皮屋の女主人
黒田福美(女優)清香
石井苗子(女優)瑛子(クレジット「MITSUKO」)
杉山とく子(女優)料亭のおかみ
久遠利三(男優)政治家
矢野宣(男優)蛭田次長
久保晶(男優)坊さん乙
北見治一(男優)坊さん甲
三田和代(女優)雛子
松本じゅん(女優)女子行員
中村まり子(女優)福久廼屋の女中
大前均(男優)大倉の部下
大河内浩(男優)大倉の部下
今西正男(男優)大倉の部下
記平佳枝(女優)芸者
柴田美保子(女優)映画の中の付き添いの女
関弘子(女優)新亀千代のおかみ
墨田ユキ(女優)
脚本伊丹十三
音楽本多俊之
立川直樹(音楽プロデューサー)
撮影山崎善弘
製作玉置泰
サンダンス・カンパニー(製作宣伝)
川崎隆(製作担当)
配給東宝
特殊メイク江川悦子(SFXメイク)
美術中村州志
振付田中泯
編集鈴木晄
普嶋信一(編集助手)
録音小野寺修
その他前島良行(演技事務)
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【クチコミ・感想(5点検索)】

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13.《ネタバレ》  伊丹監督は作中にて、自らの妻である宮本信子を「良い女だ」「美人だ」と褒めさせる事が多いのですが、本作は「妻を賛美する為に撮った」という側面が、最も強い映画なのではないでしょうか。

「やりたい事、全部やってごらんなさいよ」 
「ダメだって、良いじゃないの」「一文無しになったって良いじゃないの」
「貴方くらい、私が養ってあげるわよ」

 これらの台詞って、きっと監督が奥さんに言ってもらいたかった事、あるいは実際に言われたり感じ取ったりしたメッセージなんじゃないかと思えて、微笑ましかったですね。

「人間にとって、人間を自由にするくらい面白い事はない」

 という台詞もまた、映画監督である自らの価値観を示した一言だったのかと思えたりして、興味深い。

 映画全体としては、主人公が売春したと誤解されてしまう件と、次期首相候補の政治家と対決する件、二つのクライマックスが終盤に立て続けに起きる形になっている辺りが、やや忙しない印象を受けましたね。
 全編に亘って「伊丹節」とも呼べそうな、独特の楽しい雰囲気が漂っているのは間違いないのですが、肝心の山場に差し掛かっても、どうにも気持ちが盛り上がらない。
 主役の男女二組が復縁するハッピーエンドに関しても、ちょっとオチが弱かったみたいで
(えっ、これで終わり?)
 と拍子抜けしてしまったのが残念です。

 それでも、タイトルとなっている「あげまん」の説得力というか
(こんな女性が傍にいてくれたら、自分も色々と成功出来るんじゃないかな……)
 と感じさせるだけの魅力を、主人公がしっかり備えている辺りは、お見事でしたね。

 個人的好みとしては、序盤における「恋人探しの香港&ヨーロッパ旅行」の件が、妙に楽しそうに思えたもので、そちらを主題とした映画も観てみたかったところです。 ゆきさん [DVD(邦画)] 5点(2016-06-30 04:27:38)

12.《ネタバレ》 一人目の旦那が無くなった時点でお義母さんから『あげまん』認定!
そう、タイトルが出る前に、すでにあげまんなのであります!
そして以降はあげまんをめぐる男達の争奪戦に終始します。まぁアガっていくさまは痛快だったりしたのでそれなりの爽快感はあったのですが、翻弄されるナヨコ自身の幸せについては深くは語られてなかったように思います。
それこそ誰でもいいのか?みたいな。
それにしてもこの言葉も一般に認知されるものになったし、伊丹監督ってのは偉大ですね。 ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-05-24 23:15:05)

11.当時、男性陣の揃いも揃った身勝手さに、憤然としたものです。今はそれに加えて、都合のいい女で悦に入るナヨコにも共感出来ません。男女問わず、上がるも下がるも自分自身。「それ」にすがるさもしさが何ともはや。着眼点が陳腐な上に観察眼も見るべきものがない伊丹監督にしては凡庸な作品です。 The Grey Heronさん [映画館(邦画)] 5点(2010-03-01 18:44:56)

10.《ネタバレ》 伊丹十三監督の映画のヒロインといえば自らの妻でもある宮本信子だが、本作では付き合う男たちの運気を上げるあげまんと呼ばれる女性を演じていて、伊丹監督が自分の妻はこんなに魅力的なんだぞという声が聞こえてきそうだが、主人公のナヨコを軸に見るとこの主人公がはたから見るとそこまで魅力的に感じないし、いくら伊丹監督の作品とはいえ、宮本信子(役者自体は決して嫌いではないのだが。)がこういう役を演じるのはミスキャストのようにも思え、ナヨコの男性遍歴の部分だけ見ると伊丹監督が自分の妻を賛美するだけの映画に終始していて、伊丹監督らしいキレはあまり感じられない。しかし、政界の内幕ものとして見るとけっこうリアルに描かれていてそこそこ面白いものになっていてそこはいかにも伊丹監督らしい。でも、伊丹監督の映画の中ではやっぱり凡作の印象が強く、ラストもなんか物足りなさが残った。津川雅彦の役名が鈴木主水というのは劇中でもナヨコが侍のようだと指摘しているように必殺シリーズの中村主水(藤田まこと)を名前を聞いただけでつい思い浮かべてしまうが、ひょっとしたら津川雅彦が必殺シリーズの常連であることを意識しているのかもしれない。初めて見た時もそうだったのだが、総理役でワンシーン出演の東野英治郎がかなり老いを感じさせていて、もちろん役の上だけかもしれないが、ひょっとして晩年の本人もこんな感じになってたのかなとつい思ってしまった。(2022年7月30日更新) イニシャルKさん [DVD(邦画)] 5点(2007-04-18 18:15:27)

9.《ネタバレ》 女優としての宮本信子さんは好きなのですが、女性としてのフェロモン系はちょっと無理があったかなぁ。。。
でも、もりたろうさんの投稿を読んで納得です。伊丹十三監督は、そう描きたかったんだと思えば分る気がします。津川さんも好きだなぁ~。 お好み焼きは広島風さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-01 11:07:19)

8.◆本作には伊丹映画特有の「分析」が欠けていたような気がします。主人公がなぜ「あげまん」なのか、従来の伊丹作品であれば、主人公のちょっとした仕草を見て山崎努あたりが「ほら、ああやって○○してるだろ、あれで男はやる気が出るんだ。」といったように理論的な分析をしていたところですが、それがなかった。なぜ主人公はあげまんなのか、その点が謎のままなので消化不良な作品でした。◆ただ、伊丹監督は「あげまん」を主題にはしていなかったようにも見えるのです。僕にはむしろ、政治界の本当の姿を映しだしているように感じました。ある政治家の後援会で、もらったご祝儀の金だけを抜き取り、ダンボールにあふれんばかり詰め込んで、それでも入りきらないお金を足で押し込むシーンは印象的でした。◆とはいえ、すこし粗が目立ちました。あと長いです。5点を献上させていただきたい。 もりたろうさん [DVD(字幕)] 5点(2006-03-19 02:18:55)(良:2票)

7.昭和40年代につくられたのならばアリな作品だと思います。平成の御世に、なぜ、本作をつくらねばならなかったのかが理解に苦しむ。ビデオで数百円出して観る分には十分ですし、テレビでただで観る場合にも十分な出来の作品なのですが、当時、映画館に千円以上出して観に行った時にはため息しか出ませんでした。 伊達邦彦さん 5点(2004-02-23 17:43:45)

6.うーん・・・。宮本信子を主演にという主目的を持っているのはわかるのですが、役と乖離せずチャーミングに見せることのできたギリギリの作品ではなかったでしょうか?マルタイではちょっと完全に無理がありますね。このころの伊丹映画はキャストのそれぞれの演技をみるのが楽しいですね。 神谷玄次郎さん 5点(2004-01-03 22:37:07)

5.そこそこに面白かった。けど、伊丹監督がそれまでの作品で貯めていた引き出しを在庫整理してつぎはぎで作ったようにも思える。アイデアに新鮮味が無かったかなぁ。 それと個人的に、今作の宮本信子は男に媚びるような感じが目立つ気がして好きじゃなかった。 じゃん++さん 5点(2003-11-05 21:10:03)

4.言いえて妙なタイトル。逆もありますね。 ロカホリさん 5点(2003-11-03 00:34:55)

3.そんなにつまらなかったわけでもないのに観た印象があんまりない。今回の作品はなんだか奥深いものもギャグも少なかったからでしょうか。 しゃぼんだまさん 5点(2003-10-30 19:13:31)

2.最初,宮本信子が「あげまん」の役だっていうことにすごーく違和感があった。それは,伊丹十三にとってはそうだったのかもしれないが(今となってはそれもどうだったか分からない事故が起きてしまったが)見てるこっちはあんまりそんなオーラを感じない。でも,宮本信子のすごさは映画をずっと見ていると彼女演じるナヨコが本当に「あげまん」に思えてくるところなのかなあ。・・・・追記・・・半年前にタバコをやめたのだが津川雅彦がどこでもココでも、タバコをすぱすぱ吸っているので気になってしょうがなかった。タバコがうまそうに見えた。 蝉丸さん [映画館(字幕)] 5点(2003-05-11 15:36:54)

1.あ、、あげまん、、て、、、いいんですかね? あろえりーなさん 5点(2002-01-21 04:54:13)(笑:1票)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 4.76点
000.00% line
100.00% line
213.03% line
3515.15% line
4721.21% line
51339.39% line
6412.12% line
713.03% line
826.06% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 4.66点 Review3人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 4.33点 Review3人

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