みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
5.《ネタバレ》 ほとんど透明人間のリメイクといえるだろう ガス人間第一号の能力はあまりにもチートでガスの持つ性質を大きく逸脱している 創意工夫が味の特撮作品であるのだが、考証を阻むような科学的説明の乏しさが全体を子供だましに感じさせてしまう。60年前だし、しょうがないか 「変身人間シリーズ」と銘打たれているが、後に円谷プロがブームにあやかって手がける怪奇ものの様相が濃い ガスになっても会話ができるのは実体のない亡霊が語っているのとあまり違わない。怪談めいているのだ 先に述べた通り透明人間のお話とほぼ同じなのだが本家と比べるとガス人間の見せ場は少ない 見えないことが見せ場だった透明人間と比べて光学合成など見せなければならない手間がかかるからかもしれない 悲恋で終わる人間ドラマが地味に良い…といいたいところだが、完全無欠のガス人間のほとんど唯一の弱点は女であり、 その女に冒頭からアシがつく謎の誘導とどうして警戒に引っかかったのかよくわからない犯人の車 導入部分はこうでもしないと捕まりっこないから無理やりヒントを与えているのが見え見えで残念ながらお粗末といわねばならないシナリオです しかし、ガス人間を野放しにすると全く関係ない横領までも全てガス人間のせいにする不埒な輩が出まくるので 必ず抹殺しなければならないとするのはまったくもって、ごもっとも。なんでかそこに妙に感心してしまった 【うまシネマ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-05-25 01:15:20) 4.《ネタバレ》 この年代の映画は、東京の街並みや車や建物内の作りなんかがレトロで、それ自体が面白くって鑑賞していたりもします。冷静に見ると、主人公はじめ皆さんの演技が大根のような気もするけど、なぜかこの古くささの中でこの演技だとそれほど気にならないんですよね。まぁそれはともかく、銀行強盗をし、それに伴い藤千代さんが拘束され、水野は自分正体を大々的に明かし、、、と、ガス人間のやっていることはどう考えても馬鹿ですよ(笑)。藤千代を守るためにとか言ってるけど、彼女と自分を追い込んでるだけのような気がする。ストーリー的にはおちゃらけだけど、八千草薫の気品さ、そしてガス人間というSF要素と日本舞踊との組み合わせの妙は見どころの一つで、中でもガス人間がガス化する一連のシーンは今見てもチープさを感じさせない。顔が青白くもやがかり、煙が出てきて服は落ち、札束が宙に浮きまた舞い散り、煙が人の首を絞めていく。半世紀以上前でも、こんな素晴らしい特撮が出来るのですね。あ、実験室のセットもまたレトロ感あって良かったです。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-04-15 17:16:59) 3.特撮と言えば円谷英二、私の子どもの頃はゴジラ以降怪獣映画、特撮映画が大流行だったが、私はあまり好きではなかった。この映画ももちろんその部類で片付けていいのかもしれないが、少し違うのような気もして気になって見てみた。だがやっぱり評価しづらい。八千草さんの美しさは言うことなし。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-11-27 10:06:16) 2.怪奇サスペンスを期待すると、良い意味で裏切られます。タイトルはインパクトありますね。 土屋嘉男と八千草薫の組み合わせは実に異色です。これだけでも見る価値あります。ガス人間の起こす犯罪や、ラブ・ストーリー、捜査陣・報道陣の描写などは、どれも中途半端の感を拭い切れない部分があります。ですから、傑作の域に達していないと私は思いますが、作品全体としては、レトロな風味でなかなか味わい深い作品に仕上がっています。ちょっと点数は辛めにつけますが、面白く見ました。 【ジャッカルの目】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-26 09:51:12) 1.マッドサイエンスによって生まれた怪奇人間の映画と言えば、僕がまず思い出すのはジェームズ・ホエール監督による『透明人間』と『フランケンシュタイン(の花嫁)』です。これらの映画が素晴らしく共感を呼ぶのは、彼らが凶悪で暴力的な顔の裏側に、大きな苦悩を抱えていたから。クロード・レインズの透明人間は凶暴なる自分に嫌気がさしていたし、ボリス・カーロフのフランケンシュタインは常に愛情に飢えていた――だからこそ恐るべき怪奇人間がときに本当の人間よりも人間らしく思え、僕らは感情を移入せずにいられなかったと思うのです。ところが本編のガス人間、自分を化け物にしてしまった科学者に対する被害妄想が強いばかりで、彼の表情から苦悩を読みとることはできません。日本舞踊の美人家元と愛し合っているのに、どうして犯罪を繰り返さなくてはならないのでしょう? 貢ぐために多くの人を殺して、それで彼女が喜ぶとでも思っていたのでしょうか? この映画で苦悩するのは当のガス人間ではなく、彼を愛してしまった女の方。したがって女性的な見方をすれば、辛く哀しいラブストーリーと位置づけられないこともないでしょう。それでもやっぱり前記の作品群と比べると、どうしても物足りない気がするのです。意欲的な特撮に八千草薫の美しさ、オシャレなクルマなど見どころはありますので、決して否定はしませんが……。ちなみに僕は、女性新聞記者を演じた佐多契子という女優さんの魅力に惚れ惚れしてしまいました。昔の映画って、女優さんがホントにキレイですよね。 【Pewter All】さん 5点(2004-01-23 06:35:12)(良:1票)
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