みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
6.画がすごいなあ。時代考証をきっちりおさえた(ように見える)平安の世。まるで当時にカメラを持って行って撮ったようなセット感の無さ。それに圧倒的なエキストラ動員量。庶民の市場も山を下りる法師らの軍勢も迫力あります。物量で圧倒してくる日本映画って(この時代のものでは)初めて観たかもしれない。たいてい話の深度に重点を置くものが多いというのが「昔の日本映画」のイメージだったのですが。やりますねえ。 若き大スター市川雷蔵の演技はいまいちだなあと思いながら見てましたが、クライマックスで山法師らに啖呵を切るシーンはさすが歌舞伎役者、大見得を切る場面は十八番。腹から出る声量の堂々たることといい、滑舌の良さといいさすがでした。掛け声のひとつもかかりそうな。 歴史の授業では駆け足で過ぎるこの時代。原作はその長大さに及び腰になっちゃいますし、娯楽として映画作品にしてくれるのは色々勉強になってありがたいことです。でもあの母君の衣装はどうしたのかな。興行とはいえアレはちょっと突飛よね。 【tottoko】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-04-07 18:08:56) 5.古い映画ですが、途中で観るのをやめてしまった2、3年前のNHK大河「平清盛」よりよかったです。エキストラをふんだんに使った臨場感あふれる映像と清盛の眉毛に迫力を感じました。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-02-17 22:31:31) 4.溝口カラーがダメというより、むしろ溝口時代劇がダメと言いたいところだが、『元禄忠臣蔵』は結構良かっただけに、この中途半端な出来は謎だ。 市川雷蔵と溝口健二のコラボが観られるのは貴重で、これはこれで嬉しい。 ただ、現代劇でのこのコラボが観られたら、もっと良かっただろうに、と思うと少々残念ではある。 重厚なつくりで、なかなか溝口作品らしい品格のある作品だ。 武士の台頭直前を描いた内容も分かりやすく、好感が持てる。 現存する溝口作品33本目の鑑賞となり、残りは遺作の『赤線地帯』を残すのみ。 溝口作品群はどれも個性的で、特に重厚なオープニングに、その個性を見出すことができる。 あと1本。 そう思うと、達成感と共に寂しさもつのる。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-03-26 01:35:12) 3.冒頭の市中を写すカメラワークの見事さや、視覚に迫る圧倒的な美術、僧兵や市民に至るまで活気のある人物描写は凄い。だが、肝心要の清盛の描写にはやや不満が残る。清盛という人物は不運にも『平家物語』の印象により世間での評判があまり宜しくないが、実際、権力手中後は武家より公家寄りになったのも事実。本作では若かりし頃までしか描かれていないとは言え、武士として打倒公家に闘志を燃やすエネルギッシュな姿を全面に押し出しているだけでは、いささか単純過ぎるように思え違和感を覚えずにはいられない。もちろん続編ありきで、その後の凋落した姿との対比としての清々しさなら一向に差支えないどころか、寧ろ望むべきものであるが本作のみの一本ものだと深みの無い人物にしか思えない。当然個人的な歴史観が入り混じった視点と思うが、私にとってはこの清盛像は消化不良なのである。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-01-05 18:07:23) 2.リマスター版で映像が美しい。平安末期の時代の暮らしが少し解った。 懐かしい俳優が若々しい。この頃より映画を観だしたと思う。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-02 13:54:55) 1.《ネタバレ》 この時代にカラーで溝口健二作品でもあるのでちょっと期待しすぎたかも。なんか「新・平家物語」ってタイトルから想像したのとは違って東映の「信長」「政宗」とかの武将シリーズと似たような印象。あと雷蔵のあの眉毛…凄かったなぁ。出生の秘密がどうこうってのも雷蔵作品らしいなと。 【バカ王子】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-04-26 23:31:21)
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