みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
3.《ネタバレ》 原作が原作なので、ひたすら労働者が理不尽な扱いを受ける光景が延々と展開されるわけです。そこは覚悟の上なので良いのですが、肝心のラストが、原作とはむしろ正反対になってるなー。まあ、あれを映像化しようとしたら二度手間になるのは分かりますが、字幕だけでも何とかならなかったのか?でないと、多喜二がそもそも伝えようとした、労働運動の明日への希望という主題も消えてしまうでしょうに。●ただ、原作発表からまだ25年も経ってないという、まだその空気感が残っていたであろう時代に、それを封じ込めて作品化した歴史的意義は、やはり大きい。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-05-06 00:11:41) 2.《ネタバレ》 原作の雰囲気をうまく伝えている。白黒のやや荒れた映像も、物語の暗さ、救いの無さにマッチしている。 蟹工船の悲惨さを、当時の技術でここまでしっかりと映像化したのは脱帽もの。 役者である山村聰、監督としてきっちり仕事しているが、出演する必然性はなかったかも。物語の根幹に関わるものではなく、いろんな過去を持った乗組員の一人という役回りで、全体の中で本来そんなに出番があるべきではないのだが、ちょっと存在感を出しすぎ。 役者が監督ということで、出番を多くできず、無理して存在感をだそうとした感じで違和感があり、監督に徹するか、大事な役に回るか、どちらかにして欲しかった。 それ以外は、しっかりとした構図、演出、展開で、文学原作の映画として、独自の解釈や演出は控えめにして、真面目にそのままの雰囲気を出すことに成功していると言える。 ただ、原作の重さ、暗さがそのままの迫力で表現できてしまったため、後味の悪い、楽しめない映画でもある。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-02-13 17:40:51)(良:1票) 1.原作に忠実に。最後まで救いも無く、慈悲も無く、使役される労働者の絶望と怒りを描いています。ただあの原作に忠実なので、やや物語の筋が面白く無いのが個人的にネックでした。音声が非常に悪いのも物語をキチンと把握し辛い事に繋がってしまっていてやや残念です。これは時代の問題なので仕方が無いですが。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-10-26 23:18:25)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS